Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

言の葉の庭

『言の葉の庭』 予告篇 "The Garden of Words" Trailer 2013年の新海誠監督作品「言の葉の庭」。 新宿御苑の木々が正確に描かれていたり、 雨に濡れた街の様子や 空や雲の美しさ、 雨の降りかたそのものの描写が 何とも言えず魅力的だったり この雨の季節に…

甘やかな雨

小雨と小止みを繰り返すお天気のなか お客様宅の植栽リニューアルをさせていただき、 何とか完成後に戻ってきた葉守。 雨量がこんなに増えてくる前に やりおおせられて良かった… という安堵感と達成感で眺める雨の庭は美しいです♪ トレイテーブルに広がる雨…

Jamesさんに聞いてみよう。

葉守ホームページ の「this month’s offer」で ブルーベリーのことをUPしたのち、 いろいろチェックしているうちに James Prigioniさんによる おすすめ果樹の楽しい動画を見つけました! ブルーベリー、ラズベリー、ストロベリーが 育てやすい果物の 彼のイ…

ヤマモモのソーダ

怪しい部分がある実は取り除きつつ 塩水と流水できれいにきれいに洗った後、 キッチンスケールで計量。 なんと1.2kgもありました! ル・クルーゼ(その他琺瑯鍋なら何でも)に投入し、 水とレモン汁半個分と 砂糖(今回は梅仕事で残った氷砂糖を使用)を入れて火…

ヤマモモの収穫

遠目にもよく目立つようになった ヤマモモの実。 カラスたちが時々 上の方の実を偵察にきていましたが、 中程から下はわりと無傷で なかなかの数が残ってます。 取り尽くした訳ではないのに この収穫量…! 木を揺らすほんの少しの振動でも ポロッと落ちてし…

四葩の露

「四葩(よひら)」とは紫陽花の別名で 4枚の花弁(を持つ花)という意味。 とはいえ 魅力的なこの「装飾花」は 実のところ萼片なのですけれど。 中心に潜むのが 「両性花」と呼ばれる真の花。 開いてくると、 小粒ながら きちんと雌蕊雄蕊を備え持った 立派な…

菌糸ネットワーク!

目からウロコが落ちるような、 でも 葉守で ムクロジその他の樹木のありようを見ていると ストンと腑に落ちるような。 これは非常に重要な動画です。 利他的に生きる。 植物のその基本行動の、 なんと最先端でカッコいいことか! 宇宙の法則に とうの昔から…

梅雨の晴れ間

何日か続いた鬱陶しい梅雨空が遠のき カラッと&サラッとした、爽やかな週末。 この時期やや殺風景な彼岸花群落の中に ピンクアナベルをプラスしました! 基本 白とブルーの世界に、今年はピンク味がちらほら。 (上のピンクアナベル導入は人為的ですが、 こち…

杏と梅

適切な収穫時期がとても短い杏(あんず)。 今日 何とかタイミングが合い、 脚立に登ったり 高枝切り鋏で枝ごと切ったり 既に落ちているのを拾ったり(笑)… ともかく収穫することができました! 擦れた傷や 虫の噛み跡があるものもありますが 数えてみると 合…

葉色のいろいろ

白花ホタルブクロが遅がけに咲いたそばに 白い覆輪(縁取り)のギボウシが 存在感を示しだしました。 ブルーがかった大ぶりの葉のギボウシも 大きく育ってきて。 美しいライムグリーンのギボウシ。 来月あたりに芳しい香りの花を咲かせる ギボウシ'タマノカン…

彩りチップス

昨日収穫したじゃがいも各種で ポテトチップスを作ってみました。 皮を剥いてから スライサーで薄い輪切りにし しばらく水で晒したものを並べ、 ペーパータオルで水気を拭き取ります。 フレッシュな油で カラッとなるまで揚げていきます。 カラフルな色が一…

early summer harvest

葉守サテライト・ファーム(=実家の菜園)で育ててきたじゃがいもが そろそろ収穫の時を迎えました。 梅雨入り前に収穫するのがポイントのようです。 慎重に 畝にスコップを入れて 地下の実りを実感する瞬間! ‘シャドークイーン’、なかなかの出来です。 暗紫…

grow our own

自宅の2階ベランダは 冬の間荒れたまま放置されていたのですが、 五月初旬に一念発起し 6種類の野菜をプランターに植えてみました。 夏野菜は みるみる元気に育ってくれるのが楽しいですね! 結果が目に見えてわかりやすい、 というのは結構重要なことです。…

庭のグルーミング♪

いろいろなものが繁ってきて 少し暑苦しさを感じるようになってきました。 小径も通りづらい… …っていうか 見えない!! 茶色に変色した花がらをつけたホタルブクロや 花が散って種をつけつつあるオルラヤが、 先日までとは打って変わって 見苦しく思えてし…

Rosaceae(バラ科)の季節

今年も美しく咲いたセント・エセルバーガ。 2020年のこの状況を ピーター・ビールスさんなら どう思われただろう… と考えずにはいられません。 たっぷり蓄えた花弁と芳しい香り。 ケチケチしなさんな、と語りかけているような 豊かさを具現化したような存在…

le temps des amélanchier

葉守よりも一足先に 実家のジューンベリーが真っ赤に色づきました! そう来ると、摘まずにはおれなくて… ほんの少しだけ プレザーブスタイルのジャムに加工してみました。 何回めかのご紹介となりますが… 実から軸を外しつつ 鳥につつかれた跡のあるものや …

オーガニックにしか光明は無い。

Virtual Chelseaのさまざまなコンテンツの中で 一番心を打たれたのがこの動画です。 (←到底 全部の動画は見れておりませんが) 本来 この世界は完全無欠な生態系であったのに、 余計な化学肥料を加えたり 化学薬品で虫を殺したり… ロクなことをしてこなかった…

Frutti di bosco

…「森のフルーツ」をイタリア語でそう呼ぶのだそう。 足元に散りばめられている ヘビイチゴの間隙に目を凝らすと 先代の時代から脈々と受け継がれている 昔懐かしい小粒のイチゴ。 着実に色づきが進んでいます! 花が散ったあとのブルーベリー。 少しずつ 少…

Chelsea Week 真っ只中。

5/18(月)〜23(土)に開催されている web上のチェルシー・フラワーショーも 折り返し地点を過ぎました。 出場経験豊富なガーデンデザイナーが 自らの集大成的な(リアルな)庭を紹介している中で この石原和幸さんは 「決して完成しない庭」という 現在進行形で…

ムクロジの目覚め

ほかの高木に遅れること 約ひと月半、 ムクロジに若葉が繁ってまいりました。 最終的には各々 長さ10cmほどになる葉っぱですが 幼年期には まだ可愛らしいサイズ。 まだ混み合い過ぎていないので 非常に清々しい状態です。 さすが、この庭の盟主。 力強い希…

雨の葉守(その3)

低木や下草類が ちょっとワサワサしてきて 通りにくくなってきたところも。 特に 露を含んでいるときは… 雨が上がったら 要所要所でトリミングしなくちゃ。 オルラヤは次々と咲いてくるので まだまだホワイトガーデンは続いていってくれそうですね…! ギボウ…

雨の葉守(その2)

里庭のレモンの花が これまでで一番たくさん咲きました! あたり一面に漂う 芳しい香り。 甘夏の方にも あまり数は多くないものの 花を咲かせた跡が見られます。 森庭に戻って またパトロール開始。 コバノズイナが まもなく満開となり 一段と白く、まわりを…

雨の葉守(その1)

久しぶりのまとまった雨。 窓に映る景色は まさに滴るような緑・緑・緑…! 中高木の葉が出揃って 緑量が飛躍的に増したこの庭に、 オルラヤの白い花々が 清楚で爽やかな風情を添えてくれています。 アカシデの幹が 雨に濡れると くっきり黒く見えるので、 白…

Virtual Chelsea!

軒並み中止となっているイベントの中でも 残念度が極めて高いと思われていたであろう、 チェルシー・フラワーショー。 RHS(英国王立園芸協会)からのニュースレターで ヴァーチャル版が開催されることを知りました。 5/18(月)から23(土)までの6日間 最初の日…

ハニーサックル‘ゴールドフレーム’

自宅の塀のところに植えているスイカズラが 次々と開花中。 このシックな暗赤色の蕾が 膨らむに連れて 明るく変わってきて 花開いた時には え? ワタクシにそんな黒歴史ありましたっけ? …ってな感じの華やかな面持ちに! 品種名の「ゴールドフレーム」は go…

ひと安心…⁈

葉守のデッキに置いているヤマシャクヤク。 先日に続いて 二輪めが開花しました! …ん? その足元に落ちてるのは… さくらんぼの種! 鳥たちが いつの間にかやって来て 赤く熟した実を啄んでいったようですね。 ひとまず 鳥たちがまだ無事でいてくれて良かっ…

初夏への序章

一番奥のヤマツツジが 何とも言えない良い色のアクセントとなってくれている森庭。 ふと気付くと 足元の下草類のボリュームが増し、 全体的に10cmほど上にせり上がってきたように感じられます。 オルラヤの白い花が あちらこちらで咲き始め 色濃くなった木々…

Le Temps des Cerises(写真追加しました!)

暖地サクランボが 徐々に赤く色づいてきました! 狙いに来ているはずの 鳥たちの気配があまりないのは どうしたことでしょう? (電磁波が強まったせい…? これはこれで かなり心配です。) ツヤツヤの赤い宝石! そりゃあ、山形のさくらんぼには敵いませんが …

Jardin des Iris

実家の庭で アイリスの小群落があちこちに立ち現れてきました! まるで 暦が皐月に入ったのがわかっているかのよう。 元・幼稚園の年少クラス「あやめ組」としては 密かに肩入れしている花でもあります。 (もはや半世紀以上前の記憶…) ここの染めの鮮やかな…

RhododendronとPaeoniaceae

青空を背景に 華麗に咲き誇るシャクナゲ! 蕾が膨らんでいく過程も ワクワクさせてくれるこの花。 同じ科だけあって ひとつひとつの花はツツジそのもの。 この科の特徴である 合弁花(花びらが分かれていない)となっております。 ツツジ ‘老いの目覚め’は 目…