Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

2022-01-01から1年間の記事一覧

年の瀬の葉守

森庭のイチョウは 葉も実もすべて落としきって スケルトンのすがすがしい冬姿になりました。 今年も余すところ なんとあと二日。 この二十年ぐらいの体感として 時の流れに加速度がついて止まらなくなっているので 正直言って今年は3か月ぐらいしかなかった…

見直しの秋

遅かった秋の訪れも、 一旦突入すると 日に日に深まっていくのを感じます。 紅葉・黄葉の量が 見るたび毎に増していくような… (ちょっと大袈裟) さて 弊社ホームページのトップには 毎月 this month's offerとして そのときどきのおすすめ情報をあげてきたの…

秋のオープンガーデンご報告④

ただただ皆様に この庭空間に身を置くひとときを愉しんでいただきたい… という思いだけでやっているこのイベント。 かなりの道楽、 あるいは 酔狂 という風に捉えられているかもしれませんが… (まあ、そうなんでしょうね) 何で…❓と自問してみるに、 きっと …

秋のオープンガーデンご報告③

2020年春のオープンガーデンでの展開を予定していながら 世の情勢を鑑みた結果 中止の已む無きに至った 長谷川陶房作品の展示でしたが… この秋のオープンガーデン催事において 久しぶりに ようやく実現することができました❣️ 催事全体の隠れテーマ「夢のつ…

秋のオープンガーデンご報告②

「里庭」では秋らしいカラフルな庭を表現したくなり、 いつもメンテナンスを手伝ってくれているNさんに プロデュースをお願いしました。 秋色の寄せ植えや ハンギングバスケットが 空間を彩ります。 グリーン主体のものもオベリスクに掛けて 立体的な構成に…

秋のオープンガーデンご報告①

9/24(土)25(日)の両日、三年ぶりに オフィシャルな形(❓)でのオープンガーデンを催行いたしました。 ちょうど花盛りを迎えた白い彼岸花。 その群落の只中に身を置くひとときを楽しんでいただこうという趣向です。 過去9年間の傾向を踏まえて ベストな開花時…

「秋のオープンガーデン」のお知らせ

9月に入り、朝夕は多少過ごしやすくなってきましたね。 世の情勢もゆっくりと良き方向へ向かっているとかいないとか… 待っているだけではもどかしいので、自ら動き始めることにします❗️ (* 画像は全て昨年度までの同時期のものを使用しております。) 2020年…

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

46年来の こちらからの一方的な知己を誇る、 ブライアン・イーノ先輩。 京都で開催中の 氏の 音と光の展覧会へお伺いしてまいりました。 BRIAN ENO AMBIENT KYOTO https://instagram.com/ambientkyoto?igshid=NmZiMzY2Mjc= 旧・京都中央信用金庫の建物 一棟…

陰の支配者⁉️

緑がまた一段と濃くなった森庭。 そこで飄々と曲線を空中に描いているのは… …ヤブマメの蔓! 草から樹木へと触手を伸ばしていたり 徐々に しかし着実に高みを目指していたり 群れ咲く花には乗っかるようにして 縋りつく相手が無くても とりあえず伸びてゆき…

梅雨はどこへ…

約二週間という前代未聞の短さで 九州南部・東海・関東甲信が梅雨明けしたという今日、6月27日。 ほぼ同じような天候の傾向が続いている ここ近畿や他の地方も追随するのは時間の問題かもしれません。 (追記: 翌28日、きっちり追随いたしました) 降るべきと…

そして、雨の季節へ。

毎年のことですが、 この時期 咲き終わった栗の花が 際限なく落下してまいります。 栗の樹下 半径5〜6mの範囲にある中低木という中低木、 下草という下草は ことごとく その洗礼を浴びているのでした。 絡みやすかったり 乗っかっていやすかったりするところ…

バニーさんによるチェルシー振り返り。

2年ぶりの5月通常開催となったチェルシー・フラワーショー。 審査員であるBunny Guinnessさんが 今回もお立場をフルに活用して ショーガーデンのいくつか(厳密にはまだ完成前の状態ですが)を 丁寧に紹介してくれています。 デザイナーとの会話も楽しいし、…

チェルシー開催中!

イレギュラーだった昨秋の開催からまだ日も浅い気がしますが、 何事もなかったかのように 2022年のチェルシー・フラワーショーが開幕しております❗️ すべてが通常運転に戻っているようで 庭好きの人々の喜びが弾けているのが伝わってくるようです 最初のはRH…

わらび三昧(*追記あり)!

ご近所の方が郷里で摘んで来られた蕨(わらび)を たっぷりとくださいました❗️ しかも、今期二度目✨ うれしすぎる 前回は当方を甘やかしていただき アクを抜いてある状態のものをくださったのですが、 今回はまさに摘みたてホヤホヤなので 自分たちで処理を行…

Paul Noëlに魅せられて

耐陰性もそこそこある強健な品種でありつつ 派手すぎない優美さを兼ね備えた、 バラ‘ポールノエル’。 1910年に作出された ウィクラーナ(テリハノイバラ)系のランブラーで、 枝ぶりの柔らかさは特筆に値します。 (要は、しなやかなので誘引がしやすい) この…

fragrant garden

アマナツの花が一斉に咲き始めました。 これまででいちばんの花つき! あたり一帯に ジャスミンにも似た芳香が漂います。 今は亡き「大中」の香りという説も…(笑) ノイバラも順々に咲いて… 仄かなノイバラの香りに包まれて ほっこりするフクロウ(笑) カ…

白花の季節

ハイノキの蕊からは花粉の黄色がほぼ失せて 花全体が白いホワホワに見え、 ちょっと幻想的な雰囲気に。 ピンクッションのようなコデマリ。 どんだけピン刺してんのよ…と言いたくなります(笑) ブルーベリーの花はそろそろ終盤かな。 ドウダンツツジ。 似て…

オープンガーデンのご報告

16・17日の土日、 春のオープンガーデンを催行させていただきました。 足をお運びくださいましたみなさま どうもありがとうございました! ヴェロニカさんから頂戴したハナズオウは 大きめの甕に投げ入れて、 このエントランスのほか 庭にも何箇所か配置させ…

業務連絡です。

週末のオープンガーデンを前に 里庭のフジもいい感じに咲き進んでまいりました! この投稿をInstagramで見る ガーデンアトリエ葉守(@gardenatelierhamori)がシェアした投稿 Webサイト刷新作業の方はまったく進んでおりませんが・・・(;゚Д゚) ひとまず独自ド…

オープンガーデンのご案内

オープンガーデンを下記の通り開催いたしますので 春の一日 心地良い風と光、 そして 木々や草花の生命力を 感じにお越しくださいませ。 とき: 2022年4月16日(土)・17日(日) 午前10時〜午後5時 ところ: ガーデンアトリエ葉守 兵庫県西宮市上甲東園2-5-5 ・ …

コブシの終活、そして水温む。

関西学院へと続く「学園花通り」のソメイヨシノもほぼ満開となり モクレンやコブシ類は徐々に終盤を迎えつつあります。 葉守のコブシも 美しかった白い花びらに老いが忍び寄り、 茶色く変わって やがて散りゆくフェーズに。 駐車場と前面道路に散り敷かれる…

草の想い

ロックガーデンの傍らで ひっそり咲いていたヒメウズ。 花のサイズは5mmも無いぐらいで ミニチュア感満載! ピントを合わせるのが至難の業です。 キンポウゲ科ヒメウズ属またはオダマキ属。 確かに オダマキによく似た面持ちですね。 例によって 花びらと見…

春分の日の妖精茶会

(↑真ん中の三角マークを押すと、動画再生されます。) 占星術のマドモアゼル愛先生から 教えていただいた「妖精茶会」。 庭にいる妖精たちと仲良くなりたくて やり方のガイド冊子も先生のところから購入し、 タイミングが許すかぎり この何年か ささやかに し…

RHSの長靴

RHS(英国王立園芸協会)のロゴが ガッツリ入ったこの長靴。 実は 15年以上前に チェルシー・フラワーショーで なんとなく買ったキーリングです。 デスク周りに なーんとなく長年転がして 眺めるとはなく眺めていましたが、 これ、 あの子にちょうどいいんじゃ…

よくわかんないのですが…

試験的にInstagram始めてみました! 小ネタ集としての位置付けですかね。 基本的にオチのないものは好きじゃないので 複数の写真で オトしてまいります(笑) なので ぜひ 写真はめくってみてくださいまし。 View this post on Instagram A post shared by …

サクラ属前線

ケラスス(サクラ属)とプルヌス(スモモ属)の分類は 国や時代によって 種の範囲が異なってきたらしいですが。 欧米の方式に則って 長らくすべてプルヌスだと思っていましたが、 サクラの品種がたくさんある国にふさわしいのは ケラススの採用のようです。 詳し…

放置にも負けず

自宅の犬走りに置いたテラコッタ鉢は 限られた時間帯にしか日当たりが無いのですが… 今年も水仙「テタテート」が 見事に咲きました! もう何年になるのかわからないほど植えっぱなしで 水やりは天然の雨水のみ。 こちらも すごーく狭い(10cmないぐらい)土部…

THE SECRET GARDENのその後。

2020年からずっと日本公開を待ち続けている 映画「ザ・シークレットガーデン」。 それから全く情報が伝わって来ないなぁ… と悶々としていたのですが(笑)、 意を決して 配給元のキノフィルムさんに問い合わせをしてみました。 すると、なんと…! 今秋 キノ…

桃始笑(ももはじめてさく)

二十四節気で言えば「啓蟄」の時期にあって 今日からは その二番目の候にあたる「桃始笑」。 ももはじめてさく…と読むのだそうですが、 寒肥やりにお邪魔させていただいた とある幼稚園庭の桃の花は 春が足踏みしていたせいか まだ開花せずに こんな蕾の段階…

アネモネの処世術

春を告げる球根花の筆頭は アネモネなんじゃないでしょうか? (諸説あり) 肉眼で見ていると あまりわからないのですが、 花びらの外側は こんなに毛羽立っていたのですね。 いや 実は この花、 花びらに見えるところは「萼」であって 厳密に言うと花びらは無…