「四葩(よひら)」とは紫陽花の別名で
4枚の花弁(を持つ花)という意味。
とはいえ
魅力的なこの「装飾花」は
実のところ萼片なのですけれど。
中心に潜むのが
「両性花」と呼ばれる真の花。
開いてくると、
小粒ながら
きちんと雌蕊雄蕊を備え持った
立派な花なのがよくわかります。
雨のあとには
シャロー・カップのひとつひとつに
水滴がぽってりと鎮座ましましております。
部分〜全体へと広がる
隙のないカラースキーム!
美しすぎて くらくらしちゃいますね。
一瞥だけで済ますのはもったいない、
複雑な小技に満ちた佇まい。
装飾花弁のテクスチャーがまた
繊細な魅力を引き立てているのです。
他の別名に
「七変化」/「八仙花」というのがあるのもうなずけるありよう。
純白で小ぶりの品種、シュガーホワイト。
(たまたま環境により小ぶりになっているのかもしれませんが…)
これは「手毬花」という別名がぴったりきそう。
こちらのピンクアナベルは
四葩ではありませんが、
雨に洗われて
一層彩りが鮮やかに。
ピンクが咲き進むにつれて
微妙な淡ピンク〜淡ライムグリーンへと変化するのも見もの。
大映しで見ているうちに
何だか
クリスマスローズにも見えてきました…!
よろしかったら
ピンチアウトでご覧になってみてくださいまし。