46年来の
こちらからの一方的な知己を誇る、
ブライアン・イーノ先輩。
京都で開催中の
氏の 音と光の展覧会へお伺いしてまいりました。
BRIAN ENO AMBIENT KYOTO
https://instagram.com/ambientkyoto?igshid=NmZiMzY2Mjc=
旧・京都中央信用金庫の建物 一棟ごと
イーノ先輩の世界に染め上げられています。
イーノ先輩の世界に相応しいしつらいとして
ポイントポイントに
盆栽と景石が置かれているのが効いています。
こちらは樹齢おおよそ70年のアカマツ。
ひとつ前の画像は、ハゼノキと菊花石。
これらはすべて
京都で「現代盆栽」を主宰しておられる
川﨑仁美さんによる作品。
https://www.gendaibonsai.com/profile/
仄暗い設置場所であることもあって
週替わりで 違う作品が置かれているようですね。
これは 台湾錯甲藤(サッコウフジ)だそう。
↓詳しくは 随時こちらで紹介してくださっています。
https://instagram.com/gendaibonsai?igshid=NmZiMzY2Mjc=
今回のキービジュアルのパネルが飾られたこの空間は
観客がひと息入れるためのサロン。
ここに置かれたノートを覗くと
イーノ先輩への「長生きしてくださいね」という日本語メッセージが筆ペンで…(笑)
…まったく同感です❗️
刻々と色が変化していくLIGHT BOXES。
時間の制約(自分自身の)がなければ、
おそらくずっと見ていられたことでしょう。
信金時代に使われていた金庫の扉に、
照り返す鮮やかな色変化。
絵柄と色が変わりゆくこの作品は
薔薇窓のステンドグラスを思わせます。
(以上 館内撮影におきましては
シャッター音をたてないよう、
苦し紛れにSODA(アプリ)を使用。)
作品全般に感じるのは
ある種のサービス精神と言っても差し支えないかと思います。
しめやかに香るポプリと 安らかな音色。
こんなところにまで 気を遣う先輩…
入るときには気がつかなかった、
このメッセージ。
さすがは サービス精神満点の、発明好きイーノ先輩。
一見割と普通にも聞こえる言葉ですが
アーティストにとっては
生きる指針となり得る金言ではなかろうか。
とうに折り返しを過ぎ
クロージング間近かも知れない
あなたや私の人生ですが、
この今生の旅で出会うことができて(甚だ一方的ですけど)
本当に面白かったし 楽しかったと思いました。
(…まだまだ 終わらんけどね。)