毎年のことですが、
この時期 咲き終わった栗の花が
際限なく落下してまいります。
栗の樹下
半径5〜6mの範囲にある中低木という中低木、
下草という下草は
ことごとく その洗礼を浴びているのでした。
絡みやすかったり
乗っかっていやすかったりするところには
びっくりするほどの量が溜まっています!
梅雨入りの合図と言われる
「栗花落(つゆり)」現象を
目の当たりにしているという訳なのですよ。
近畿地方も もうまもなく発表となるのでしょうね!
栗の樹下から少し離れたウッドデッキでは
この洗礼からは免れていますが、
別の受難が待ち受けていたりします…(笑)
そんな中でも めげずに
鉢庭のヤマアジサイが咲いてきましたね。
こちらの鉢庭は
ナチュラルさに磨きがかかり…
ワイルド方面に舵を切りながらも、
今年も律儀に
ユキノシタの花を咲かせました。
それにしても
どちらの長手鉢も いつ見てもカッコいいなぁ。
さすがは 長谷川先生作品です!
ムクロジの樹下エリアでは
アジサイが妍を競い出し…
ベンチ脇のヒメアジサイが
不思議なミックスカラーで存在感を示しています。
昨年まではフロントヤードの一株に
このようなカラフル・シェイブドアイス的傾向がありましたが
今年はなぜかここ…!
アナベルも
ヒメアジサイも
今年は低調かな…と踏んでいた割には
土壇場で意地を見せてくれた気がします。
ピンクアナベルは
結局 ブリキ鉢にこんもりと植え、
デッキ上で 愛でてやることに。
写真では伝わりきらないかとも思いますが、
高木の梢をわたる風や
木漏れ日、
葉ずれの音の折り重なり。
そして 足元に綾なすアジサイの群落…
ありきたりなようで
実は
ここ葉守だけに許された特別な時空間なのだと
身をもって感じます。
そりゃあ それなりの手入れはしておりますが、
それだけでは到達し得ない
人智を超えたピースフルな特別の場所…!
多少大袈裟に言うと
そういう庭になったんだと実感した今日でした。
関わりのあるすべての人々の想いと
やすやすと繋がることができる、
スピリチュアルな庭空間だと 本気で思えておるのです。