長い梅雨で陽光不足となっている森庭に
ルドベキア'タカオ'のポジティブな黄色が
お日様の代わりの如く
辺りを明るく照らしてくれています。
人間の目には見えない
美味しい蜜を求めてそこへやって来る虫を
待ち構えて狩ろうとしているカマキリ…
何ともすごいシステムです!
今の時期
黄色が加わらない世界は
ドヨーンとして見えてしまいますね。
里庭には、
系統の異なるルドベキア'ゴールドストラム' 。
花びらが細く ちょっと大人っぽい雰囲気です。
その近くでたおやかに咲いてきました。
オミナ=女を意味するのですが
ひと回り大ぶりで白い花を咲かせる「オトコエシ」もあるそうな。
でもやっぱり この黄色がいいなぁ。
そんな黄色い花のありようにも似た
天才・弘田三枝子逝く…
このjazzyな表現力!
55年ぐらい前、18歳当時のパフォーマンスですが
今に至るまで これを超える人はほぼ出現していないのでは?
国民栄誉賞などというものがまだ効力があるならば
国民を長年元気づけてくれた
こんなパワフルでソウルフルなシンガーにこそ差し上げて欲しい…
全盛期、もしもアメアイ(American Idol)なんかに出てたら
優勝候補間違いなし!…だったことでしょうね。
微かに記憶している、このピチピチ時代。
その後の華麗なるメタモルフォーゼの衝撃。
キワモノ扱いが悲しかった晩年。
ほぼ全てを見てきた自分にもびっくりですが…(笑)
パンチが効いた特上の歌唱力とともに
どこか健気で控えめ(天然?)な雰囲気があり
メンタルをやられてそうで実はやられていなかった強さを感じます。
(←初期の頃 才能を妬まれて、
容姿をひどく貶されるイジメに遭っており
変身したらしたで、激しくイジられ続けた生涯。)
とにかく、彼女にとっては「歌うこと」がすべて。
繰り言や恨みがましい思いは全部昇華させて…
何だか潔く、カッコよかったです…!
R.I.P.、ミコさん。