しばらくお客様宅の作庭工事が続いており、
葉守の庭のケアをしたり
のんびり庭を眺めながらお茶したり
…なんて時間から遠ざかっているこの頃。
それでも、
眺めなければもったいない春の兆しが
あちらこちらで露わになってきているようです。
まさに
親は無くとも 子は育っていくのですね。
十月桜の花色が
一層艶やかさを増してきたような…
春のブルーガーデンのために仕込んでいるネモフィラ。
元気にモリモリ育ってきつつあります。
よしよし、その調子…!
「福寿草」という名は
あまりに「和」ころびですが、
日が照っている間だけ花弁を開いて
盛んに虫を誘引してるらしい…
なんか隅に置けない感じの 魔性が漂います。
魔性ちゃんでありながら、
早春にいち早く花を咲かせて 葉を出し、
地中部に養分を蓄えたら
夏までに地上部は枯れてしまう、
儚き“スプリング・エフェメラル”(春の妖精)でもあるのですよ。
スノードロップもまた
スプリング・エフェメラルのひとつ。
こちらは
うつむき加減の慎ましい姿が
なんとも愛らしく。
少しの時間でも
手を入れると 俄然
風景が輝きを増すことはわかっているので、
短時間でできるワンポイント作業として
アプローチの小径に
これまでも居た株に加えて
スノードロップの増強を図ってみました。
小さなこの花の存在が
滑走路の誘導灯のように並んで
春本番への希望を 心に灯してくれます…!