庭で咲いている水仙の中で
長い茎が折れたり倒れたりしてしまったものを摘み取って、
長谷川徹先生作の四角い花器に
低めの背丈で生けてみました。
縁で頭の重さを支えさせなければならないので
全体をバランス良く形作るのが やや難しい…
水仙のすらりとした姿そのままだと
こんな感じ。
富永順子さん作のウッドブロックの花器に
ごくシンプルに。
(葉っぱもひと筋添えようかと思いましたが、
中に試験管を仕込んであるタイプなので
キャパ的に断念。)
足元に添えたのは
ホルムガードのハート型ガラス花器に
木瓜の花を少しばかり。
椿を無造作にあしらった
長谷川先生の一輪挿し。
こちらは 口が広め(ボウル状)の
花留めつき花器。
落ちてしまった椿の花も浮かべて。
白いクリスマスローズは
少し小ぶりの同種の花器に挿してみました。
水面や空間に「余白」が生まれるのが
この長谷川先生作の花器の素敵なところですね。
アイアン作家・松岡信夫さんの作品には
紅梅のひと枝を。
この作品は
以前 MIGIWAさんで一目惚れして
購入させていただいたものです。
多分 この状態は裏使いになっちゃってるんだと思いますが、
いろいろ試行錯誤の結果
投げ入れた花をこのシチュエーションで生かすには
この向きの方がいい気がしております。
玄関の靴箱上には
4年ほど経過して自然な趣きを増した鉢庭。
(長谷川先生の長手鉢使用)
ありのままの 今の季節のありようを伝える
小さな庭景色となっています。
鳥かごから逃げた鳥が
枝先に遊んでいる…というストーリーを
即興で考えたディスプレイ。
手持ちの品々を上手く組み合わせて
何か新しい魅力を作り出していく作業って
本当に楽しい…!
以前にお伝えしたヒヤシンスの
今の様子はこんな感じに。
咲いたときの花の写真を添えて
期待感を高めようという手法(笑)
モリモリ花が咲ききった状態よりも
今ぐらいの段階のワクワクが好きだったりもします。
こちらも 洒脱な雰囲気の長谷川先生作品。
冬の中の小さな春を表現いたしたく。
庭から植物を少しいただいて
そんなことができるのが何とも愉しく 、
また 何事にも変えがたいよろこびに思える訳です。
Daumのトルソー型クリスタルと
赤いサンキャッチャー。
冬の低い軌道の太陽光が透過する
キラキラ美しい彩りに魅せられますね。
玄関入ってすぐの
伊東医院メモリアル・コーナーにも
芳しい香りの水仙を手向けて…
みんな伊東先生がお植えくださったお陰なのですからね。
それを我が物顔で
享受させていただける この幸せ。
心より ありがたく うれしく
みなさまにもお伝えしたく思った次第です。