毎年 自宅のスモールガーデンで
一重の盃状の
可憐な花を咲かせてくれる このツバキ。
硬い蕾がぷっくりと膨らんでほどけ始め…
開ききるまでは
ピンクの侘助のような風情もありますね。
品種がはっきりわからないまま
ここまで来ましたが、
やはりどうしても知りたくなって
ネット上の図鑑などで調べてみることに。
おそらく…ですが、
この子の名前は「秀蘭」です!
アメリカで作出された
八重咲き品種「ピーターパン」の
自然実生として
日本で生まれた品種…
だそうです。
http://aquiya.skr.jp/zukan/Camellia_japonica/Camellia_japonica_Shuran.html
ツバキの花は
花びらを散らさずに
花ごとポトリと落ちるのですが、
こんな﨟たけた状態で
朽ちていくのを待っているのでした。
ひっくり返してみると、
花びらと雄蕊が
根元で合着していることが
よくわかります。
そうして
萼と雌蕊だけが こんな様子で残って
やがて実を結ぶ…という訳です。
自然の摂理の、
何という無駄のない美しさよ。