Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

香りでお出迎え…予定。

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明日・明後日と

プチ・オープンガーデン開催予定の葉守。

 

このところ仕事が立て込んでいたので

ほぼ一週間ぶりに庭をじっくり眺めてみると、

ムクロジがすっかり芽吹いているではありませんか!!

 

 


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まだ幼い葉は 可愛らしいサイズ感で

なんとも瑞々しくて明るい緑。

 

良く見ると まだ前年の実がしがみついてますね…

ですが

ウッドデッキ上に降り注いだ

夥しい実の数を見たら、

落ちきるまで もう時間の問題なのがわかります。

 


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森庭入ってすぐのところで

訪れる人ををお迎えするのは

カラタネオガタマ

 

直径3cm弱ぐらいのコンパクトな花を咲かせる

モクレン科の常緑樹です。

 


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英名:バナナブッシュ、バナナツリー

の名の通り、

完熟バナナのような芳香を漂わせています!

 

クリーム色の花弁のまわりには

紅色の縁取りがあり

なかなかのおしゃれさんでもあります。

 


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里庭では 

甘夏や

 


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レモンも 花盛り…!

 

柑橘の花から漂う爽やかな良い香りは

初夏の庭にぴったりだと

感じずにいられません。

 

 

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イングリッシュローズ

‘ジュード・ジ・オブスキュア’からも

「時おり強烈なシトラス香の混じったグアバと、

甘口の白ワインを思わせる香り」

(David Austin社による表現)

が 惜しげもなく漂ってきています!

 

語彙力すごい…(笑)

 

 

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春ほど 決め決めの庭景色ではありませんが、

今この時しかない

植物たちのパフォーマンスを

お楽しみいただければ幸いです。

 

5/15(土)・16(日)

10:00〜17:00

雨天決行ですが 、

みなさまの念がまとまれば

程よく庭日和の時間帯も増えてくるかと思います。

 

よろしくご協力のほどを…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プチ・オープンガーデンのお知らせ

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先月 わりとこっそりめに催させていただいたオープンガーデンですが、

ご興味のある方に

5月の様子もご覧いただきたく

急遽開催することにいたしました。

 

5/15(土)・16(日)の両日

10:00〜17:00の間

ご自由に庭をご覧ください。

 

ちなみに 雨天決行です。

現時点で予報はあまり芳しいものではないですが

本気で念じ続ければ

きっと やみ間に光が差すときも訪れるでしょうし、

小雨ぐらいなら 雨の庭もまた乙なもの。

 

…と思える

ポジティブ・シンキングができる方が好きです(笑)

 

 

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オルラヤなどによるホワイトガーデンの中に

ホタルブクロの藤色(〜ピンク)が散りばめられ、

運が味方してくれれば

ベリー類がちょこっと色づいてきてるかな…?

 

ま、あるがままの「今」をご覧いただるとうれしいです。

 

感染症対策はひと通り実施いたしますが

基本的にはこちらの内容に賛同しています↓

https://www.bitchute.com/video/4nZ7mCblGjwf/

あらゆる情報を自ら取りに行き

ご自身の頭で考えて状況をご判断いただければ幸いです。

 

 

 

 

Mother’s Day 2021

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緊急事態宣言延長のさなかではありますが

いえ

そんな時だからこそ。

 

家族や親しい人々との繋がりを

大切にすべきなんではなかろうか。

 

 


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ヴェロニカさんに

母の日アレンジメントをお願いし、

それぞれの母に

自分たちで届けることにしました。

(http://www.velonica.jp)

 


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いつもながら

シックさと華やかさのあんばいが素晴らしく、

とても素敵に仕上げてくださっています!

 


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こんな微妙な(もちろん良い意味で!)

ニュアンスカラーカーネーションがあるのですね。

 


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冒頭のアレンジメントで使われていた

ユウギリソウに代えて、

こちらの作品では

藤色の八重咲きトルコキキョウが

フィーチャーされています。

 

うーむ、

どっちも素敵!

 

大人っぽい雰囲気の

おしゃれな花の贈りもの。

大人過ぎるぐらい大人な母たちが

喜んでくれたことは申すまでもありません。

 


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紫の穂は

アフリカン・ブルー・バジル。

 

美味しそうな香り!

 


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ダークバーガンディのスカビオサ

 

ピンクッションのようなこの花、

アップでじっくり見てみると

まったく違うものに見えてきます。

 

立ち現れてくるのは

想像を超えた妖しい魅力…!

 

 

ヴェロニカさんには予算だけお伝えして

あとはおまかせで注文させていただいているのですが、

長いお付き合いゆえ 

私たち好みの作品に仕上げてくださり

本当にうれしく ありがたく思っております。

 

 


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プラスワンとして、

家からひと枝切ってきた

ヴァリエガータ・ディ・ボローニャ

母のバカラのベースに生けさせてもらいました。

 

これは…合う…!!

(自画自賛)

 


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先週木曜日に

綻ぶ寸前の蕾をご紹介させていただきましたが

その後 この花はこんな風に

次々と開花していっております。

 


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この美しさは 只事ではないと感じ、

ついついお裾分けしたくなってしまった次第です。

 

 

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交換留学生として

ひと枝もらって帰って来たのは

こちらのイングリッシュローズ‘ガートルード・ジェキル’。

 

何年も前に自分たちで植えさせてもらった苗が

毎年咲き続けてくれているので

うれしい限りです。

 

あー、これも良い香り〜♪

「濃厚なオールドローズ香」と表現されることが多いのですが

私たちは密かに

理知的な爽やかさもその中に感じ取っていたりします。

 

名付けの元となっている、

英国の園芸/作庭家

Gertrude Jekyll女史(1843-1932)の

分霊が

一株一株に宿っているのでは…と思いたくなります。

大丈夫。あなたのことは忘れませんよ。

 

 

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ここ何年か

自分たちの中でバラ熱は冷めきっておりましたが

やはり バラはいいなぁ…!!と

再び 思うに至った今年。

 

手はかかるけれど

気持ちに報いてくれるのがうれしいですね。

 

 

小さなおすすめアイデアとしましては、

ちょっと上のヴァリエガータ・ディ・ボローニャ画像のどれかにあるごとく

英名もしくは学名を筆記体で記入した名札を添えること。

 

がぜんフォトジェニックになるから

不思議です。

 

小津監督ではないけれど、

そもそも 自分の字が好きだという前提で語っているわけなので

他の人の書いたものをいいと思ったり

許したりできるかどうかにはまるで自信なし。

 

もっと歳をとって 何もできなくなってきたら

文字を書いてしんぜよう…とか

要らぬ押し売りをして 暮らそうかな…(笑)

(需要があれば、ですが)

 

 

それにつけても

母たちが元気で居てくれる ありがたさ。

 

いつまで続くかはわかりませんが、

そんなありがたい「今」を

たいせつに 慈しんで過ごしていければなぁ…

と 改めて思った今日でありました。

 

 

 

 

 

 

 

Orlaya grandiflora

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ゴールデンウィークを過ぎ

滴るような緑のなか、

葉守は

ホワイトガーデンの季節へと舵を切り出しました。

 

ノイバラやジギタリスとともに…

 


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庭のあちこちに点在して

ホワイトガーデンを下支えしてくれるのが

このオルラヤ(オルレヤ、オルレイアとも)。

 


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同じセリ科で

花材としてもよく使われる

「ホワイトレースフラワー」とも少し似ていますが

よく見ると全然違う、

メリハリのついた花弁構成。

 

 

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遠目にも白いマッスとして有効なのは

この花弁の力によるところ大なのでしょう。

 

葉守では

次に控える紫陽花シーズンへと

鮮やかな「どんでん返し」をしたいため

花後の種が付いた状態を長くキープすることはしないので

こぼれ種で咲いたものはごく一部であり

ほぼ毎年 苗を植え替えるという

もったいないことをしています。

 

圃場があれば良いのですが…

 

 

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自宅のささやかな庭でも

ホワイトガーデンを夢見て?

一斉に咲き誇ってきたオルレヤ。

 


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う〜〜…


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……ぱっ!!

 


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シックなセリンセマヨールとの

ツーショット。

 

脇役のようで主役を食う

杉村春子先生のよう…(笑)

 


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お客様宅でも

ホワイトガーデンを目論むオルレヤ。

かなりいい線いってます!

 

こちらでは

完全こぼれ種による循環が成功していて、

ご近所では初夏の風物詩として定着しつつある…

と勝手に想像しております。

 

容易にこぼれ種で育っていく植物なので

「自然界への逸脱に注意が必要」

という指摘もある訳ですが、

この時期

そちこちでホワイト・メドウが広がっていくのは

夢みたいな景色だろうなぁ…とも想像します。

 

まかり間違って

どうか「特定外来生物」に指定されませんように…

 

 

朝露のバラ

 

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一日中降り続いた昨日の春雨により

庭の植物がみんなイキイキと

朝の光を浴びて

胸を張っているのがわかります。

 

自宅の駐車場脇に植えた

ヴァリエガータ・ディ・ボローニャ

また然り。

 


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1909年にイタリアで作出された

オールドローズの半つる性品種です。

 


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濃いピンクと白の

特徴的な美しい絞り模様が既に立ち現れ、

芳しいダマスク香も もう隠しきれずに漂ってきています!

 


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今にも綻びそうな、ぷっくりした蕾。

 

以前カファレルで売っていた

flower budのチョコレートを思い出します。

 

これです、これ…!↓

最近見かけないのが残念ですね。

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(画像はcandynet.blogさんより借用)

 

 

 


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バフビューティ

 

1939年 英国で作出された

半つる性オールドローズの名花です。

 


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何種類かバラを植えるなら

彩りの点で必ずメンバーに加えたいのが

このアプリコットカラー。

 

ピンクだけでも 黄色だけでも

なんだかパッとしないなぁ…というとき、

助けてくれるのが この色なのですよ。

…あくまで 個人の意見ですが(笑)

 


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わが家では バラを楽しむため、

縦樋をカバーするように鉄筋を加工した

スリムな特製アイアントレリスを

何年か前に取り付け済み。

 

それの高いところで

ただいま開花しているのが、

ロココ」という

ドイツのタンタウ社から1987年に発表された

華やかなつるバラです。

 


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大輪のこの花、なかなか花もちが良く

かれこれ4〜5日は美しいまま。

 

蜜や花粉を求めて

ハナムグリも長逗留しておりました!

 

ふわひらのフリル花弁が

優雅この上ありませんね。

 

 

みなさまも街角のあちこちで妍を競っている

バラを眺めて

美しいこの季節をご堪能くださいまし。

 

 

わらび その後

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ひと握りの灰とともに熱湯に漬け込んで一晩。

わらびのアクは抜けてきた…かな…?

 


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何度も水を替えて 灰成分を洗い流し、

水が澄んでくれば完了…とのこと。

 

水に漬けたまま 夕方まで冷蔵庫に保管しておきます。

 


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さてさて…帰宅後、

https://www.kurashiru.com/recipes/5d9838d4-2790-45ae-8d2b-49297330f5ef

↑こちらのレシピを参考に

作ってみました!

(ただし 具とお米のバランスは自己流に変更)

 

ところどころピンク色なのは

レシピ通り 梅干しを入れたためです。

 


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もち米が入っていることもありますが、

わらびが入ることで モチモチ感が更に増しているような…

とっても美味しいです♪

 

元のレシピでは

筍・わらびともに市販の水煮を使うことになっておりましたが、

フレッシュなものを用いるのが やはりベストですね!

 

何を食べるかで

ヒトの将来は俄然変わっていくのだろうな、と

漠然と確信したのでした。

 

 

 

五月のバラ と バラ科たち

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朝夕の肌寒さがありつつ

日中動けば少し汗ばむ感じの

こんなゴールデンウィークの気候は

あまり記憶にない気がしますが、

それでも 順調にバラは咲いてきました!

 

里庭の‘セントエセルバーガ’の一番花は…

 (✖️‘マクミランナース’と

   間違えてましたので 訂正いたします。

   大変失礼いたしました。)

 


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ゴージャスこの上なし。

 

天国のピーター・ビールス様に捧げます。

 


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森庭のベンチ背後にあるノイバラが

 


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次々と開花中。

 

 


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だまし絵ドアの脇に植えた'ポールノエル‘にも

一輪の初花が!

 


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‘フランソワ・ジュランビル’とともに

ウィクラーナ(テリハノイバラ系)・ランブラーの

頂点にあると

ローズ・アドバイザーの田中敏夫さんがおっしゃっていたこの品種。

 

非常に柔らかな枝ぶりなので誘引もしやすく、

花にはりんごのような香りがあるというので

とても楽しみです…! 

 

 

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アンズは

花後にワシワシと葉が繁ってきて

養分をせっせと実に送っているらしく

 


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既に

ピンポン球ぐらいの大きさに実ってきています!

 


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ジューンベリー(今年はおそらくメイベリー)の

実は もう

ほぼ一人前の大きさに成長。

 

 


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実を採り尽くされたサクランボの木には

あちこちに

こんな虫癭(ちゅうえい、むしこぶ)的なものが…

(ピンぼけですみません!)

 

 


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葉っぱに生みつけられた虫の卵のまわりが

こんなふうに盛り上がってくる病相。

 


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遠目には

青虫がついたようにしか見えませんね。

 

足まであるように見えてきますし。

 


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想像ですが、

青虫に見えるように患部を装うことで

鳥に退治に来てもらおうという

樹木の逆襲戦略なのでは…⁉︎

 

そうだとしたら、

この叡智

この奇策

ヒリヒリするようなサバイバル本能

すごいです…!!

 

この艱難辛苦の時期におきましては

人類も参考にしたいと思います(笑)