ゴールデンウィークを過ぎ
滴るような緑のなか、
葉守は
ホワイトガーデンの季節へと舵を切り出しました。
ノイバラやジギタリスとともに…
庭のあちこちに点在して
ホワイトガーデンを下支えしてくれるのが
このオルラヤ(オルレヤ、オルレイアとも)。
同じセリ科で
花材としてもよく使われる
「ホワイトレースフラワー」とも少し似ていますが
よく見ると全然違う、
メリハリのついた花弁構成。
遠目にも白いマッスとして有効なのは
この花弁の力によるところ大なのでしょう。
葉守では
次に控える紫陽花シーズンへと
鮮やかな「どんでん返し」をしたいため
花後の種が付いた状態を長くキープすることはしないので
こぼれ種で咲いたものはごく一部であり
ほぼ毎年 苗を植え替えるという
もったいないことをしています。
圃場があれば良いのですが…
自宅のささやかな庭でも
ホワイトガーデンを夢見て?
一斉に咲き誇ってきたオルレヤ。
う〜〜…
……ぱっ!!
シックなセリンセマヨールとの
ツーショット。
脇役のようで主役を食う
杉村春子先生のよう…(笑)
お客様宅でも
ホワイトガーデンを目論むオルレヤ。
かなりいい線いってます!
こちらでは
完全こぼれ種による循環が成功していて、
ご近所では初夏の風物詩として定着しつつある…
と勝手に想像しております。
容易にこぼれ種で育っていく植物なので
「自然界への逸脱に注意が必要」
という指摘もある訳ですが、
この時期
そちこちでホワイト・メドウが広がっていくのは
夢みたいな景色だろうなぁ…とも想像します。
まかり間違って
どうか「特定外来生物」に指定されませんように…