Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

旱(ひでり)の晩夏

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8月に入ってからほぼまともな降雨がなく、

葉守の植物たちも

乾燥と高温から青息吐息状態になってきました。

 


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自動散水装置は張り巡らしてあるのですが

ただいま事情により本体が作動しなくなっているのです。

(お客様宅の装置故障の際に 

ここの機器からパーツを取って使わざるを得なかったため。

輸入品の宿命💦)

 


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何日かおきに

ホースでたっぷり水やりをしていても

このところの厳しすぎる日差しには追いつかないようで…

 

 


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木も草も

身体の一部を枯らすことで

なんとか延命を図ろうとしている状態を

あちこちで発見。

健気さに打たれます。

 


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しっかり地に根をおろした樹木でも

葉先がくるんと巻いていたりして

これは声なきSOS!

 

 


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大きく育ってきたレモンもピンチ!!

 


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危機度が高いものからトリアージをつけて

早速水やり救助隊出動。

 


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土の表面だけではなく

 


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中までしっかり浸みこむように

そこそこ時間をかけて…

 


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常日頃

「庭の中高木が根付いたら

雨水だけでやりくりするようになりますから

樹木への水やりは基本的に不要です」

とお伝えすることが多いのですが、

今は明らかに非常事態と言っていい状況。

 

木々や草花の声なきSOSを感じたら

いや 感じなくとも

どうかぜひ

夕方以降に彼等への水分補給を

よろしくお願いします!

 

悲鳴をあげている街路樹にも

立地条件や事情が許せば ぜひ!!

 

 

コロナ時代に大切なこと

コロナ禍は世界的な天の岩戸隠れ。

これがあるからこそ、天の岩戸開きがある。

それは世界のアップデートなのだ…と。

素直にストンと腑に落ちました。

 

仕事=生きること。

(だから、誇りを持ち得ないような仕事に就くべきではない!)

人の幸せを願うこと。

魂を磨くために人間の一生はある。

……

 

神道研究家の方の動画ですが

宗教の枠に納まらない真理を伝えてくださっているので

お時間あらば フラットな気持ちでご覧になってみてくださいまし。

 

自ら アメノウズメノミコトたらんと

M-1グランプリにも挑戦なさるとか…

すごい覚悟です!

応援しなければ…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

籠絡からの解放

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このところ大変に業務が立て込み

綱渡り状態の日々なので

じっくり葉守の植物と向き合う時間がなく…

気がつくと

里庭で 鹿の子百合が花を咲かせていました!

 


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なんか窮屈そう…と思ってよく見ると

ヘクソカズラに思いっきり羽交締めされているではありませんか!?

 

これは 夏場の「雑草あるある」ですが

植えた植物のフォルムが変だな…と感じる場合は

此奴らに絡め取られている状況が殆どなのであります。

 

 


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幾重にも絡んで 締め上げていたつるを

少しずつ外していってやると

あー、助かった!…とホッとした様子の鹿の子百合さん。(笑)

 

 


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クレマチスのためのオベリスクなのに、

この近辺では

勝手にいろんな奴らがつるを伸ばして

幅をきかせているのが困り物。

 

ムカゴが

どうジャンプしたものか

ネックレスのように宙を渡っていたり…

 

 


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イチジク方面へも触手を伸ばしていたり…

 


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そこへ

蜘蛛も便乗して糸を張っていたりするし…

かなりのカオスとなっております。

 

 

カオスと言えば

人間界も相当なものでして…

 

567の致死率よりも 熱中症や低酸素血症の危険度が高いのに

いかなる場合も頑なにマスクをつけている人々の存在が恐ろしいです。

 

大本営発表ばかり鵜呑みにしないで

alternativeな情報にも各自あたってみて、

生き物としての直感を自らに問い質しつつ(←ココ重要!)

手探りで前に進むしかないのではないでしょうか?

 

 

梅雨のかたみに

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北陸・東北以外では既に梅雨明け宣言がなされ

本格的に酷暑の夏を迎えようとしています。

近畿地方は昨日(7/31)に梅雨が明け、

葉守も暑苦しいことこの上なし。

 

終盤に至ったアジサイの大部分を切り取って

トレイテーブルに並べてみました!

 


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アナベルの何株かは残したものの

そのほかのものは一網打尽に仕留めて。

 

色褪せていくものの 滅びの美…

微妙な色の変化がとてつもなく魅力的なのです。

 


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とは言え、

アジサイがマイナスされた後の庭は

かなりスッキリしたのも事実。

清々しさが漂います!

 


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長谷川陶房の一輪挿しに。

 


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Royal Copenhagen

Ursula(シリーズごと廃番)のピッチャーに。

 


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玄関の靴箱の上にも

ダメ押し的にディスプレイ。

 

 

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長谷川陶房作品の楕円ボウル。

この灰釉が

なんと花色を引き立ててくれることか!

大好きな器です。

 

 


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出処不明の青磁(骨董)。

系統の違うブルーなのに 

何故かしっくり馴染みます。

 


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アジサイという

言わば“梅雨のかたみ”を愛でつつ

季節が次の扉を開けたことを実感する、

八月朔日です。

 

 

黄色の効用

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長い梅雨で陽光不足となっている森庭に

ルドベキア'タカオ'のポジティブな黄色が

お日様の代わりの如く

辺りを明るく照らしてくれています。

 

 

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人間の目には見えない

「花蜜標識(ネクターガイド)」を持つと言われるルドベキア

美味しい蜜を求めてそこへやって来る虫を

待ち構えて狩ろうとしているカマキリ…

何ともすごいシステムです!

 

 

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今の時期

黄色が加わらない世界は

ドヨーンとして見えてしまいますね。

 

 


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里庭には、

系統の異なるルドベキア'ゴールドストラム' 。

花びらが細く ちょっと大人っぽい雰囲気です。

 


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秋の七草のひとつ・オミナエシ

その近くでたおやかに咲いてきました。

 

 


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オミナ=女を意味するのですが

ひと回り大ぶりで白い花を咲かせる「オトコエシ」もあるそうな。

でもやっぱり この黄色がいいなぁ。

 

 

そんな黄色い花のありようにも似た

天才・弘田三枝子逝く…

このjazzyな表現力!

55年ぐらい前、18歳当時のパフォーマンスですが

今に至るまで これを超える人はほぼ出現していないのでは?

 

国民栄誉賞などというものがまだ効力があるならば

国民を長年元気づけてくれた

こんなパワフルでソウルフルなシンガーにこそ差し上げて欲しい… 

 

全盛期、もしもアメアイ(American Idol)なんかに出てたら

優勝候補間違いなし!…だったことでしょうね。

 

微かに記憶している、このピチピチ時代。

その後の華麗なるメタモルフォーゼの衝撃。

キワモノ扱いが悲しかった晩年。

ほぼ全てを見てきた自分にもびっくりですが…(笑)

 

パンチが効いた特上の歌唱力とともに

どこか健気で控えめ(天然?)な雰囲気があり

メンタルをやられてそうで実はやられていなかった強さを感じます。

(←初期の頃 才能を妬まれて、  

容姿をひどく貶されるイジメに遭っており

変身したらしたで、激しくイジられ続けた生涯。)

 

とにかく、彼女にとっては「歌うこと」がすべて。

繰り言や恨みがましい思いは全部昇華させて…

何だか潔く、カッコよかったです…!

R.I.P.、ミコさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P.S. I love you

昨日配信開始された

宮本浩次の新曲 “P.S. I love you”。

 

表現したいことを

突き詰めるとこうなっていくという、

収斂 そして 純化された結晶のように感じられます。

 

トートロジー(同語反復)に陥っているという批評もあるだろうけど

これは「敢えて」のことであって

その向こう側にある光を示してくれているのだと思います!

 

ビートルズの同名の曲を知らない世代も増え、

本歌取りの粋さは伝わらない部分も覚悟の上。

 

この高音(裏声ですらない!)と低音の

自由自在な変転には

日頃の肉体と精神の鍛錬を想起せずにはいられません。

 

WOWOW

バースデイ・ライブ(オンデマンド配信のみで開催されたもの)が

フル・バージョンで放送されるのも

いよいよ明日。

(WOWOW入ってて良かった〜! 値打ちあるわ〜!)

 

良質なロックに於ける「YOU」は 

どこまでも普遍的な意味なんだよなぁ…と

十代に理解した折の画期的な喜びを

思い出させてくれた気が。

 

MV中で

裸電球の光を投げてくれるのは、まことに示唆的。

 

この方と同じ時代に生きてて

幸せだとつくづく思います…! 

 

…ああ 愛してるぜ日々を♪…

 

 

 

 

 

木の精霊 降臨!

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友人でもあるお客様宅の

道路際に植えた

オリーブとシマトネリコがモリモリと成長し、

かなりせり出てきてしまったので

剪定にお伺いしました。

 


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思いきってバッサリいかないと整わないので

手鋸片手に挑み始めると、

何処からか感じる視線…!

 


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あ、あなたたちは…木の精霊⁉︎

しっかり作業を見つめ続けています!

 


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こざっぱりと整い

風通しが良くなった状態を

気に入ってくれたのか、

満更でもない表情が感じられます!(笑)

 

 

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本当はこんな姿の木の精霊・ドリュアス様なのでした。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ドリュアス

 

 


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剪定の結果

以前に設置していたバードハウスが

少し目立ち過ぎる位置になってしまったため、

場所を変える必要が出てきました。

 


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ついでに巣箱の中を覗かせていただくと、

敷き藁状の寝床がきちんと作られ

雛鳥に使われた形跡が…!

 

シジュウカラかな?

はたまた スズメかな?

 

来てくれたんだ!

そして

命を育んでくれたんだ!

という、何とも言えないうれしい気持ちを

お裾分けいただいて

とても幸せな午後でありました。

 

木の精霊にもお会いできましたしね。