Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

甘やかな雨

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小雨と小止みを繰り返すお天気のなか

お客様宅の植栽リニューアルをさせていただき、

何とか完成後に戻ってきた葉守。

 

雨量がこんなに増えてくる前に

やりおおせられて良かった…

という安堵感と達成感で眺める雨の庭は美しいです♪

 

 

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トレイテーブルに広がる雨の波紋。

この降りじゃ、

もう外作業をきれいに納めるのは難しかったでしょう。

 

 


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白いビストロテーブルのトップには

ムクロジの花が

イレギュラーな黄色いドットのように散りばめられて。

 

ほぼ同じ数だけ実がなる?…と思うと

空恐ろしくなってきます(笑)

 

 


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水面に波紋が重なりあう池の脇に咲く

クロコスミア(モントブレッチア)。

雨景色に明るさをプラスしてくれていますね。

 

 


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そろそろ

アジサイも終盤を迎えてきた模様。

 


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微妙に色褪せてきつつある風情も

 


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なかなかに蠱惑的だったりします。

 

 


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そんな空気を読んで

次なる主役・ノリウツギ'ライムライト'が

ウォーミングアップを始めました…!

 


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里庭では

ルドベキアを背景に従えて

プケッティの雄・ダウカスダーラが咲き誇ってきました。

今年はかなり遅い進行のようで…

(旧ブログの一昨年の記事参照:

http://littleacorns.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-54f5.html  )

 

ジンジャーリリーがぐいぐい成長してくるこの季節、

ダウカスダーラぐらい抜きん出た身長がないと

なかなか脚光を浴びにくいんですよね。

 

 

 

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ヤマモモのジュース(素直に氷水で割った)を

雨の庭を見ながらいただいたりしていると、

疲労感が心地よくほどけていくのを感じます…

 

 

諸事情により

十分に水撒きができていなかった

最近施工したお庭の植物たちにも、

この慈雨は

きっとたっぷり沁み込んでいることでしょう。

 

 

雨は 優しく ありがたく

そして 時に恐ろしい……

 

停滞する梅雨前線に覆われた週末〜週明け

豪雨にはどうぞご警戒くださいませ。

 

 

 

 

 

 

Jamesさんに聞いてみよう。

葉守ホームページ の「this month’s offer」で

ブルーベリーのことをUPしたのち、

いろいろチェックしているうちに

James Prigioniさんによる

おすすめ果樹の楽しい動画を見つけました!

 

ブルーベリー、ラズベリー、ストロベリーが

育てやすい果物の

彼のイチ推し1〜3位とのこと。

(…うむうむ、同意見 同意見。)

 

導入後、早い時期から

割と簡単に収穫が望めて

とても美味しい、というのが理由です。

 

ブルーベリーは

受粉率を上げるために

できれば3種類ぐらい一緒に植えるのかコツだとか。

 

そして

やや酸性土壌に整えるのと 

根が浅いので注意すること。

 

そうそう、

3年ものぐらいの大苗を選ぶと

即戦力となるので推奨したいんだそうです。

 

ラズベリーは暴れすぎないように剪定して整える。

 

ストロベリーも根が浅いので気をつけること。

…etc.

 

…いくつかの留意点はありますが、

ゆったりとした気持ちで育てたら

きっと美味しい実りを

家族やお客さまと分かち合えるほどに

楽しめるんじゃないでしょうか?

 

Jamesさん、

ブラックベリーやカラント、ヘーゼルナッツなども

育てやすくて美味しくて 大好きなんですって。

 

大きな手のひらいっぱいに

色とりどりのベリー類を集めたJamesさんが

一気にお口に放り込む!…というのを

他の動画で拝見したのですが

どんなお味がしたんでしょうね…⁉︎

ぜひやってみたいものです。

 

ただただうらやましい

New Jerseyの気候と

ポジティブで軽やかな

彼と愛犬Tuckの日々なのでした。

 

そして…私たちも単に憧れてるだけじゃなく、

あやかりたいし、あやかります…!!

 

願った未来がたちまち具現化する。

もはやそんな時代なのだから…

 

 

 

ヤマモモのソーダ

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怪しい部分がある実は取り除きつつ

塩水と流水できれいにきれいに洗った後、

キッチンスケールで計量。

なんと1.2kgもありました!

 

ル・クルーゼ(その他琺瑯鍋なら何でも)に投入し、

水とレモン汁半個分と

砂糖(今回は梅仕事で残った氷砂糖を使用)を入れて火にかけます。

今回の砂糖の分量は果実の4分の1≒300gにしてみました。

水は実が浸るぐらいまでの適当な量でよいかと。

 

…と

アクが次から次へと沸き出してくるので

こまめに掬い取り続けます。

 

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手にするだけでも

どこかしらヤニっぽさを感じるヤマモモ。

木になる果実には

多かれ少なかれ何かしらのアクを含んでいると思いますが…

此度のアクは

掬えども掬えども尽きることがないような……

 

とはいえ

いつまでも延々とはやってられないので

そこそこで折り合いをつけることにします。

 

 

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ちょこっと味見をしたりしながら 

20〜30分煮ていきますと、

きれいな赤のシロップ漬けヤマモモが完成!

 

 

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カルピス希釈時ぐらいの分量感覚で

炭酸水で割ってみました。

(実を2〜3個沈めるもよし、別にいただくもよし。)

 

実と炭酸が反応して

ちょっとモコモコしちゃいますが

気にしない気にしない…!

(追記:

冷たいお水で割る方が 

実を口に含もうという機運が高まるかもしれません。)

 

 

 

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こんな夕焼けを見てみたいなぁ…って感じの

とっても美しいスカーレット色です。

 

ほんの短い旬を閉じ込めた甘酸っぱいお味は

何とも言えない美味しさ!

少々面倒くさい手順に割いた時間が

報われる瞬間です。

 

 

 

 

 

ヤマモモの収穫

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遠目にもよく目立つようになった

ヤマモモの実。

 

 

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カラスたちが時々

上の方の実を偵察にきていましたが、

中程から下はわりと無傷で

なかなかの数が残ってます。

 

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取り尽くした訳ではないのに

この収穫量…! 

 

 

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木を揺らすほんの少しの振動でも

ポロッと落ちてしまう熟し具合ゆえ

地面から拾い上げた実も中にはいくつか含まれますので、

一個一個 

よく状態をチェックする必要がありそうです。

 

とりあえず

火を通したい気はひしひしといたしますね…(笑)

 

ヤマモモ・シロップを作って

炭酸水で割り

葉守でおもてなしをするビジョンが

既に見えます♪

 

 

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里庭のレモンも着々と成長中。

恒例のレモンカード以外にも何か作れるかも…と

夢が膨らみますね〜。

 

こう見てみると

既にそこそこの"food  forest“に

いつのまにかなっちゃってるようで

うれしい限りです。

 

 

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ピンクアナベルのシックな色変化。

その向こう側には…

 


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ブルーのヒメアジサイとベストマッチングな、

オレンジ色際立つ

モントブレッチア(クロコスミア)が登場。

 

 

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先週末とは

どことなく違ってきたように感じる庭景色。

 


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よーく見ると

カーリメリス'七変化’が

いつのまにか八重咲きっぽくなってました!

端境期をまた見逃した…

 

 

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アナベルは純白の最盛期を過ぎ

薄っすらライムグリーンへとメタモルフォーゼ中。

 

梅雨は足踏みしても

季節は次のフェーズへと歩みを止めないようです。

 

 



 

 

 

 

 

 

 

四葩の露

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「四葩(よひら)」とは紫陽花の別名で

4枚の花弁(を持つ花)という意味。

 

とはいえ

魅力的なこの「装飾花」は 

実のところ萼片なのですけれど。

 


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中心に潜むのが

「両性花」と呼ばれる真の花。

 

開いてくると、

小粒ながら

きちんと雌蕊雄蕊を備え持った

立派な花なのがよくわかります。

 

 


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雨のあとには 

シャロー・カップのひとつひとつに

水滴がぽってりと鎮座ましましております。

 

 


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部分〜全体へと広がる

隙のないカラースキーム!

美しすぎて くらくらしちゃいますね。

 


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一瞥だけで済ますのはもったいない、

複雑な小技に満ちた佇まい。

 


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装飾花弁のテクスチャーがまた

繊細な魅力を引き立てているのです。

 


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他の別名に

「七変化」/「八仙花」というのがあるのもうなずけるありよう。

 

 


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純白で小ぶりの品種、シュガーホワイト。

(たまたま環境により小ぶりになっているのかもしれませんが…)

これは「手毬花」という別名がぴったりきそう。

 


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こちらのピンクアナベル

四葩ではありませんが、

雨に洗われて

一層彩りが鮮やかに。

 


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ピンクが咲き進むにつれて

微妙な淡ピンク〜淡ライムグリーンへと変化するのも見もの。

 

大映しで見ているうちに

何だか

クリスマスローズにも見えてきました…!

スマホタブレットの方は

よろしかったら

ピンチアウトでご覧になってみてくださいまし。

 

 

菌糸ネットワーク!

目からウロコが落ちるような、

でも

葉守で 

ムクロジその他の樹木のありようを見ていると

ストンと腑に落ちるような。

これは非常に重要な動画です。

 

利他的に生きる。

植物のその基本行動の、

なんと最先端でカッコいいことか!

宇宙の法則に

とうの昔から従っていた訳なんですね。

 

ぜひ皆様 

虚心坦懐にご覧になってみてくださいまし。

 

 

梅雨の晴れ間

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何日か続いた鬱陶しい梅雨空が遠のき

カラッと&サラッとした、爽やかな週末。

 


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この時期やや殺風景な彼岸花群落の中に

ピンクアナベルをプラスしました!

 

 

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基本 白とブルーの世界に、今年はピンク味がちらほら。

(上のピンクアナベル導入は人為的ですが、

こちらは天然自然の現象)

 

pHが部分的に変化した理由は謎ながら

その配置が神がかっていて

見えざる力の采配を感じます。

 

 

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ブルー味を補完すべく?

iittalaのグラスを並べてみました。

 


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アナベルが咲ききる直前の

薄いライムグリーン時代。

この色合いも素晴らしかったです!



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このエリアのヒメアジサイに現れた

パープルの美しいこと!

 


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ガクアジサイ


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ミカワチドリ

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入り口脇の コブシ樹下の群落も

すっかりピンクに様変わり。

 


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昨年

かき氷のグラデーションに見立てて喜んでいたありようは健在!

 紫陽花のshaved ice - Hamori’s blog

 

 

いろいろとんでもないことがあった(今後もあり続ける)今年、

ピンク〜パープルが新たな気分で目に沁みます。

 

 

 

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先日の杏は、ジャム2壜に変身。

甘酸っぱい美味しさが舌でほどける瞬間の

至福を 何に例えましょう。