Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

杏と梅

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適切な収穫時期がとても短い杏(あんず)。

今日 何とかタイミングが合い、

脚立に登ったり 高枝切り鋏で枝ごと切ったり

既に落ちているのを拾ったり(笑)…

ともかく収穫することができました!

 


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擦れた傷や

虫の噛み跡があるものもありますが

数えてみると 合計25個!

植えて7年目にして、初めての豊作です。

 


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これぞアプリコット・カラー。

きれいなものはそのまま生食し、

きれいじゃないものは

ジャムかコンポートに加工して楽しみましょうか。

 

 


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梅もささやかに収穫。

これも、拾ったものを含みます。

 

杏も梅も、

熟すと ちょっとした風や振動で

実を落としてしまうんですよね。

(そして 往々にして

地を這う虫たちのご馳走と化してしまう訳で。)

 

 


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収穫物をとりあえず入れるのに使った

上の写真の黒いトレイは

デッキ上のテーブルから取り外したものなのですが、

使おうとすると そこには

頭上のムクロジから落ちてきた

黄色い小花が降り積もっているのでした。

 


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毎年デッキ周辺に降り注ぐこの花。

ひとつひとつは

あのムクロジの実(アメリカンチェリー大)になるとは思えない、

金平糖よりもささやかなサイズです。

(ただし、夥しい数量で勝負してます!)

 

 


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花粉かと思えばさにあらず。

これが花なんですよ。

 


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メダカのいる水鉢にも降り注いできました。

 

ムクロジはソープツリーとも呼ばれるだけあって

実に石鹸のような成分(界面活性剤?)が含まれているので

花にも同じ成分が潜んでいると思われます。

早々に水鉢退避!

 

さて、明日は折を見て

梅&杏仕事に精を出すことにいたしましょう…!

 

葉色のいろいろ

 

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白花ホタルブクロが遅がけに咲いたそばに

 


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白い覆輪(縁取り)のギボウシ

存在感を示しだしました。

 


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ブルーがかった大ぶりの葉のギボウシ

大きく育ってきて。

 


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美しいライムグリーンのギボウシ

 

 

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来月あたりに芳しい香りの花を咲かせる

ギボウシ'タマノカンザシ’。

 


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アジサイの合間にあって

 


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アマドコロの葉(これも白い覆輪)が

清らか+爽やかな効果を上げています。



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ちょっと変わった斑入りのミズヒキや

 


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斑入りイワミツバなどなど。

 

ともすれば暑苦しくなりがちな林床を

涼やかに彩ってくれる、

素敵な素敵な葉っぱたちが本当にいろいろ…!

 

花もいいけど

「葉」を鑑賞するのもなかなか乙だと思う、

夏の入り口です。

 

 


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そうそう

明るいライム葉のルブスの

不思議な感じの花や 意外な実のありようを

先日お見せしましたが、

思いがけずたくさんの数の実を確認した今日。

 


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ジューシーなベリーが 

とっても小粒ながら

しきりと誘惑してまいります(笑)

 

 

彩りチップス

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昨日収穫したじゃがいも各種で

ポテトチップスを作ってみました。

 

皮を剥いてから 

スライサーで薄い輪切りにし

しばらく水で晒したものを並べ、

ペーパータオルで水気を拭き取ります。

 

 

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フレッシュな油で

カラッとなるまで揚げていきます。

カラフルな色が一旦淡くなる気がしましたが、

揚がりきると また色が際立ってまいりますね。

 


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シャドークイーンのみを揚げているところ。

もとの紫より一段明るい、

"スタンプ台によくある紫色"に変わっていくのが見ものです。

そして どういう訳か

一番カラリと水分が抜けて仕上がるのが

この品種だと感じました。

 


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さあ完成…!

アンデスの岩塩を振って、いただいてみました。

(塩は、お好みで何でもOK。)

 

これは美味しいです!

ビールにめちゃくちゃ合います!!

 

こうしてしまうと

品種による違いはもはや関係なく

ほとんど味の差は感じません。

 

上記の工程が多少面倒くさくても、

トライする価値は大あり。

どこにも売ってない、

畑から直行の美味しさなのですから…!

 

 

early summer harvest

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葉守サテライト・ファーム(=実家の菜園)で育ててきたじゃがいもが

そろそろ収穫の時を迎えました。

梅雨入り前に収穫するのがポイントのようです。


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慎重に 畝にスコップを入れて

地下の実りを実感する瞬間!

シャドークイーン’、なかなかの出来です。

 


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暗紫色の外皮をした、この品種。

中は綺麗なパープルなんですよ。

 

 

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ベニアカリも こんな感じの粒ぞろい!

優等生の品種ですね。

 


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'ノーザンルビー

 

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'洞爺' と 'キタアカリ'

 

当初もう一つ植えていた'インカのめざめ‘は

途中で調子が悪くなり、

ここに至るまでにリタイアしました。

(ピンポン球以下のサイズでしたが

お味としては 美味しかったです。)

 

5つの品種合わせて

バケツに山盛り6杯ほどの収穫量となりました!

 

関係者に差し上げる分をたっぷり分配してから

自宅にもなかなかの量を持ち帰り

早速少し味見してみました。

 

小粒のものを半分に割り

たっぷりめのオリーブオイルで揚げ焼きにし、

塩胡椒(うちでは「マキシマム」を愛用)を少々。

 

美味しい…!!

色とりどりなのも楽しい…!

(肝心の写真を撮るのを忘れてしまいました…)

 

保存の利くじゃがいもとはいえ

やはり「鮮度」で違いがあるんですね。

自分で野菜を育てることの

利点のひとつは、そこなんだと思います。

 


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葉守では

レモンの実がとまっているのを発見。

 


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花の数全部という訳にはいきませんが

そこそこ育っています。

うれしい!

 


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アンズの実も色づきが進んで。

これこそアプリコット・カラー、と言える日も

そう遠くはなさそう。

 

 

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先日来 不思議な花をご紹介していた

ルブスに結実が見られました。

さすがにキイチゴっぽい感じですね。

(追記: その後 食べてみたら、

文字通り かなりのキイチゴ感でした!)

 

 


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このところ

栗の花が 頻りに落ちてまいります。

「栗花落(つゆり)」…すなわち「梅雨入り」。

自然の暦や歳時記は 本当に確かですね。

 


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まるで カレハガの幼虫の大群…⁉︎

初めてここへ来た方は

ギョッとすること請け合い。

 

 

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室内には

ジューンベリーからの 緑の照り返し。

岩倉実相院の床紅葉(床青葉)を思い出します。

 


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テーブル上のアクセントに置いたのは

SIMPKINSのキャンディ缶。

オープンガーデン強行の折に

茶菓接待に換えて お配りしようかと思っていた品でございます。

(個包装なのがgood。)

 

バラ、エルダーフラワー、

イチゴ+ブラックペッパーとか

いかにも英国風のフレーバーなんですよ。

 

間もなく訪れる雨の季節。

室内から眺める庭の愉しみや

室内で庭を感じるしつらえについても

今後 お伝えしていきたいです。

 

grow our own

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自宅の2階ベランダは

冬の間荒れたまま放置されていたのですが、

五月初旬に一念発起し

6種類の野菜をプランターに植えてみました。

 

 


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夏野菜は

みるみる元気に育ってくれるのが楽しいですね!

結果が目に見えてわかりやすい、

というのは結構重要なことです。

 


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ミニトマトが赤くなってくるのも もうすぐ。

 

 


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花後に実り始めるチビきゅうりが

 

 

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あれよあれよという間に

一人前の姿に成長していくのが

なんだか眩しい…

 

 

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すっかり大きくなったところで収穫。

早速食してみると

少し甘味すら感じて とっても美味しい!!

鮮度という点ではこれ以上ない、

家庭菜園ならではの醍醐味ですね。

 


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ナスの花。

鑑賞価値も立派にあると思います。

 


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咲き終わりの萼を観察すると

ツヤツヤのナスの幼形が

しっかりできていて、感動!

 


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オクラにも 

鑑賞価値の高いクリーム色の花が咲きました。

萎んでポロッと落ちたところに

それらしき実が形成されていくのですね。

 


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シシトウ、いや ピーマンだったか…?

もう少しで判明します。

 

 

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あともう一種類は リーフレタス。

夏の間 無尽蔵とも言えるぐらい

採っても採っても、再生してきてくれることでしょう。

あぁ、なんて健気…

 

 

今回のコロナ禍の状況下で

家にいる時間が長く、

野菜を育て始めた方もとても多いのではないかと思います。

 

まあ プランターを並べた程度では

収穫高もしれているので

食糧難に備えるというほどのこともないですが。

 

野菜を育てていくうえで 

お天気の行く末を気にしたり

葉や茎のしおれ具合を日々チェックしたり

実りに一喜一憂したり

…そういう行為や気働きによって

精神的な目覚めが

少なからずあるのではないでしょうか。

 

それはそうとして…

ゆくゆくは F1種じゃなく、

固定種・在来種を育てていきたいなぁ。

 

https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/negishi28

「野口のタネ」の野口勲さんのお話を聞くと、

今の世界の事態に愕然としてしまいますが

この狂った状況に気づいて

健やかな 本来あるべき姿の野菜に

少しずつでも立ち帰る動きに加わるべきだと痛感。

 

いや、それしかないでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庭のグルーミング♪

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いろいろなものが繁ってきて

少し暑苦しさを感じるようになってきました。

 

小径も通りづらい…

…っていうか 見えない!!

 

 

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茶色に変色した花がらをつけたホタルブクロや

花が散って種をつけつつあるオルラヤが、

先日までとは打って変わって 

見苦しく思えてしまうように…

手のひら返し、申し訳ない!

 

 

 

 

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見苦しいところやバランスの悪いところに

ハサミを入れて整え始めると…

たちまち積もる、剪定枝や草の山!

 

自然の野原なら何もせずとも良いのですが、

限られた面積のこのような庭では

ガーデナーの美意識に裏打ちされた

適切なトリミングやグルーミングが

やはり必要不可欠なのです。

 

 

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油断すると蚊の猛攻に曝されてしまうので

もはや蚊取り線香は欠かせません!

 

 

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まだライムグリーンのアナベル

淡い色づきのヒメアジサイのブルーや紫。

毎年見ているくせに、常に新鮮な驚き!

 

 

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カーリメリスが今年も咲き始めました。

八重に変わる瞬間を今度こそ見届けたい!

 


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これが オルラヤの種。

葉守では こぼれ種で来年咲かせることを採用せず

実は 毎年新しい苗に更新しております。

 

アジサイの季節にこれが残っていると 

やや艶消しだと思えるので…

ガーデナーのこだわり(もしくはわがまま)です。

 


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ブルーベリーも 着々と

青みを纏ってきていますね。

 


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アメリカリョウブの蕾。

これも生けるとカッコいいので

開花が待ち遠しいです!

 

 

今日は 時間切れで 

半分ぐらいしかできませんでしたが、

手を入れると確実に

景色がみるみる良くなるので

またコツコツと(蚊と戦いながら)

暇を見て続けてまいります!

 

 

Rosaceae(バラ科)の季節

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今年も美しく咲いたセント・エセルバーガ。

2020年のこの状況を

ピーター・ビールスさんなら どう思われただろう…

と考えずにはいられません。

 


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たっぷり蓄えた花弁と芳しい香り。

ケチケチしなさんな、と語りかけているような

豊かさを具現化したような存在感に

ちょっとくたびれかけた心も癒されます。

 


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過日 桜 '一葉'のことを

「サクラ界のピエール・ド・ロンサール」なんて言っておりましたが、

そのすぐ近くにあって 

偶然にも 似た雰囲気を醸し出してくれていますね。

 

 


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こちらは 薔薇の貴公子おすすめの

ジュード・ジ・オブスキュア。

深いカップ咲きの薄アプリコット色が洒落ていて

フルーティな香りも魅惑的な品種。

 

わりと放置気味なので

今年は何輪咲いてくれるかなぁ…

 


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このところ

葉守で過ごす時間があまり取れなかったため、

ジューンベリーのピークは見逃してしまいまして…


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鳥たち(主にスズメ)に かなり献上した次第でございます。

 


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樹高が高くなり過ぎかけていたので

冬の間に 思いきって切り下げたこともあり、

もともと 今季は花も少なく 

よって 実つきも例年の半分以下だったわけで。

 

最終収穫高は これくらい。

(…我唯足るを知る。)

 


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昔ながらのイチゴたちが

草陰で おずおず躊躇いながらも

赤く色づいてまいりました!

 


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ヘビイチゴの陰にイチゴあり!

 


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秋のギンナン探しにも似て、

この辺にあったりして…?

…と探ると たいてい見つけることができるのです。

相当鼻が効く「名人技」の域に達してしまったのかもしれません(笑)

 

 

 

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本気を出せば この倍はいける!

…とも思うけれど

今日はこれぐらいにしといたろ。

(…毎年 同じギャグが口をついて出るお年頃。)

 


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あからさまにダメージのあるのは避けたつもりでも

落ち着いてよく見ると こういうのも。

 

虫は 本当に隅におけませんな〜!

 


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とりあえず洗って、戦果を確認。

「漿果(ベリー)」そのもので

たちまちグズグスになりそうな柔らかさです。

 

 

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帰宅して 

グズグスになりかけたものは

きび砂糖とレモン汁少しずつとともにサッと煮て。

 


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比較的耐えている精鋭たちは そのままで。

 


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ジューンベリーは 

またまたレンジでこの状態に加工。

 

(どうでもいいけど

この器のてんとう虫 可愛いでしょ?↑)

 


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お気に入りのウワスラのボウルに

ヨーグルト+ハーゲンダッツのバニラを入れ、

上記のベリーたちをふんだんにトッピング!

(ここにバラの花びらを散らしたら、

きっともっと完璧になるかも。)

 

この季節だけの ベリー・ベリー・パフェ。

かなり幸せです。