Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

冬の桜たち

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すっかり葉を落とした葉守の木々の

凛々しい骨組みのなか

上空からの雪が…と思わせるような

小さな花が梢にちらほら。

 

 


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冬景色のさなかで

独り気を吐いて

淡い彩りを添えてくれている十月桜です。

 

 


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寄りで見ると

結構 ピンク味が感じられ、

時ならぬ あでやかな気配を漂わせますね。

 

 


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青空が似合います!

 


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こちらは

庭の入口すぐに植わっている四季桜の花。

十月桜よりは やや大ぶりですが

ほぼ白っぽく感じられ、ちょっと地味かなぁ。

 

春以外に咲く桜なんて 邪道じゃないか?

と以前は思っておりましたが…

なかなかどうして

冬の桜も良いものですよ。

 

桜や紅葉を

あと何回 見れるかな〜なんて

頭の端っこで考えるお年頃になったせいでしょうか。

(↑竹内まりやの専売特許には非ず。)

 

 

 

 

 

仕事始めました。

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葉守に出勤して

いざ 庭のグルーミング開始!

 

落葉樹の葉は概ね落ちたようで

地面をすっかり覆う、黄土色の葉・葉・葉…!

 

低木や下に置いてあるものにも

落ち葉が引っかかって、

相当じじむさく

老いさらばえた雰囲気になっちゃってますからね…

 

…にしても

あり過ぎる手ごたえ(笑)

 


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こんなとき

一番活躍するのは「手ぼうき」。

ハンディな箒とかではなく、

純然たる手と指を駆使するのです。

 


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落ち葉や枯れ草の下に

新芽や花の蕾が潜んでいる箇所が多いので

ガサッと熊手とかで掻いてしまうと

傷めつけることになりますゆえ、

慎重に されど 手早く…

 

 


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池の周りの

ホトトギスなどの成れの果てをカットしてみたら

心なしか水面も綺麗になったように見え、

庭も喜んでいるように感じます。

 

樹下の落ち葉などは

こっきり取り去ってしまう訳ではなく、

ある程度残した上に堆肥を被せて

一石何鳥かのマルチング予定。

 

何しろあり過ぎる手ごたえなので

本日のところは 到底そこまで至らず終了しました。

 

 

ついにアジェンダ通り

中東では導火線に火がつけられてしまい、

誰も望んでいない争いに

否応なく世界が巻き込まれていってしまいそうですが

その根源(興行主)を見抜いて

各個人の肚を決めるべき局面に至ったと思います。

 

ワタス?

ワタスは粛々と庭を作り続けます!

 

今こそ

「宇宙の法則」に

本来一番近い生き方をしてきた

日本人としてのDNAを呼び覚ます時だと

直感が伝えてくれています。

 

 

 

 

 

閏え!

ぼーっとしているところへ飛び込んできた

東京事変 再始動、いえ 再生のニュース!

 

興味を持ったときには既に彼等は活動を終えていた、

私のような間抜けファンにとっては

うれしい限り。

 

キャッチフレーズは「閏え!2020東京事変▶︎再生」、

新曲のタイトルは「選ばれざる国民」

…ですって。

 

このセンス、

この鋭利な切っ先に緊張しながら、

リアルタイムで追っかけることができるのは

至福の経験になりそうで

とても楽しみです。

 

平安神宮へ

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三が日も過ぎて

少し人出は落ち着いたであろう京都・平安神宮

初詣に出かけて来ました。

 

参詣の後は

神苑の庭景色を特等席から眺めることができる平安神宮会館へ。

 


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植治・小川治兵衛さんによって作られた庭園を

こちらのアングルから眺められるのは

この建物だけ。

 

 


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お目当ての

この庭景色を眺めながらのアフタヌーンティー

ただでさえ 願ったり叶ったりの体験ですが、

この時期は お正月バージョンの内容で

おせちの口取り的なラインナップや

お屠蘇なども含まれていて

とても晴れやかな楽しさに溢れています!

 

 

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三段重ねのお重のうち

上の画像の「二の膳」の内容は

鳥居型を粉砂糖でデコレーションした抹茶ティラミス、

宝石のような琥珀糖、

つやつやの金柑コンポート、

抹茶のオペラケーキ。

 

塗りの器に映える

目にも美味しい 心尽くしの品々と

何杯でも 何種類でもいただけるドリンクの数々とともに

とても 贅沢な時間を楽しませていただきました。

 

なんたって

眼下の池にカワセミを眺めながら…

などという あり得ないシチュエーションなのですから…

 

通常時の「京アフタヌーンティー

(予約もこちらから可能) ↓

https://www.heianjingu.com/party/afternoontea/usual/

 

 

 


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帰り道、

鴨川のほとりの木に

何やら 緑の実がたくさん!

 


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近づいてみると

この季節だというのに

まだまだフレッシュな センダンの実でした。

 


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葉守のムクロジの実を思い起こさせるようなサイズ感。

(ほぼサクランボ大)

 

この時期だと

通常はもっとクリーム色っぽく変わって

しわしわになりつつあることが多いセンダンですが

この爽やかな淡い緑のピチピチ状態は目を惹きますね。 

…ちょっとした時空の歪みが ここに。

 

 


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二条通り沿いのお店にあった松飾り。

三角フラスコのようなガラス器を使っているのが画期的。

 


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同じお店を彩る 別のお正月飾り。

稲わらを暖簾状に組んで 餅花を丹念に付けてあります。

左下にある

ロウヤガキの鉢植えとのバランスもエクセレント!

 

こ、これは…おそらく

気鋭のお花屋さん・「みたて」さんによるものなのではないでしょうか?

 

素敵すぎる……

 

 

とても久しぶりに訪れた京都。

あちらこちらと欲張らずに

限られた場所、限られた収穫を

反芻しながら帰る方が、

むしろ楽しいと思えるこの頃です。

 

次回は 

「みたて」さんのアジト詣でにも 是非挑戦してみたいもの。

 

 

 

 

 

あけましておめでとうございます。

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年々希薄になる越年の緊張感と期待感。

この度もまた

実感もないまま新しい年を迎えてしまった訳なのですが…

どうぞ2020年も

よろしくお付き合いくださいますよう

お願い申し上げます。

 

 

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さて

新年早々パトロールした葉守サテライト畑では、

一昨年の冬に植えた四季なりイチゴが赤い実をつけ続けていたり

 

 

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寒さにあたった葉が

その実に負けず劣らず

美しい赤に染まっていたり。

 

 

 

 

 

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カシワバアジサイもこの通り

美しいグラデーションの紅葉を未だ誇っているという 

晩秋〜初冬の気配を色濃く残しているのでした。

 

 

 

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とは言え

アジサイの新芽はぷっくり成長していたりして

来たるべき春への準備が

着々と進んでいるのもまた事実。

 

じつは

アジサイの黄葉もまだ落ちずにしがみついている状態だったのですが、

年が明けた今では

その状態が潔くない「じじむささ」に感じられるような気がして

人為的にむしり取ってみたのでした。

(すると 途端に

新年〜早春の表情に変貌した気がします!)

 

お正月気分に飽きたり

暖房の効いたお部屋で身体がなまったりしたときには

そんなお庭の軽作業による気分転換もおすすめ。

 

せっかくの新芽を傷めないよう注意しながら

葉の根元を斜め下方向に向けてやると

面白いように古い葉が外れていきますよ。

 

 

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われわれといえば…

年末ぎりぎりまで

メンテ作業に明け暮れていたせいか

もう少しお正月気分に浸っていたいため、

ジュエリーのように美しいチョコレートを賭けて

しばしカードゲームに勤しませていただきたいと思います(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

迎春準備

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歳神様は12月31日の早朝にいらっしゃるらしく、

30日のうちにお正月の飾り付けをしておかなければ

その家は神様を迎える意思なしと判断されてしまって

門前で踵を返されるのだそう。

 

古来より

一夜飾り(大晦日に飾り付けをする)を良しとしないのは、

そういうことらしいのです。

 

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…ということで

30日のうちに 何とか設えることができた

葉守の玄関まわりでございます。

 

ドアの両脇には 根引き松の一対。

先日のNHK趣味の園芸朝井まかてさんのコーナーにおいても紹介されていましたが

この松飾りはやはり

雰囲気を厳粛に引き締めてくれる

ある種の結界でもあるのだろうと思います。

 

 

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ドア中央に付けたのは

ヴェロニカさん作のしめ飾り。

梅の古木の寂びた風情に  

生き生きとした大王松の常盤緑、

 そこにナンテンの鮮やかな紅色がプラスされて

潔くモダンな表情です。

 

そして

稲わらをあざないし縄の力強さが

日本のDNAとでも言うべき重要なエレメント!

稲作がすべての基本だということを

誰しも心の奥底で忘れてはならないのです。

 

 

 


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薩摩焼の甕(骨董)には

サンゴミズキとセンリョウ、

餅花をあしらった柳を合わせてみました。

 

全体的に ちと

赤が多くなりすぎた気もしないではありませんが、

新たな年を寿ぐめでたさ ということで…😊

 

みなさま

本年は大変お世話になり ありがとうございました。

お忙しいなか

当ブログもご覧くださいまして

心より感謝申し上げます。

 

どうぞみなさま お揃いで

良いお年をお迎えくださいませ。

 

来年も

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

雑草の叡智

 

ジェフ・ロートンさんの数ある動画で

少しずつお勉強しているのですが、

今回のは

いわゆる「雑草」は

その土地土地にとって必要なものが生えてくるのだというお話。

 

例えば 根の形態。

スパイクのような直根が地中に伸びて生えるものは

やがて枯れたのちに

硬すぎる土をほぐせる状況を生み出し、

またヘアネットのようなような細い根をわずかずつ広げて生えるものは

柔らかすぎる土を徐々にまとまりのある状態に変えていくのだと…

 

マメ科の植物たちは

環境にとって重要な窒素成分を土にもたらしてくれたり…

 

すべては

“地球を修復していくため”の叡智に溢れている訳です。

 

そう

もともと完全無欠のシステムが

ここにはあった!

 

そのことに気づくかどうかで

われわれの行く先は

大きく二手に分かれてしまうのでしょうね。

 

 

今年も余すところ二日。

来たる2020年が 心清い時代の幕開けとなりますように…☆