Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

秋のオープンガーデンご報告②

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「里庭」では秋らしいカラフルな庭を表現したくなり、

いつもメンテナンスを手伝ってくれているNさんに

プロデュースをお願いしました。

 
 
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秋色の寄せ植えや


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ハンギングバスケットが

空間を彩ります。

 


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グリーン主体のものもオベリスクに掛けて

立体的な構成に。

 


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シーズン先取りのハロウィン✨

 

この大きなジャック・オ・ランタン

お客さま宅で要らなくなった照明器具(ガラスのグローブ)に

ペイントしたアイデア作品です❣️

 

 

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コスモス、ケイトウ、パープルファウンテングラスなどが

秋の雰囲気を盛り上げていますね🌾✨

 

既存の植物や 木の根っこがたくさんあるエリアゆえ

とってもやりにくかったことと思いますが、

頑張って取り組んでくださり、大感謝です💜



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そして…

森庭へとつながっていく白い彼岸花



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真ん中に陣取り

夏から咲き続けているジンジャーリリーは

不可侵ゾーンという感じでしたね😆

(足枷が多くて 申し訳なかったです🙏🏻)

 


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そうそう

このジンジャーリリーには

彼岸花ですら遠慮している模様なのでした…😅

 

 

(③に続きます)

 

 

 

 

 

秋のオープンガーデンご報告①

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9/24(土)25(日)の両日、三年ぶりに 

オフィシャルな形(❓)でのオープンガーデンを催行いたしました。

 

ちょうど花盛りを迎えた白い彼岸花

その群落の只中に身を置くひとときを楽しんでいただこうという趣向です。

 



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過去9年間の傾向を踏まえて

ベストな開花時期を迎える週末を選ぶ必要があったのですが、

これが結構な悩ましさでして…

 


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花茎のハの字も見えない9月初旬から、

ニョキニョキと雨後の筍よろしく花茎を伸ばし出した10日前後。

 

すわ、このままでは17・18日の土日に満開か?とあたふたしたりして😅

 

そうこうするうちに、連休名物・巨大台風が近づいて来て…

あー、17・18日にしなくてよかった❗️

…と激しく心が揺れ動く日々を送っておったのです😆💦

 

 

脇を固めますのは…

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紫のカリガネソウ

 


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パープルファウンテングラス

 


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セロシア'ケロスカンデラ'


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イワシャジン

 


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長谷川徹先生作の大きな楕円鉢(洒落たダイヤ柄デザイン)には

色とりどりのケイトウ'センチュリー'をたっぷり植えて。

 

 

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アプローチ脇の灯籠に咲きかかる彼岸花

清らかな白さが際立ちます。

 


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一本ごとに咲き進み具合が違うので、

これから咲くつぼみと

咲き終わりかけているものが

混在していますね。


 

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アイラッシュ的な蕊が かなり蠱惑的💜

 


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幽玄な雰囲気を醸し出しつつ

爽やかさ・軽やかさも併せ持っていますよね。

 

お越しくださった方々がみんなリラックスされて

やわらかな笑顔を見せてくださっていたのが印象的です✨

 


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ヴェロニカさんが

立派なドウダンツツジの枝物や

ワレモコウをどっさり持ってきてくださいました❣️

 


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あちこちに飾らせていただき、

秋の演出を盛り上げることができました😊

いつも粋なお心づかいの贈りものをありがとうございます❣️

 

(②に続きます)

「秋のオープンガーデン」のお知らせ

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9月に入り、朝夕は多少過ごしやすくなってきましたね。

 

世の情勢もゆっくりと良き方向へ向かっているとかいないとか…

待っているだけではもどかしいので、自ら動き始めることにします❗️

 

(* 画像は全て昨年度までの同時期のものを使用しております。)

 


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2020年春以降 友人や知り合いの方限定として

とても小じんまりと行なっていたオープンガーデンを

この秋は 元通り近くに拡大して実施いたします‼️

 


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日時 : 9月24日(土)・25日(日)  10時〜17時

場所 : ガーデンアトリエ葉守(兵庫県西宮市)

 


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室内では

お待ちかね❣️の 長谷川陶房作品を展示・販売。

 

宝塚在住の 長谷川徹先生・伸江先生による、

洗練された作風の うつわ や花器、鉢などを

久しぶりにじっくりご覧いただけます。

 

 


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(↑昨秋ご自宅アトリエで催された長谷川陶房展案内はがきより)

見飽きることがない 素敵な作品でしょ❓

 

 

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どうぞみなさま

健康状態を整え 自己免疫力強化のうえ

お元気にお越しくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

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46年来の

こちらからの一方的な知己を誇る、

ブライアン・イーノ先輩。

 

京都で開催中の

氏の 音と光の展覧会へお伺いしてまいりました。

 

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

https://instagram.com/ambientkyoto?igshid=NmZiMzY2Mjc=

 


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旧・京都中央信用金庫の建物 一棟ごと

イーノ先輩の世界に染め上げられています。

 


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イーノ先輩の世界に相応しいしつらいとして

ポイントポイントに

盆栽と景石が置かれているのが効いています。

 

こちらは樹齢おおよそ70年のアカマツ

 

ひとつ前の画像は、ハゼノキと菊花石。

 

これらはすべて

京都で「現代盆栽」を主宰しておられる

川﨑仁美さんによる作品。

https://www.gendaibonsai.com/profile/

 


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仄暗い設置場所であることもあって

週替わりで 違う作品が置かれているようですね。

 

これは 台湾錯甲藤(サッコウフジ)だそう。

 

↓詳しくは 随時こちらで紹介してくださっています。

https://instagram.com/gendaibonsai?igshid=NmZiMzY2Mjc=

 


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今回のキービジュアルのパネルが飾られたこの空間は

観客がひと息入れるためのサロン。

 

ここに置かれたノートを覗くと

イーノ先輩への「長生きしてくださいね」という日本語メッセージが筆ペンで…(笑)

…まったく同感です❗️

 


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刻々と色が変化していくLIGHT BOXES。

時間の制約(自分自身の)がなければ、

おそらくずっと見ていられたことでしょう。

 


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信金時代に使われていた金庫の扉に、

 


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照り返す鮮やかな色変化。

 


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絵柄と色が変わりゆくこの作品は

薔薇窓のステンドグラスを思わせます。

 

(以上 館内撮影におきましては

シャッター音をたてないよう、

苦し紛れにSODA(アプリ)を使用。)

 


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作品全般に感じるのは

ある種のサービス精神と言っても差し支えないかと思います。

 

しめやかに香るポプリと 安らかな音色。

こんなところにまで 気を遣う先輩…

 


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入るときには気がつかなかった、

このメッセージ。

 

さすがは サービス精神満点の、発明好きイーノ先輩。

一見割と普通にも聞こえる言葉ですが

アーティストにとっては

生きる指針となり得る金言ではなかろうか。

 

 

とうに折り返しを過ぎ

クロージング間近かも知れない

あなたや私の人生ですが、

この今生の旅で出会うことができて(甚だ一方的ですけど)

本当に面白かったし 楽しかったと思いました。

(…まだまだ 終わらんけどね。)

 

 

陰の支配者⁉️

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緑がまた一段と濃くなった森庭。

そこで飄々と曲線を空中に描いているのは…

 


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…ヤブマメの蔓!

草から樹木へと触手を伸ばしていたり

 


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徐々に

しかし着実に高みを目指していたり

 


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群れ咲く花には乗っかるようにして

 


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縋りつく相手が無くても

とりあえず伸びてゆきます(笑)

 


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ブルーベリーも絡め取ろうかという勢い!

 

シルエットがおかしくなってきてると思うものには

大体こやつがまとわりついていて、

妙に固まった姿勢を取らされているのでした。

 

 

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(↑この画像のみ「エバーグリーン植物図鑑」からお借りしました)

秋に咲く青紫の花(開放花)は

なかなか妖艶で美しいのですが、

それ以外にも 地中に潜って「閉鎖花」なるものも咲かせ

いずれそこで栄養たっぷりの豆果を結ぶのだとか。

(まだ見たことありませんが)

 

地上の花も

小さなエンドウのような鞘をつけて

中の種は3〜4m先へ弾け飛んでいくらしいので、

増えたり 隆盛を誇ったりする訳ですね。

なんと よくできた戦略❗️

 

それじゃ あたり一面ヤブマメ群生地になってしまいそうだけれど、

そういうことでもなく

せめぎ合い しのぎを削り合って

バランスは保たれていくという節理。

 

奢れる者は久しからず、ということで

人間界も きっとそうなっていくんだろうなぁ…

と考えずにはいられません。

いや、そうであれ❗️

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨はどこへ…

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約二週間という前代未聞の短さで

九州南部・東海・関東甲信が梅雨明けしたという今日、6月27日。

ほぼ同じような天候の傾向が続いている

ここ近畿や他の地方も追随するのは時間の問題かもしれません。

(追記: 翌28日、きっちり追随いたしました😅)

 

降るべきときにまとまった雨量がないと

農作物の成育もうまくいかないでしょうから、

7月の「戻り梅雨」に期待したいところですね〜

 


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葉守の森庭では

アナベルが咲きすすんで

白→ライムグリーンへの過渡期を迎えている個体が増えてきました。

 


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とはいえ

まだまだ純白を感じさせるものも点在しているので

 


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明るさ・晴れやかさはかなりキープされているように思います。

 


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ライムグリーンは

まだもう一段色濃くなっていく予定。

そうなってくると、

オニユリやクロコスミアなんかの

オレンジ色が絶妙に似合ってくる訳で

本当に良くできた仕組みとしか言いようがありませんね。

 


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ピンクアナベルの色褪せ具合はと言うと、

単品で これぐらい近くでじっくり見るなら

アンティークな風情で良いのですが

景色としては「衰え」のフェーズを強く感じてしまうので

この庭のバランスで言うと

そろそろ花を剪るべきかも…

 

 


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ヒメアジサイ

今のところまだまだ瑞々しく、

梅雨の続行を信じて已まない…といった気配。

 


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何かがおかしい…という事象が続きすぎて、

でも 一個人として為す術は特に無く、

徒に過ぎていくこの二、三年。

 

え? 何か起こってますか?

人類の長い歴史の中ではいろんなことがあって当然でしょ?

…という判で捺したような見解の方々とは

もう決定的に気が合わない(笑)

 

そもそも

それは自分の頭で考えたことなんですかい?

気を抜くと

何者かにやすやすと誘導されちゃあいませんか?

…と問いたい。

 

アバターとして仮想空間で生きる(気にさせられるだけ)なんて、まっぴら御免!

この光を 風を

花の色を 匂いを

生きてる限りは体感していたい、と思うのです。

 

 

 

 

 

そして、雨の季節へ。

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毎年のことですが、

この時期 咲き終わった栗の花が

際限なく落下してまいります。

 


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栗の樹下 

半径5〜6mの範囲にある中低木という中低木、

下草という下草は

ことごとく その洗礼を浴びているのでした。

 


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絡みやすかったり

 


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乗っかっていやすかったりするところには

びっくりするほどの量が溜まっています!

 


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梅雨入りの合図と言われる

「栗花落(つゆり)」現象を

目の当たりにしているという訳なのですよ。

近畿地方も もうまもなく発表となるのでしょうね!

 

 


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栗の樹下から少し離れたウッドデッキでは

この洗礼からは免れていますが、

イチョウムクロジの傘下に入っているので

別の受難が待ち受けていたりします…(笑)

 

そんな中でも めげずに

鉢庭のヤマアジサイが咲いてきましたね。

 

 

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こちらの鉢庭は

ナチュラルさに磨きがかかり…

 


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ワイルド方面に舵を切りながらも、

今年も律儀に 

ユキノシタの花を咲かせました。

 

それにしても

どちらの長手鉢も いつ見てもカッコいいなぁ。

さすがは 長谷川先生作品です!

 

 

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ムクロジの樹下エリアでは

アジサイが妍を競い出し…

 


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ベンチ脇のヒメアジサイ

不思議なミックスカラーで存在感を示しています。

 

昨年まではフロントヤードの一株に

このようなカラフル・シェイブドアイス的傾向がありましたが

今年はなぜかここ…!

 

 

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アナベル

 


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ヒメアジサイ

今年は低調かな…と踏んでいた割には

土壇場で意地を見せてくれた気がします。

 

 


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ピンクアナベル

結局 ブリキ鉢にこんもりと植え、

デッキ上で 愛でてやることに。

 

 

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写真では伝わりきらないかとも思いますが、

高木の梢をわたる風や

木漏れ日、

葉ずれの音の折り重なり。

そして 足元に綾なすアジサイの群落…

 

ありきたりなようで

実は 

ここ葉守だけに許された特別な時空間なのだと

身をもって感じます。

 

そりゃあ それなりの手入れはしておりますが、

それだけでは到達し得ない

人智を超えたピースフルな特別の場所…!

 

多少大袈裟に言うと

そういう庭になったんだと実感した今日でした。

 

関わりのあるすべての人々の想いと

やすやすと繋がることができる、

スピリチュアルな庭空間だと 本気で思えておるのです。