Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

穀雨は名のみの

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本日4月20日は 

二十四節気のひとつ「穀雨」。

 

晩春の雨が田畑を潤し、

穀物の成長のためには

欠かせない恵みとなる季節なのです。

 


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とはいえ 

ここしばらくは

まとまった雨は見込め無さそうな天気予報。

 

朝夕は低めの気温となるものの

日中は25℃越えとなる日も出てくるらしく、

植物たちにとっては

穀雨」の名がうらめしくなるような

乾きに見舞われそうな予感…

 

萎れかけるものもあると思いますので

みなさまには

適宜 水やりの再開をお願いしたいところです。

 


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イレギュラーな気候が続いてはいるものの、

デルフィニュームや丁子草、


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イングリッシュブルーベルなども

元気に花開いている葉守です。

 


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陶芸家の長谷川先生にいただいた

ヤマシャクヤク


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満を持して開花!

この風情は この花にしかありません。

 


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ハイノキの花


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オルラヤ

(ピンボケですみません!)

 


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バラ‘マクミランナース’のつぼみ


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ノイバラのつぼみ

 


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ヤマツツジのこの色が

この位置に咲いてくれるのは

ちょっとした奇跡。

 


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ついでに…実家のツツジ三傑。

例年より少めではありますが

この季節の光と風に なんて似合うのでしょうか。

 

ステレオタイプなものが嫌いだった若い頃は

良さがわからなかったのですが、

しみじみツツジを愛でたい年ごろになりました(笑)

 

 
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ムクロジの足元で薙ぎ倒されている

この草の一群は…


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養分を貯めるために頑張っていた

白い彼岸花の葉。

 

役目をほぼ終えて

だんだん茶色っぽくなってくるので、

毎年GW前後には

地上部を取り去ることにしています。

 


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ジューンベリーが咲き終わった花梗には

実りの兆候がはっきりしてきました。

 

何もかも前倒しの今年、

「メイベリー」となることは間違いなさそうです(笑)

 

 

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この庭には元から居るホタルブクロですが

 


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この数年で 本当にあちこちに広がってきました。

 


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ノイバラやオルラヤの白い花、

ジューンベリーの赤い実とともに

ホタルブクロの薄紫がかったピンクで

庭がそこそこ埋め尽くされそうな勢いです…!

 

JamesとTuckが戻ってきた!!

今年になってから更新がなく

ちょっと心配していたこのコンビ。

 

以前メンタル的に落ち込んでおられた時期もあったJamesさんですから

世界のどん深闇を知って立ち直れなくなっているのでは?…と

余計な心配をしていましたが、

すべては杞憂でした(笑)

 

food  forest seasonがまたスタートしますよ!

ということで

めちゃめちゃワクワクさせてくれます♪

 

2×10材で作るキーホール型のレイズドベッド、

とてもナイスなアイデアですよね。

2×4材で天端をカバーすることで

そこに腰掛けたりもできるという仕様。

 

作業のために十分手が届くのは

奥行き2フィート(≒60cm)までという原理原則があって

長年培った栽培経験から導き出されたデザインには

やはり説得力がすごくあります。

 

既存のお庭のリニューアルをご相談いただいて

ときどき思うのは、

なんでこう構成した?

なんでこの素材を使った?

なんでこの場所にこれ植えた?

施主さまファミリーのどんなシーンを想像した?

…という疑問の数々なのです。

 

使えない、楽しめない庭空間を

適当に拵えて良しとする風潮、

なくはないと思います。

 

まあ施主さまがそれで良ければ何も言うことはありませんが

庭や植物好きの方がご家族におられるなら

プランニング段階までに

ライフスタイルや

夢や希望も洗いざらい伝えて

とことんデザイナーと話し合って計画をすすめることをおすすめします!

 

庭や外構は 最後の最後に回されて

精も魂も(そして予算も⁉︎)尽き果てた状態で検討される場合が多く

とりあえずのやっつけ仕事でお茶を濁したまま

年月が過ぎ去り…

というケースもままある気がします。

 

それはわかるけど…

わかりますけど…

庭の役割、生活にもたらしてくれる素晴らしい恩恵を

見くびっちゃいけませんぜ!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤花の候


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イメージ的には

4月後半〜5月初旬に咲きそうなフジ。

 

すべて前倒しの今年は

既にこの花もあちこちで見頃のようですが

葉守でも あでやかに咲き出しました!

 


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昨年かなり強剪定したのですが、

物置の二壁面に取り付けた格子に

(実は物置の屋根上にも!)

すくすくとまた伸びてきました。



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以前にも少し触れましたが、

その強剪定の折に 

リアル妖精さんがちょっとした秘術を施してくれていたので

花数が飛躍的に増えた気がします!

 

フジの品種としては

「野田藤」と「山藤」に大別されるとのことですが

野田藤の「野田」は大阪の野田のことだそうで…

そう、あの野田阪神の野田!

 

 

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吉野の桜、高雄の紅葉、そして 野田の藤 と

江戸時代には謳われていたとのことで

今も 福島区ではあちこちにフジの名所があるのですって。

https://www.city.osaka.lg.jp/fukushima/page/0000194121.html

 

コロナ騒ぎで

いろいろなイベントは軒並み中止の憂き目に遭っていますが、

それでも フジは咲き誇っています…!

 

時間があれば

見に行かない手はないでしょう。

 

 

 





つつがなく終了いたしました。

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オープンガーデン二日目(にして最終日)。

 

コロナ騒ぎのご時世ゆえ

いろいろ縮小しての開催で

ご案内も不十分だったことと思いますが、

周波数をたまたまキャッチしてくださったみなさまをお迎えして

幸せな時空間を共有させていただきました。

 


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この土日は

本当に爽やかなお天気に終始し、

この庭で過ごすことの至福感が増幅された気がいたします。

 


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大袈裟に言うなら

ちょっと人智を超えた差配が行われたような…

 

なにか見守ってくれている存在を感じると申しますか。

 


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自分たちで言うのも何ですが

この場所のスペシャル感は尋常じゃない…!

 

…というような感覚に

頷いていただけるあなたとは

良いお友達になれそう(笑)

 

 


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みずみずしい新緑の つやつやの照り葉感。

 


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芽吹きのいきいきした勁さ。

 


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蜘蛛の巣にさえ 気づかされる、

生と死がせめぎ合うスパーク!

 


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ヘラオモダカ復活とともに

楊貴妃メダカは活性化して泳ぎまわり。

 

 

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久しぶりに玄関に飾っていた「鉢庭」。

 

この限られた容積の中にも

春の生命感が満ち満ちておりました…!

 


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ロウヤガキの花。

 


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この萼片があるのは雌花ですね。

 

 

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ユキワリソウが今年も咲いてきて…

 


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スプリング・エフェメラルは こう見えて

じつは強く しぶとい存在なのです。

 

 


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今回いちばん驚き 感謝したいのは

ムラサキハナナが

最終日まで踏ん張って咲き続けてくれていたこと。

 

ちょっと低温な日が続いたのは、

われわれの願いを

天が聞き届けてくれたしるしと

勝手に理解しています。

 

 

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真剣な思いは現実化する…

 

口に出した願いには どこからかの助けが舞い込み

(目に見えて助けが来なくとも、流れは確実に変わっていき)

 

叶わざるを得ない…

 

そんな時代に突入したんだなぁと

結構本気で思ったりしております。

 

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

バーチャル・オープンガーデン

気温16℃ぐらいで

ちょいと肌寒さも感じるオープンガーデン初日。

 

ポカポカ陽気も楽しいけれど、

きりりと気持ちが引き締まる

これぐらいの温度も

「庭日和」として心地よいものです。

 

今回いらっしゃれない方のために

庭を巡る動画を上げてみましたので、

よろしかったら

訪れた気持ちで 今の庭の様子をご体感なさってみてください↑

 

途中 ズームが多少カクカクしますが

おゆるしください…(笑)

 

その時にはあまり気づかなかったのですが

ご近所の小さな子たちの声が

不思議なぐらい庭に響いてきていますね。

妖精たちとのシンクロニシティ?!

 

 

 

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満開の桜‘一葉’をひと枝

玄関にも。

 


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ご時世につき ご用意しました。

本当は常在菌の大切さを説きたいところなんですが…

 


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小さなボンヌママンの空き瓶に

ネモフィラを飾って。

(「さくらんぼジャム」の瓶だったのは奇遇!)

 


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奇跡的に残ってくれたジューンベリーの白い花。

 

 

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ミツバツツジ

 


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半日蔭のものは

まだまだフレッシュです。

 


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陽光を透かして

ナツハゼの新しい葉。


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一昨年の名残り

チューリップ‘ポールシェラー’

 


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さくらんぼの実る頃♪

 


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梅の実も育ってきて


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ポポーの黒い花越しに

アンズの小さな実も見え隠れ。

 


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雑草(オニタビラコ)も

可憐な花を咲かせて

妍を競っていますね。

 


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白い雲間草に寄せてきている感じで

イチゴの花も開花。

 


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あ!

にっくきチュウレンジバチ!

よく見ると ちょっと可愛…くはない…!!

 


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おみやげに頂戴したブラッドオレンジを

木漏れ日の樹下でいただく

ありがたき至福のひととき。

 

明日4/11(日)も そこそこ好天の予報。

お散歩がてら どうぞ遊びにお越しください。

 

(コロナ禍の現状を鑑み

事前のご連絡は行き届かない状態で

ささやかな開催といたしましたことを

お詫び申し上げます。

 

一日も早く

ノーマルな日々

より良き日常 が

どなたさまの元にも

戻ってまいりますように…☆彡)

 

 

 

 

 

 

ライラック色のベンチにて

ムクロジの懐に抱かれているような

このベンチの座り心地を

お裾分けさせていただきたく

短いですが動画を撮ってみました。

(↑画面中央の三角を押していただきますと

動画がスタートします。)

 

風の音と 池の水音…

耳を澄ませば鳥の声も…?

そのままがBGMです。

 

最後見上げたムクロジの梢が

今にも実が落ちてきそうに揺れてますね。

…てか 実際、順番に落ちてきています。

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デッキの上にコツンコツン…

 


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小径へポトポト…

 


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つるんと足を滑らせないよう 要注意です!

 


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ところで

本日作業をさせていただいたお客様宅で

ライラックの花が見事に咲いていました…!

 

 

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ライラック色、と名乗っているのも

あながち間違いではないですよね…うん。

 

 

*オープンガーデン情報はこちら↓

https://hamori.hatenablog.com/entry/2021/04/01/044033

 

 

 

 

 

 

ジューンベリーまん開

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…って書くと「満」ぐらい漢字で書けよ!

とイラっとしますよね。

だから「蔓延防止」なら「蔓延防止」と表記してほしいなぁ…(笑)

舐めてんのかなぁ、国民を。

 


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部屋に入ると

東面の窓いっぱいに

ジューンベリーの白い花々!

 

 

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来週末のオープンガーデンまでには

残念ながら 散ってしまいそうですね。

 


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春の光と…

 


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春の風…♪


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BGMは 鳥たちのさえずり…♫

 


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例によって

重役出勤予定のムクロジ以外は

ほぼすべてが芽吹き 花ひらいてまいりました。

 


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一脚だけ生き残ったこのガーデンチェア、

ミルクペイントの「クラウディブルー」で

化粧直しをして

森庭の入り口にとりあえず鎮座させました。

(まだギリギリどうにか座れます。)

 

 

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里庭の桜「一葉」。

 

弊社の車の色も

チェアにちょっと似た趣きの「ブルードラジェ」です。

 


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次々と咲いて

いま7〜8分咲きぐらいでしょうか。

さすがは

サクラ界の「ピエール・ド・ロンサール」!

…と呼んでいるのは私たちだけなんですけど(笑)

 


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ちょっと気温低めの日が続けば

来週末まで なんとか持ち堪えてくれそうなんですが…

あとは神に祈るのみ。

 


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頑張ってくれていたムラサキハナナも

そろそろ終盤になりつつあります。

この春は

あらゆるものの推移が目まぐるしくて…

 

来週末にもうダメになっていそうなら

なにか代替の彩りを考えなければいけませんね…

 

 

*オープンガーデンに関する詳細は

  こちらをご覧ください↓

https://hamori.hatenablog.com/entry/2021/04/01/044033