Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

「神戸文化祭 」参戦イベント完了。

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11/9(土)・10(日)の13:00〜15:30

「神戸文化祭」の一環として実施した

"オープン・ガーデンアトリエ"。

 

ご来場くださったみなさま

お忙しいなか

また 秋を満喫する楽しい行事が目白押しのなか

他でもない葉守へ足をお運びくださいまして

どうもありがとうございました!

 

このフラッグを掲げているだけで

何やら楽しげな気配が伝わったのか、

特にお声がけしていなかったご近所の方々も

ふらっと立ち寄ってくださったりして

予期せぬうれしさがありました。

 


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アプローチから奥を眺めるだけでも

いろいろな黄葉・紅葉の気配を感じ

ワクワクしてきます。

 

 

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ジューンベリーの葉は

黄色から徐々に濃いオレンジへと変遷を遂げている最中。

 


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ムクロジの葉は

相変わらず 散りくるわ…状態。

 


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コハウチワカエデ、ウメ(「思いのまま」)、十月桜…

それぞれが それぞれのペースで

秋支度を進めようとしています。

 

 


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ムクロジの下付近のテーブルに置いてある

ステンレスのボール型オーナメント。

 

赤瀬川原平の缶詰作品じゃないけれど

すべての外界を内包しているかのよう。

青空・大木・中木etc.が映り込んだ世界は

いつまでも覗き込んでいたくなりますね。

 

 

 


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紅が色濃くなって

秋色アジサイは ますます魅惑的に。

 

 


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ミツバツツジの緑色の葉のなかに 赤の兆し。

 

 


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隣家のアオダモの色づきが 徐々に進んで。

 


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道路側(北面)の

「里庭」にあるヤマモミジ。

ちらほら 赤みが目に飛び込んで来るようになりました。

 

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いまだ

現役感バリバリのシュウメイギク(ピンクの八重)。

 


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その奥へと目を転じると

ん?…ミツバツツジ

おかしな天候続きだった、しわ寄せの狂い咲きですね。

 


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わが世の秋を謳歌するツワブキ

 


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鮮明さを増したノコンギク

 


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カマツカの赤い実。

 


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ボリュームを増したキヨスミシラギク。

 


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ネリネの白い花も咲いてきました。

 

 

ご来場の方へのおもてなしとしては

今回は WeberのBBQグリルで焼き芋を焼いて

召し上がっていただく趣向を用意。

バターと塩を添えるとグンと風味が引き立ち、

なかなか好評でした!

 

そのあたりの作業中には

写真を撮る余裕も一切なくて…(笑)

どうぞ目をつぶって、想像してみてください。

 

緑に包まれた環境で

みんなと一緒に食べると美味しかったなぁ…と

いらした方の記憶に刻まれていれば

うれしい限りです。

 

ご来場者それぞれ 思い思いに

葉守での時間を過ごしていただいた訳ですが

デッキにアウトドア用マットを敷いて寝そべってみる体験は

特に非日常の楽しさに満ちていたようです。

 

陽の光や風を感じながら

木の梢を真下から見上げる…

そんなちょっとした視点の変化がもたらしてくれる

何か根源的な幸せ。

大袈裟に言うなら 地球との一体感、ってところでしょうか。

 

日常的なあれこれから解放される

こうした時間と空間が

精神活動に与えてくれるエネルギーは

計り知れないと思うのです。

 

そして

「庭」は

そうした場を作り得る

可能性を秘めているメディウムなのだということ。

 

大上段に構えて語りたくはありませんが

日頃の活動を通じて お伝えしたいのは

まあ そのようなことなのです。

 

(巷の

うわべだけ飾られたガーデンデザインを見て

ちょっと残念に思うのは

そんな精神性の欠如から来る「空疎さ」に尽きます。)

 

 

弊社の参加パートは終了しましたが

「神戸文化祭」自体は17日(日)まで 続いていますので

ピンと来るものが見つかったら

ぜひご参加のほどを。

https://kobebunkasai.club/

 

 

アレチヌスビトハギ

マンション1階の専用庭リニューアル工事を

二日間にわたり させていただきました。

 

暑からず 寒からず、

非常に作業が捗る今日この頃。

 

とは言え

日暮れが早くなり

17時過ぎると夕闇が迫って来る感じなので、

かなり必死にならざるを得なかったです。

現場写真を撮る余裕は全然なし。

 

一定期間 放置されて

絵に描いたように草ボウボウだったスペースですから

まずは草取りが一大作業。


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帰宅して 玄関の照明のもと自らを顧みると

上衣の袖はもちろんのこと、

ズボンの膝下中心に

アレチヌスビトハギの三角形の種が

相当数付着しててびっくり!


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作業中ふと気づくと

手袋には びっしりこれがウロコ状に付いているので、

時折 ひとつひとつ剥がして

(そこかしこをアレチヌスビトハギ畑にしないために)

ゴミ袋にきっちり捨てるようにしているのですが

忙しい中 そればかりもしてられないので

ひどい状態になったら手袋ごと廃棄したり。

 


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服は 念入りにチェックしてから洗濯槽へ。

ふう…やれやれ。

とんだ厄介者だぜ、と思いつつ

玄関土間の靴をちらっと見ると…

ゲゲゲ!…

靴紐中心に インナーまでも

「隙あらば攻撃」にやられちゃってます。

 

 

 

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花はこんなに綺麗なのに…

 

 

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この平べったい鞘状の実が簡単にバラバラになって

ひっつき虫のように

あらゆるものにくっついてくるのです。

(以上の2画像はshuさんの「ボタニックガーデン」https://www.botanic.jp/index.htmよりお借りしました。)

 

 

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(画像:Wikipediaより)

アメリカセンダングサも 現場には少しあり

鉤状の突起によって こちらもあらゆるものにくっついてきます。

手袋や服を貫通して刺さってくるので

こちらの方が苦手と言えば苦手。

 

プライドをかなぐり捨てて

あんなものこんなものにくっついて、

遠くへ運ばれようとする

その根性・その戦略には 凄みさえ感じますね〜。

どうやって思いついたのか…

完成度が高過ぎる…!

 

(追記)

なるべくローメンテナンスで維持できるよう

植栽域を田の字型に厳然と区切り、

それ以外は回遊できる通路として

ウッドチップを10cm厚に敷き詰めた

今回のデザイン。

 

おかげさまで

あたりが暗くなる頃に 無事完成いたしました。

 

無策のまま放っておくと

遅かれ早かれ

雑草に庭全体を支配されてしまうのが

よくあるお決まりのコースと言えますが、

安全で人の寛げるスペースを確保し

バランスのとれた空間構成にするために

地面には

草抑えの 何らかの舗装は取り入れておく必要があるでしょう。

 

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ウッドチップ舗装は

歩行の際に足に優しく、

見た目も自然なうえに

木の香りに癒されるという利点も。

 

天然の木材なので

長い年月をかけて 徐々に分解されていきますが、

人のライフサイクルや 住宅の耐用年数を考えるならば

フェイド具合はちょうど良い頃合いになってくるかな…という気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天賦の才

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グランキューブ大阪

清水ミチコ氏の「ライブ2019〜音楽室〜」を見に行ってきました。

 

間近に

(いや、2階席からなので 間遠かも知れませんが)

天才を見た…!! という思い。

しかも サービス精神旺盛な。

 

人の気を悪くさせないギリギリ寸止めの毒も含みつつ…

そのあたりの塩梅は

つまるところ

その人のセンスが問われるところですね。

 

多分 同世代だと思われる氏ですが

まだまだ攻めてますね〜!

負けずに頑張らなきゃ、と心から思いました。

 

林檎ちゃんの次くらいに 尊敬します!

(一番じゃなくてゴメン。)

 

帰り道

すぐ隣のリーガロイヤルで買い物をして

ホテルのバスで大阪駅まで帰ってやろう…

と思ってたら、

さすが年齢層高めの観客。

似たような考えで大量に流れ込んでいたのには苦笑い。

 

酸いも甘いも噛み分けた推定50代オーバー、

せめてメリッサ(ホテル内フードブティック)で

パンなりとも買ってからにしてくだせえ(笑)

 

 

 

 

 

浪漫と算盤

またも ガーン‼︎と殴られたような衝撃。

そして 魂が救われる感覚…

 

何なの、この見事な世界観は⁈

辛うじて

同時代に生きられて良かったです。

 

 

 

(以下、歌詞↓)

 

主義をもって利益を成した場合は

商いが食い扶持以上の意味を宿す

義務と権利双方重んじつつ

飽く迄

両者割合は有耶無耶にしていたい

 

玄人衆素人衆皆の衆

賛否両論頂戴 

置きに行こうなんぞ野暮

新しい技毎度繰出したいです

 

苦しくとも僕には理解っている

貴方も同じ様に一人生きている

 

宇宙を因数分解したとこで

自由と孤独だけが待っているんでしょう

 

玄人で素人で労働者で生活者の侭

おもしろおかしく居させて

煩わしい役毎度請け負いたいです

 

虚しくとも 貴方を思うたび

僕は許されて行く 夢と現を結わえて

 

きっと、そう 浪漫抱えたら算盤弾いて

両極のど真中狙い撃て

お願い勇気をくれ

 

疑わしい相手なら何時だって

自分ずっと進化したいよね

 

答え合わせ 貴方を知るほど

僕は正されて行く 

捨てたものじゃない

ただ生きようと

 

(歌詞 ここまで/改行は筆者による)

 

 

それにしても

この二人、盟友過ぎる…

互いの存在が 力を与えてくれていることが伝わってまいります。

 

秋を生けてみました。

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庭で花盛りとなっているホトトギス

長谷川徹先生の壁掛け花器に

投げ入れてみました。

 

花言葉のひとつは

「永遠の若さ」だとか…

こんなに渋い花なのに 不思議。

花期が長いことからでしょうかね。

 

庭では 膝丈ぐらいの足元で乱れ咲くホトトギス

ちょっと見下ろされるぐらいのシチュエーションに生けてみると

野にありながらも高貴な

この花の気配が

しっかり伝わってまいります。

 

直面(ひためん)の貴公子とでも呼びたい風情…

 

生けた場所がお手洗いで 

ちょっと申し訳ないのですが(笑)

 

 

 

散りくるわ 散りくるわ

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ついこの間までは

まだまだフレッシュな緑をキープしているように見えていたムクロジの葉。

ふと気がつくと

大部分が黄葉してきているではありませんか!

 

 

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風が吹くたび 吹きやむたびに

はらはら はらはら…

 

 

 


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さっき拾い集めて きれいにしたばかりなのに…

 

 


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ときには こんな塊りで




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バサリと落下。

 

 


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屋根瓦にも

 

 

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小径にも

容赦なく降り注ぎ、

 


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風に乗って

少し離れたところまで

飛んで行っているものも…

 

 

 


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というわけで

この時期

樹下のベンチにしばらく座っていると、

“秋=fall”という意味を

身をもって知ることができるのでした…!

 

 

記事タイトルは

じゃんじゃん落ちてくる木の葉の光景から連想して

「鏡獅子」のお小姓・弥生さんの心境になぞらえてみたもの。

(この長唄のくだりは

本当は 春の牡丹の花のことですけど。)

(20:37頃〜)

〽︎面白うて 寝られぬ…

〽︎葉っぱ見て 明かそ…

 

狂おしいまでの 落ち葉の雰囲気が

少しはお伝えできたでしょうか?

 

 

 

 

 

PAW PAW TREE

 

↑なぜかYouTubeのおすすめに上がってきていた

Jamesさんのポポーに関する動画。

 

AI、おそるべし。

総監視社会、おそるべし。

頭の中や 興味のおもむくところを

先まわりして提示されるのは

ちょっと薄気味悪いし、癪に障るかなぁ。

まあ、これは参考になったのでいいんですけど。

 

ポポーの正しい切り方は

マンゴーとかと同じ手法なのですね。

 

で、

ポポーはPAW PAW だということもわかって

ま、今回は収穫あり。

ポポーだけにね。

お後がよろしいようで…

 

 

ポポー@葉守の関連記事:

https://hamori.hatenablog.com/entry/2019/09/22/165614

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