Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

虫のいない庭なんて!

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里庭の三尺バーベナ

かれこれ二ヶ月は美しく咲き続けており

この花の蜜を好む蝶を

日々優しく迎え入れています。

 


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先程見かけたのは

モンキチョウのメス(…かな?)の白っぽい個体。

少し透明感のある、妖精チックな姿をしています。

 


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できれば 日がな一日

バタフライガーデンを眺めていたい…

 

 

 


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森庭のコンセプトボードには 

蝉(クマゼミ)の抜け殻。

 

 

 


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この文言に賛同してくれたのかい?

 

…きっとそうだね!

と思い込ませてしまうような

彼の一途なしがみつきっぷりがうれしい(笑)

 

 

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森庭では ルドベキア‘タカオ’が

次なる主役に躍り出てまいりました。

 

 

この庭には いろいろな生き物が

力を貸してくれているんだな、と

事あるごとに感じています。

 

虫たちを毛嫌いして

彼らの居場所をなくしていくような行動の

なんと愚かなことでしょう。

 

すべての生き物は

この世界にとって必要不可欠な存在のだから…

 

(しかーし…

蚊だけは!

にっくき蚊の奴らだけは!

…存在意義がよくわからないんですよね〜)

梅雨明けのライムライト

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昨日(7/24)、近畿地方の梅雨が明けました。

 

昨年の長雨時期に

もうこりゃ この先ずっと雨が続くんじゃないか?…

という暗澹たる気分にさせられたのに比べると

少々拍子抜け。

 

作物への影響も心配されるところです。

(…ここでも 栗があんなに落ちるぐらいですし)

 

 

 

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そんななか 葉守では

ノリウツギ‘ライムライト’の美しさが

佳境に入ってきました。

 

咲き始めのライムグリーンから

徐々に白さを増していき

清々しい佇まいに。

 

 

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そのあとは

またグリーンに変化し、

更に秋口からは

赤みを帯びたシックな雰囲気へと変貌していきます。

 

同じ仲間だけあって

アナベルの色変化や

秋色アジサイのありように通ずるところが

ありますね。

 

普通のアジサイのように

花後すぐ剪定する必要がないので、

長く(ドライフラワー状になっても)楽しめるこの花。

 

庭の花が少なくなるこれからの季節

かなりオススメです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栗実亦落

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梅雨もそろそろ終わりかなぁ…と言われていたのに

ここへ来て ちょっとまとまって雨が降ったようで。

(エリア限定のゲリラ豪雨?)

 

木の枝も 花茎も たっぷり水を含んで

モイスチャー感半端なし。

 


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爪先で何か蹴飛ばしたな、と思ったら…

 

 

 

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若い栗の実がイガごと

いくつもいくつも落ちています!

 

 


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あっちにも…

 

 


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こっちにも…

 

 

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あんなとこにも…

 

 

 


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目敏いダンゴムシが 早速

抜け目なく 分解作業に取り掛かってます。

 

 

 

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空梅雨だったりして

木に水気が行き渡らないと、

たちまち ポトポトと落ちてしまう宿命の栗の実。

(宿命と書いて「さだめ」と読むw)

 

青いうちに落ちてしまった実は

まだまだ未熟で 追熟もしないため

食べたりはできません。(涙)

 

 

見上げると

辛うじて まだ留まっている実を確認。

よく見ると

そこそこの数があって ちょっと安堵…

 

 


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かと言って

ちょっと水撒きする程度ではあまり効果も無いようで

 

(何しろ どこまで根が広がっているか

はっきりわかりませんし)

 

基本的には

ただただ手をこまねいて

運を天に祈るしかありません。

 

より良き秋の訪れを祈って…

 

 

 

さて

9年ほど前に一世を風靡(ただし一部で)した

「ばあちゃんの予言」。

 

ことここに至って

「これまで 永遠に続くと思われていたもの

(例えば娯楽産業)が 突然崩壊」というくだりが

真実味を帯びてきたような…

(Y社、J社のことか?)

 

https://matome.naver.jp/m/odai/2137838007881407701

詳しく知りたい方はこちらで↑

 

時代の潮目が変わった、ということは

確かなようですね。

 

「より良い明日、より良い心、より良い人生、

そういうものを求めた人が結局は残る」

…これは重要。

肝に銘じたいです。

狐の剃刀

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夏草が繁ったなか

彼岸花に似たオレンジ色の小ぶりな花が数輪。

 


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ヒガンバナ科の「キツネノカミソリ」です!

 

この庭では 毎年咲いてくれるのではなく

気が向いた年にひょっこり…という感じ。

 

 

 

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(↑岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科 のサイトより画像借用)

葉っぱの形が 剃刀(柄つきの)を思わせること

花の色がちょっとキツネっぽいこと

などから

この名前が付けられたのではないかと。

 

キツネには悪いけれど

名前にその冠が付くと

やや胡散臭度が増すというか…

 

何やら背後に

民話っぽいものの気配も漂ってきますね。

 

なお 彼岸花の仲間だけあって、

春先から繁っていたこの葉は

他の草が勢力を広げて来る頃には徐々に枯れ

その後 花茎だけが伸びてくるという形態。

 

彼らなりの効率を追求した、

良くできたシステムなのでしょう。

 

 

 


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そして 繁る夏草のさなか、

ワイルドオーツの花穂も目立ってきました。

こう見えても 花(のかたまり)なんですよ。

 

こちらの別名ですが

西洋コバンソウ・宿根コバンソウは良いとして、

はたまた

ニセコバンソウ

と 散々な言われよう。

 

北米出身ながら

そこはかとなく“和ごごろ“も感じさせる

風情のあるバイプレイヤーと

私たちは位置づけております。

 

さらっと生けても 様になる…

キツネノカミソリにも

ワイルドオーツにも

長谷川陶房のシックな花器がよく似合いそうです。

 

Précy jardin

フランスの女性歌手・バラバラ(1930〜1997)が

Précy-sur-Marneにある自宅の庭のことを唄った

とっても美しい曲。

 

 

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Barbara in her garden in Précy-sur-Marne, Autumn 1989 © Marcel Imsand, Association Barbara Perlimpinpin

 

バラバラやシャンソン全般については

ほぼ何も

詳しいことを知らないのですが、

彼女が美的感覚と 表現する才能に溢れた

おしゃれで素敵な人だということは

直感的に理解できます。

 

この庭って 天国のようじゃない?…♪

と唄っている気がするこの歌。

雨の葉守で聴いています。

 

 

 

 

Food Forestという考えかた

パーマカルチャーの伝道師である英国人

ジェフ・ロートンさんによる

とてもわかりやすい解説動画。

 

お手本は自然界の森。

そこで果実や野菜が育ったなら。

その恵みを他の生き物たちと分かち合えたなら。

 

 

こちらは アメリカはニュージャージー

Food Forestを実践している

James Prigioniさん。

 

ちょっと早口なので

再生速度を0.75倍ぐらいにして

字幕を出す設定にすると

俄然聞き取りやすいです。

 

芝生の庭を

コツコツとFood Forestへと作り変えて

現時点でまだ7〜8年らしいのですが

なんて楽しい

なんて心豊かな暮らしでしょう!

 

愛犬のTuck(ヨークシャーテリア)が

なんとなく隔てている金網のフェンスを

物ともせず

育った野菜をポリポリ楽しんでいるのが

めちゃめちゃ可愛い!

いい相棒ですね。

 

そりゃ 苦労もすごくあるでしょうけど。

この軽やかさ…!

すごい人がいっぱいいらっしゃいますね。

 

彼が推しているTシャツ、

買いたくなっちゃいました!

梅雨晴れの庭

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雨上がりの庭に

オニユリが咲きはじめました。

 

 

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ただでさえ 重ための頭、

たっぷり雨露を含んで

ほぼ最敬礼状態になっているのを

よっこらしょ…と起こして。

 

 

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ヘンリーくんのところには

ダークレッドのコリウス

今は植えたてで ちょっと寂しげですが、

徐々にボリュームが出てきて

遠目にも見応えが出てくるはず。 

 


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来期のために

ほんの一部を残して

アジサイを切りました。

 

しばらくは こうして

名残りを楽しみましょうか。

 

 

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ブルーベリーが 本格的に色づきはじめ…


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はしりの2粒を 早速お味見。

美味し〜い! 大粒!

 


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鮮やかなオレンジ色や赤系の花や葉に

注目が集まりがちですが

こんな可憐なコマツナギ

ひっそりと咲いています。

 

 


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これはゲンノショウコ…?

アメリカフウロかな?

(追記: 正解は「シオヤキソウ」でした!)

 

直径1㎝にも満たない 小さな花ですが

緑濃い足元の草叢でボツポツと咲いて

一服の清涼剤という趣きでございます。