Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

白と紫の競演

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次々と咲き続けるコルチカム。

淡い藤色だったのが

心なしか だんだん艶やかな紫へと変わってきました!

 

 

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ロングランで咲き続けているタマスダレ

競い合っているかのよう。

元々夢見ていた 白彼岸花とのコンビネーションは実現しなかった今回、

思いがけず 白+パープルの景色を見ることができて

幸せを感じます!

 

 

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こちらは いろいろなものに絡みついて成長しているヤブマメ。

絡みつき系の中では 花の美しさはピカイチ!

まるで日本舞踊のお衣装のような…

これは 厄介な絡みつきでも大目に見ざるを得ません。

 

 

 

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ひっそりと

サクラタデも 楚々とした花をつけていました。

一見 見落とされそうな こんな存在が

葉守の庭を下支えしてくれているんだと思うと

その健気さが愛おしいです。

 

 

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こちらは

秋の風情を感じさせるホトトギス

花びらを観察すると

白〜パープルのグラデーションがとっても繊細で

不思議な形の蕊とともに

この造形美は見飽きません…!

 

 


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さて…

白、パープル系ばかりがもてはやされる風潮に

ひとり物申しているようなコリウス

 

夏からずっと頑張ってきましたが、

夏には夏の、秋には秋の、

その時々のスパイス・カラーという役割を担ってくれています。

 

まもなくお役御免となる一年草コリウスですが

いま秋の風を受け

一段とダークな赤となって

頼もしく庭の要で居てくれているのです。

 

これまた健気さに泣けて…

涙腺がべらぼうにもろくなってますね(笑)

(至るところで 老いるショック…!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらためて、ダリア

そごうの思い出からインスパイアされた訳でもないのですが

ダリアの魅力を改めてお知らせしたくなってきました。

 

 

↑こちらは宝塚の山合いにある「宝塚ダリア園」さん。

(最初の方はあまり関係ない観光案内なので

0:20ぐらいからどうぞ。)

 

11/4(月・祝)まで秋季開園中で、

10/19(土)・20(日)には「ダリアまつり」が開催されるのだとか。

有料になりますが

好きなダリアを摘み取ることもできるという夢のようなナーサリーです↓

http://dahlia-takarazuka.jp/

 

ただ摘み取るだけではなく

庭に仲間入りさせたい品種があれば

ぜひメモしておきましょう。

 

球根植えつけは春、桜の咲く頃。

だいたい2月ぐらいから売り出されますが

お気に入りの球根を見つけるには

↓こちらのショップなど 品揃えが良さそう。

https://www.agsfan.com/shop/products/list?category_id=38

 

改良が繰り返され

大輪・中輪・小輪、また花弁の数の寡多、

見事な色のバリエーションなど

眼を見張るものが様々にあるダリアですが、

ブロンズ色など 葉色に見どころがある品種もいろいろ出てきていて

おしゃれ度も非常に高まっているのです。

 

極端な大輪は

庭の構成上 採用が難しいと思いますが

然るべき品種を選べば

庭景色にもとても馴染むダリア。

 

今から 選択眼を肥やしておくのが

オススメというものです。

 

 

 

コルチカムが咲きました。

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彼岸花が咲き終わって

老いさらばえてしまったように見える地上部を

すべて刈り取り 

スッキリはしたもののやや寂しくなった庭に

淡い藤色のニューフェイスが登場!

 

 

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イヌサフラン科(またはユリ科)のコルチカムです。

科名にもあるように 別名はイヌサフラン

また オータム・クロッカスとも呼ばれるこの花、

本来は

白い彼岸花と同じ頃に咲くと美しいだろうなぁ…と考えて

球根を仕込んでおいたもの。

 

植えて最初の年なので

例年より一週遅れた彼岸花より

さらに遅れた開花となってしまったのか…

 

来年から同時期に咲いてくれたら

どんなにか綺麗なハーモニーを奏でてくれることでしょうか。

透明感のある花弁が本当に素敵。

 

 

里庭に咲いてくれる真正「サフラン」との見分けかたは

サフランにはある 特徴的な長い朱赤の雌しべがないこと。

 

このコルチカム、

有毒なので ゆめゆめ食したりしないよう

お気をつけくださいまし。

 

 

 

 

 

 

「神戸文化祭」情報

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前に参加表明した旨のみお伝えしていた、

11/2(土)〜17(日)(←あくまで全体の日程です)に開催される「神戸文化祭」。

 

各々の催しを詳細に紹介してくれているサイトができています↓

https://kobebunkasai.club/2019/

 

わー、どれも楽しそう!

時間と体力のタガを外して あれこれ参加してみたいなぁ….

まあ 全部は無理だと思いますので

アンテナが激しく反応したものをリストアップしなきゃ。

 

ちなみに 神戸市外の飛び地参加である

われらガーデンアトリエ葉守は

最後から二番目に掲載。

一応 前日までの予約制となっておりますので

ご希望の方はお手数ですが よろしくお願いします。

 

そのほかの方々の催しにつきましては

それぞれのルールがあったりなかったりしますので

各々の記事をご確認くださいまし。

 

 

 

Petersham Nurseries in 梅田

10/9(水)〜15(火) 梅田の阪急百貨店で開催される「英国フェア2019」に

あのPetersham Nurseries もやってくるんだとか。

(と言っても ティールーム関係が主ですが。)

 

ずいぶん前になりますが 

われわれが訪問した時のお店の様子はこんな感じ↓

http://littleacorns.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-e2c5.html

 

ケーキとか 素朴過ぎやしないか、

ちょっと心配。

 

時間が取れるか微妙なところですが

もし行けたら覗いてみたいなぁ。

 

いつもながら 王道で華やかな梅田阪急。

これに対して 先月末(つい三日前)

その歴史を閉じた神戸そごう…

…あはれなり。

 

そごうには

いつからか 張りぼてっぽいペカペカ感を感じずにはいられなかったけれど、

それでも子供の頃からワクワクさせてもらった思い出はいろいろ。

ダリアの花のマークとか

マスコットのダリアちゃんとか

外商員の濃いピンク色のクルマとか…

そごう運送なんてのもあったような なかったような…

記憶自体 曖昧だし、

もしかして全てマボロシだったのかな…⁈

 

ワンマン社長の放漫経営でも

とりあえず成り立っていたのか、その頃は。

モノ自体、買い物行為自体に

夢があった時代なのでしょうね…

 

ちなみに 神戸そごうは

神戸阪急に生まれ変わるとのこと。

阪神電車って思いきり大書してあるビルだから

パッと見、わけわからんことになりそうな(笑)

ま、今や阪急阪神グループになってしまった訳で

違和感を感じてる方が時代錯誤なんでしょうね。

(村上ファンドを恨みます…)

 

その中身に関しては、

準備の日にちの少ないなか

居抜き状態のフロアもあるのかしら?

いや、阪急はそごうほどゆるく無いと思うので

そのうちビシビシ鍛え上げられた構成に変わるのでしょうね。

 

バイイングの目利きとエディットの巧みな阪急さん、

いついつまでも頑張ってくださーい!

 

ひとまず

英国フェア@梅田阪急での

Petersham Nurseries の健闘を祈ります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

三日間の彼岸花オープンガーデンを終え

片付けながらの秋風が心地よい…と言いたいところですが

今日も蒸し暑さが続いております。

 

今回お越しくださったみなさま、

お忙しい中 どうもありがとうございました。

 

ご都合がつかなかったみなさま

そして

情報が行き渡らなかったみなさま、

当方の準備が至らなかったのも一因だと思いますので

誠に申し訳ありませんでした。

 

 

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西日を浴びて

ちょっとまばゆいぐらいの白彼岸花

 

本来なら 秋分の日前後に咲くはずが

一週ほど遅れたのも偶然。

 

大した準備を今年はせずに臨んだため

日程変更が可能だったのも偶然。

 

たまたま この道を通った方が

覗いてくださったのも偶然。

 

先週なら行けたのに…という方が

他の大切な用事を逃さずに済んだのも偶然。

(またいつかお越しいただける偶然も きっとあるはず。)

 

どこかしらの繋がりがある方々が

たまたま同じ時間に ここに居合わせたのも偶然。

 

雨雲が 阪神間を覆わずに行き過ぎてくれたのも偶然。

 

いろんな偶然の積み重ねでできていた三日間でした!

 

そこには

見えざる力

(地霊、妖精、そして亡き人々の想いなどなど)

のはたらきがあることも

年々身に沁みて感じております。

 

変な人、と思われたとしても

これは揺るぎない真実…

 

自然観察を突き詰めると

非科学的にならざるを得ない局面がある…

そんな気がする今日この頃です。

 

 

 

 

最終日。

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天気予報を信じない心

そして

あきらめない心が

この三日間の

ガーデン日和を運んで来てくれたのを実感します。

 


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花期が比較的長く

(…というか次々と咲いてくれる)彼岸花

今日がピークと思われます。

 

一部は 衰退期に入ってきたものの、

群生の花の白さは

一段と際立ってまいりました。

 


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このガーデンチェア、

2脚のうち1脚が傷んでいて

ご迷惑をお掛けしておりましたが

昨日修理してもらい

お二人で腰掛けていただけるように復旧。

 

蔑ろにしていたお詫びに

キリム・クッションの赤みを添えてみました。

 

 


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里庭でわずかに咲いていた赤い彼岸花

一輪挿しに生けて。

鈴木ちづさんの「野葡萄と青つづら藤」の絵との競演です。

 


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シックな赤い葉が 長い間

ボリューミーな彩りとなってくれているコリウス

秋には秋の存在感を示してくれる

頼りになる植物です。

 

 

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あまりのお天気の良さに

しまい込んでいたパラソルも再登板。

思いもよらない展開となりました。

 

その他 

実はアドリブで

あちこちにマイナーチェンジが加わっていた三日間でした。

 

いつもそうですが、

だんだんとディテールが改善されて

得心がいく設えになったかな?

…と思える頃に 終わってしまいますね。

 

(ここはこうした方が…

というのを延々とやっていて、

もしずっと密着取材をされたら

呆れられそうなぐらい)

 

 

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本日午後5時閉場でございます。