近くの神社で夕方から行われる「とんど」に先駆けて、
お正月の注連飾りなど
焚き上げていただきたいものを納めに行ってまいりました。
ここは駅から徒歩30秒の立地ながら
境内(社殿の裏手)には
ほぼ原生林の如き 常緑広葉樹林が広がっていて、
何かしら近づき難いような
昼なお暗きミステリアス・ゾーンもかなり内包しています。
本殿前のすっきり明るい広場では
すでに集まって来ているお飾りや破魔矢などが
組んだ青竹のまわりに。
すぐ近くでは
刻々と持ち込まれて増えていく焚き上げ対象物を
一生懸命仕分けしてくれています。
夕方の点火に立ち会えないのが残念!
↑とんどのイメージ画像
(「野鳥撮り趣味の動画」さんによる写真ACからの写真です。)
夕方からはあいにくの雨模様になった当地ですが
今夜は遅くまで
このとんどの火を燃やし続けておられるとのこと。
とんど(左義長)は
注連飾りや門松を憑代として
お迎えした歳神さまを
炎とともに見送ろうという習わしなのですね。
燃え尽きた灰を
門口や家のまわりに置いたり撒いたりすることで
災厄や病から守ってくれると信じられています。
パンデミックによる危機が喧伝される昨今、
悪霊退散!!…とばかりに
今こそ
日本中でこれをなすべきかもしれませんねぇ。
阪神大震災では
ほぼ全ての社殿や鳥居が倒壊してしまったこの神社。
四半世紀経った今
いろいろな感慨が湧いてまいります。
人が心に想う願いや 精神性は
容易くは破壊できないのだと…