Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

女王陛下の緑の天蓋

 

 

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昨日から

ヴァーチャルでのチェルシー・フラワーショーがスタートしておりますが、

その幕開けを飾る動画で

作庭家のアラン・ティッチマーシュさんが伝えてくれたのが

The Queen’s Green Canopy”という活動。

 

 

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来年(2022年) 即位70周年を迎える

エリザベス女王を祝って

英国民こぞって 木を植えよう!…というムーブメントです。

 


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植樹の適期は10月〜3月ということなので、

今から秋までは 何をどこに植えるか

各自ワクワク計画を練る期間なのだとか。

 

そして 10月以降 植樹が完了したあかつきには

特設サイトのマップに

ピンを打つことができるので

参加しましたよ〜!

という承認欲求も満たされる仕組み。

 

木に取り付けておく記念のプレートも

10月にはサイトから購入できるのだそーで。(←棒読み)

 


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何かといわくつきの英王室ではありますが

チャールズはともかくとして

女王陛下は今も広く敬愛の対象のようですね。

 

夫君の逝去への同情や慰めも

この活動の追い風となりそうな感じ。

 

女王陛下自身は

ウィンザー城の敷地内に

この3月 オークの木を植樹されています。

(画像はそのときの様子↑)

 

プリンセス時代から 幾度となく

植樹のセレモニーを経験しておられるのですが

オークを植えられることがとても多かったようで

さすが、英国らしいなぁ…と思います。

 

造船や建築の内装、家具などにも ことのほか好まれるオーク。

千年以上の老巨木も珍しくないそうですね。

 

スケールが大きく

ゆったりした時間が流れている気がして

下々のパンデミック(プランデミック)騒ぎとは

激しく隔絶の感あり。

いろいろ総合して考えると、

さもありなん…と妙に納得しちゃいますね。

 

https://queensgreencanopy.org/

(使用画像は↑こちらのサイトから拝借しました。)

 

ヴァーチャル・チェルシーへは

https://www.rhs.org.uk/shows-events/virtual-chelsea/get-out-and-garden

からどうぞ!

 

9月に開催延期となっている実際のショーへの

出場者の意気込みなども垣間見れるのが

なかなか興味深いところです。