Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

Wild Is The Wind

1976年のアルバムSTATIONTOSTATION収録のこの曲を

1981年のコンピレーションアルバムCHANGESTWOBOWIEに再録する折に作られたPV。

発表から40年経っても、

色褪せるどころか

琴線触れまくりではございませんか。

 

元々は1957年の同名映画の主題歌として

ジョニー・マティスが歌った曲を

その後ニーナ・シモンがカヴァーして評判になり、

ボウイはそれをとてもリスペクトしていたといいます。

 

ジョニー・マティスのオリジナルは

そりゃスムーズでメロウでお上手なのですが

(「メロウ」は死語過ぎて 逆に新鮮⁉︎)、

ニーナ・シモンはその10倍、

ボウイはさらにその10倍、

エモーショナル (俗に言う「エモい」ってやつ!)だと 私は思います!!

 

この曲の印象的なフレーズに

Like the leaf clings to the tree,
Oh, my darling, cling to me

というのがありまして…

秋〜冬に樹木を見上げる際に

頭のなかに流れてくる訳なのです。

 

そう、こういう姿を見るたびに…↓

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しがみついてますね〜

 


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ヤマコウバシは

この状態になってから 相当頑張ってます。

 

 

そして

やがて こんな感じに地面に舞い落ち…↓
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あげく

デッキやアカプルコチェアに刺さってたのには

笑わされました…!

 

 

上空はすっきり晴れ晴れ。
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明るくなった樹下では

サンキャッチャーがキラキラ☆


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スイセン‘ペーパーホワイト'の白さも際立ちます。

 

 

曲の話に戻ると、

ジョニー・マティス

With your kiss the world beginsと歌っているのに対し

ボウイは

With your kiss my life beginsと歌っています。

 

ニーナ・シモンがそう変えていたので

それにならったのですね。

こういうディテールに 神は宿るのだな…

 

You touch me,
I hear the sound of mandolins

という歌詞も

ボウイが歌うことで

深遠で普遍的なyouに聴こえてくるではありませんか。

(こういう考え方・感じ方へのヒントを与えてくれた

岩谷宏さん@初期ロッキングオン には

心からありがとうと申し上げたいです。)

 

この当時 

いや、ずっとそうかもしれないけれど

ボウイは聴き手と確実に繋がろうとしていたという気がし、

インターネットの黎明期にいち早く

BOWIENETを立ち上げたのも

インタラクティブな在り様を求めてのことだと推察できます。

 

到来した「風の時代」に

もうこの世を卒業した彼のこの曲を改めて聴くのは

ちょいと乙で意義深いことですね。

 

(風の時代についてはこちらなどご参照ください↓)

https://mi-mollet.com/articles/-/27093