Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

「あなた」の不在(*追記あり!)

本日日付が変わると同時に公開されたMV。

舞台は

先日の「異邦人」と同じメルパルクホールの吹き抜け空間。

 

この曲(オリジナル)の世界観は

今聞くと幼いステレオタイプそのもので

それ以上でも以下でもなかったと思えるのですが

(上から目線ですみません…好きな曲ではあるのです。)、

 

ここまでの高みに持っていった宮本浩次小林武史の表現!

そして、児玉監督の視点。

 

終始無人のピアノが際立たせるのは

「あなた」の不在と寂寥感。

切なくも美しい、傑作じゃないでしょうか。

 

 

(*追記)

怒涛のプロモーション活動の一環として

あさイチ」出演時

お母さんとお兄さんと幼き日の宮本浩次自身をお父さんが撮影した写真を一葉

(特に依頼された訳でもない感じで)

スタジオで披露していましたが、

わりとサラッと流され スルー気味でした。

(先日 「雑な扱いだったんじゃないか」と書いたのは

その点についてでありました。)

 

この曲に限らず 全てではないにしろ、

今回のアルバムでは

「母がよく口ずさんでいた」という歌が多いと

ご本人がおっしゃっておられます。

 

ということは

この曲に登場する幸せな家族像

とりわけ「坊や」には

自分とお兄さんの姿を

お母さんは投影して口ずさんでいたのではないかと 

大人になった宮本浩次が回顧している。

…と いちリスナーが想像している(笑)

 

「泣けて仕方がない」というのは

今回の女唄全般に向けて言及しているようでいて

お母さんへの思慕がそこには隠しきれず存在しているのではないでしょうか。

なんと純粋なお方…!!

 

 

さて

このMVにおいても

スタイリッシュな空間の要素として

床面のカーペットが印象的ですが、

歌詞に登場する「ブルーのじゅうたん敷き詰めて」というくだり。

 

そう 

昭和48年当時、

カーペットを敷き詰める行為が

非常に流行っており

ご多分にもれず わが家も家中に敷き詰めておりました。

(今思えば、とかく流行りに乗ってしまいがちな家族でした…)

 

防音効果を高めたフローリング材開発前夜。

夏はサラリと、冬は暖かく、

そして防音効果もバッチリな

カーペット敷き詰めライフはかなり快適だった記憶があります。

 

フローリングだと否応なくふわふわ漂ってしまう埃が舞い上がることもなく、

掃除機をかけて 遊び毛を埃とともに吸い取ってしまうのが

実は衛生面でも優れていたのでは…?

(←あくまで個人の感想です)

 

いまどきのパワフルな掃除機と組み合わせれば、

カーペット敷き詰め(ウール推奨)が最強なんじゃないかと

思わないではありません。