葉守の玄関を入って左手の窓に
外の黄葉のシルエットが明るく灯って、
この季節だけの
ひそかな愉しみとなっています!
レトロなすりガラス(というか凹凸ガラス)のこの窓。
左側はいつからか開かなくなって久しいので
右側を開けてみると…
黄葉が美しいジューンベリーと
手前には 常緑のテンダイウヤク。
すりガラス越しの方がドラマティックだったかな…(笑)
外に出て 見上げてみたジューンベリー。
青空とのコントラストが秀逸!
ナツハゼの紅色は ますます鮮やか。
(偽)ドア付近のツタが綺麗だな…
と近寄ってみると
日照バッチリの(偽)屋根上に、
更に美しい紅葉発見!
PAW PAW TREEの黄葉は
ひときわ目を惹く存在ですが、
葉柄の付け根の離層は既に出来上がっているらしく、
少しの風でもあっけなく散ってしまいがち。
(既に 上の方は無くなってますね。)
紅葉・黄葉は
「老化」のメカニズムだと改めて聞かされると
それに魅かれるのも なんか納得…。
(老境に手が届くお年頃に近づきつつある
われわれですから)
だとしても
陽の光を透かして 見上げる、
やがて老いて去り行く葉っぱたちの いまわの際。
なんと活力に満ちて 美しく心を打つことでしょうか。
付記:
この辺りは文教地区・風致地区のため
樹木が大変豊かであり
樹木の与えてくれる恩恵を解する住人がマジョリティを占める訳ですが、
地域によっては 落ち葉が目の敵にされるところも多いようで…
落ち葉掃除、
確かにキリがないとは思いますが
人間修養にはとてもいいんですけどね…
植物・樹木無くしては
絶対成り立たない地球の環境。
本来なら 降り積もった落ち葉が朽ちて
土地を肥沃に肥やしていくという
完全無欠なサイクルがあるのにも関わらず、
人間の勝手で 地面を舗装したり
そこに降ってくる落ち葉を
勝手な美意識で掃き清めさせてもらったり
している訳ですよね。
この振る舞いのどこに
落ち葉に対して文句を言う正当な資格があろうか!?
…なんて ふと思わずにいられません。