Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

wither and fadeの美(追記あり)

残暑お見舞い申し上げます。

(文字通りの「残暑」となるよう

この酷暑が早く収束に向かってくれるとよいのですが…)

 

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緑陰のなかに

元気な明るさをもたらしてくれているのは

ルドベキア‘タカオ’の一群。

もりもりと大株に成長し続けています。

 


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咲き終わりのヒメアジサイ

半分ぐらいは花後に剪定しましたが、

残したものもあり

今 こんな感じの「微妙色」に変化してきています。

なんとも言えない  素敵なニュアンス。

 

 

 


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同様に残して

楽しませてもらっているアジサイアナベル’。

緑→白→緑の変遷を経たグリーンボールが

晩夏の庭に映えますね。

 


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アプローチ脇のヤマアジサイ‘海峡’には

侘び寂びの気配。

 

 


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鉢庭にも植え込んでいる‘海峡’。

衰えていきつつ放っている

紅色の残り具合が鮮やかです。

 


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しおれたり 色褪せたりしていく過程すら

儚くも美しい…

 

 


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中には 枝が折れてしまったものもあったり

また 強い日差しがたまたま当たる場所だったりすると

このように 枯れ枯れ状態になっているのですが、

一連の「微妙色」のものとの違いは

やはり 水分供給の有無なのだなぁ、と思います。

 

こんな あえかな美しさを生むのは

偶然の積み重ねである

絶妙な環境バランスによるところが大きいのですね。

 

 


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対するノリウツギ‘ライムライト’は

引きつづき絶好調。

こちらはピチピチの魅力。

 

知久寿焼「月がみてたよ」

♪ぴちぴちの頃も しわしわになってからも〜♪

という一節が沁みます。身につまされます。

(注:  3:48ごろ)

 

 

盛者必衰。

生者必滅。

 

自分たちこそ そうなのだから

限りあるいのちを愛でて過ごしたいと思うのでしょうね。

 

 

(追記)

今回の記事タイトルですが、

無論 Roxy Musicの Just Like Youの歌詞から想起したものであります。

 

1973年のアルバムStrandedを

後追いで1976年頃に入手して聴いた曲ですから

かれこれ43年前…(嘘でしょ⁈)

 

その頃に触れたあれこれのことは

しっかりわが血肉となってるなぁ。

一字一句忘れてない。

(←いや、ほぼ というか 大体ですけどね。

しかも すごくジャンル限定。)

昨今の忘れっぽさ、覚えていられなさが

実に情け無い…