この三、四日
上空にドーム状の蓋をかぶせられたかのような、
逃げ場のないとんでもない暑さが続きましたね。
もう 涼感ドライ素材以外の服は着られない…
なんて気分になっちゃってました。
そんな捨て鉢な気持ちで巡回した里庭で、
なんと!
オミナエシがもう咲いてるではありませんか!
言わずと知れた秋の七草のひとつ。
そして 庭のあちこちで だんだん目立ってきたのが
ヤマノイモの蔓に実をつけたムカゴ。
この軸部分の赤紫色の綺麗なことといったら。
秋になると
道の駅などでも、袋詰めになって売られてたりするムカゴですが…
宝物を探すがごとく
庭を探索して 自ら採取する楽しさ。
(そこには しみじみと達成感も。)
採取量の多寡にかかわらず、
フライパンで炒り 塩をパラパラ振るだけで
乙なビールのお供になっちゃったり、
昆布・お酒・塩と共にご飯に炊き込んだり、
それはそれは
わくわくするような食材に化けるのです!
先日の 落ちた若毬栗を
なかなか拾えずに放置していたら、
イガがすっかり茶色に色変わり。
サイズもふた回りぐらい縮んじゃってます。
軽く爪先で蹴って位置をずらしたなら
そこには
ダンゴムシ諸君がうじゃうじゃたむろしているはず。
分解、ご苦労。
耳を澄ますと
蝉の鳴き声も少しずつ変わってきているような…
ニイニイゼミが徐々に姿を消し
山に近い地域では ミンミンゼミとヒグラシも鳴き始めていますね。
薄紙を剥がすように(←例えが違うか)秘めやかに
秋が 極小ポーションで
でも確実に
忍び寄って来ているのを感じます。