Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

コブシの終活、そして水温む。

関西学院へと続く「学園花通り」のソメイヨシノもほぼ満開となり モクレンやコブシ類は徐々に終盤を迎えつつあります。 葉守のコブシも 美しかった白い花びらに老いが忍び寄り、 茶色く変わって やがて散りゆくフェーズに。 駐車場と前面道路に散り敷かれる…

草の想い

ロックガーデンの傍らで ひっそり咲いていたヒメウズ。 花のサイズは5mmも無いぐらいで ミニチュア感満載! ピントを合わせるのが至難の業です。 キンポウゲ科ヒメウズ属またはオダマキ属。 確かに オダマキによく似た面持ちですね。 例によって 花びらと見…

春分の日の妖精茶会

(↑真ん中の三角マークを押すと、動画再生されます。) 占星術のマドモアゼル愛先生から 教えていただいた「妖精茶会」。 庭にいる妖精たちと仲良くなりたくて やり方のガイド冊子も先生のところから購入し、 タイミングが許すかぎり この何年か ささやかに し…

RHSの長靴

RHS(英国王立園芸協会)のロゴが ガッツリ入ったこの長靴。 実は 15年以上前に チェルシー・フラワーショーで なんとなく買ったキーリングです。 デスク周りに なーんとなく長年転がして 眺めるとはなく眺めていましたが、 これ、 あの子にちょうどいいんじゃ…

よくわかんないのですが…

試験的にInstagram始めてみました! 小ネタ集としての位置付けですかね。 基本的にオチのないものは好きじゃないので 複数の写真で オトしてまいります(笑) なので ぜひ 写真はめくってみてくださいまし。 View this post on Instagram A post shared by …

サクラ属前線

ケラスス(サクラ属)とプルヌス(スモモ属)の分類は 国や時代によって 種の範囲が異なってきたらしいですが。 欧米の方式に則って 長らくすべてプルヌスだと思っていましたが、 サクラの品種がたくさんある国にふさわしいのは ケラススの採用のようです。 詳し…

放置にも負けず

自宅の犬走りに置いたテラコッタ鉢は 限られた時間帯にしか日当たりが無いのですが… 今年も水仙「テタテート」が 見事に咲きました! もう何年になるのかわからないほど植えっぱなしで 水やりは天然の雨水のみ。 こちらも すごーく狭い(10cmないぐらい)土部…

THE SECRET GARDENのその後。

2020年からずっと日本公開を待ち続けている 映画「ザ・シークレットガーデン」。 それから全く情報が伝わって来ないなぁ… と悶々としていたのですが(笑)、 意を決して 配給元のキノフィルムさんに問い合わせをしてみました。 すると、なんと…! 今秋 キノ…

桃始笑(ももはじめてさく)

二十四節気で言えば「啓蟄」の時期にあって 今日からは その二番目の候にあたる「桃始笑」。 ももはじめてさく…と読むのだそうですが、 寒肥やりにお邪魔させていただいた とある幼稚園庭の桃の花は 春が足踏みしていたせいか まだ開花せずに こんな蕾の段階…

アネモネの処世術

春を告げる球根花の筆頭は アネモネなんじゃないでしょうか? (諸説あり) 肉眼で見ていると あまりわからないのですが、 花びらの外側は こんなに毛羽立っていたのですね。 いや 実は この花、 花びらに見えるところは「萼」であって 厳密に言うと花びらは無…

あの庭の扉を開けたとき

佐野洋子さんの同名の童話をもとに、 クラウドファンディングで資金を募り 昨年撮影された映画です。 今年の秋冬に劇場公開予定とのこと。 ある程度完成しているお庭を借りて ロケが行われたのかな、 と思ったりしていましたが ちょっと調べてみると なんと…

World Wildlife Day

昨日3月3日は 「世界野生動物の日」だったのです。 国連総会で2013年に決議された記念日なので まだ10年目ですから 知らない方も多いかと思いますが、 今こそこの理念に立ち返り 目を覚ますときなのではないでしょうか。 もちろん美辞麗句や美談の裏側には …

ふつうとは

(ふつうとは by 東京事変) 歌詞はこちら↓ 自由とは。 普通とは。 ムーンショット計画その他もろもろを さも良いことのように推し進める手合いに対しては 真逆の選択をすることだと考えずにはいられません。 ご参考: ムーンショット目標1(内閣府による発信) h…

こういう考えかたもありますよ。

結局のところ 自己責任ですよ、と しらばっくれられて 見捨てられてしまいそうなこの問題。 すべて真に受けて 今も騙され続けている方々と 渦中にあってようやく気づいた方々… 自身で知り得た情報をシェアするにあたって 鼻で嗤われたり スルーされたり はた…

まだ先の長い旅の中で

3/23に2nd.アルバム “LOVE ALL SERVE ALL"が発売される藤井風。 全てを愛し、全てに仕えよ。 そんなことを言える24歳って…! …あり得ないぐらいに素敵やん。 さて… この「旅路」の一節 “まだ先の長い旅の中で…" を耳にして 老い先短いこちとらとしては ただ…

土脉潤起(つちのしょううるおいおこる )

二十四節気で言うところの「雨水(うすい)」。 今日はその初候である 「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」の初日にあたります。 「脉」というのは血管や脈のことなので 春の雨が降り注ぎ、大地がうるおい立つ頃… という解釈が成り立ちます。 暦どおりに…

もどかしい香り

寒蘭の花が今年も咲き揃ってきました! 羽を広げて飛ぶ燕のような 特徴的な美しい姿。 特筆すべきは一年前の記事にも書いた 清楚なその香りなのですが… https://hamori.hatenablog.com/entry/2021/02/24/060837 この一週間ほど 風邪をひいてしまい 嗅覚が弱…

梅東風吹かば…

ウメ「道知辺(みちしるべ)」が かなり花を綻ばせてきました! ご近所の甲東梅林でも 紅梅から先に 見ごろを迎えている木がちらほら。 鼻の効く探梅家の方々が 早くも訪れているようです。 フクジュソウ。 次から次へと開花してくる様子は 春への希望に満ちて…

デクラス続々。

最暗闇が夜明けに転じ始めたのを感じずにいられません! ↓ Transporter(@retopsnart)さんがツイートしました: フォロワーさんが見つけた2022年1月15日付の環境農業新聞の衝撃的な記事。 https://t.co/32mJzFadG4 本庶先生の爆弾発言、なんて素晴らしい!!…

節分とは何だったのか?

これは目からウロコ! 芽の出ない炒り豆ではなく いずれ芽吹いてくる可能性がある乾燥大豆をまかなきゃ! (生豆は入手しにくいと思うので どなたかが実験して発芽した結果のある、 乾物屋さんで普通に入手可能な乾燥大豆が良いかと思います。) しかも 長年「…

Snowdrop Festival

葉守のあちこちでもちらほら咲き始めたスノードロップ。 英国のみなさんが大好きなこの花。 イベントとして成り立つぐらい 「群」として展開しているお庭がいっぱいあるようですね。 https://ngs.org.uk/find-a-garden/snowdrop-gardens/ いまはまだ移動が不…

野鳥の楽園…⁉︎

仕事の合間に立ち寄って 束の間の 葉守チェックをば… ビオラに ムクロジ下という一等地の場を譲った エリカ‘ウインターファイア’が 森庭の入り口に。 都落ちしつつもまだまだイケる⁉︎ 青空をバックに映える 甘夏と柿のコントラスト。 甘夏を目にした後に見る…

Rainbow Maker稼働中!

(↑動画再生可) 米・Kickerland社のこのおもちゃ。 ガラスへの吸盤はしっかり貼り付いてくれているので 滅多にはずれはしませんが、 人的なうっかりで何度か落としたことはあり その都度 意外な立ち直りで復活を遂げています。 (とはいえ 9年間のなんだかん…

"萌し(きざし)"の大寒

一年の中でも寒さの底となる この時期。 とはいえ 地中から地表へと洩れ現れてきた 早春への兆しがあちらこちらに…! 毎年 水栽培で楽しんだ後 地植えし続けてきたヒヤシンスが、 おずおずと恥ずかしそうに顔を覗かせ始めました。 トリテレイア(元・ブローデ…

とんど@六甲八幡神社

金曜日に行われた「とんど」。 歳神様の依代であったお正月のしめ縄や松飾りなどを焚き上げて 家内完全 無病息災 五穀豊穣などを願う、 小正月の伝統行事です。 人が集まり過ぎるのを避けて 点火時刻など詳細は公表されないままでしたが そこは 長年のお付き…

小さな暖炉のある風景

クリスマスの名残りを残したままだった 玄関の靴箱上ディスプレイを やっと模様替えできました! このミニチュア暖炉は ヤフオクで見つけたのですが、 ドールハウス用のあれこれを作っておられる 作家さんの作品です。 上部や内側には各自好きな物を置いて飾…

水泉動(しみずあたたかをふくむ)

二十四節気のひとつ「小寒」の中にあって 七十二候で言うと 今日からの五日間は「水泉動」にあたり、 "しみずあたたかをふくむ"と読むのですって。 10日先ぐらいからは「大寒」に入るので 一番寒い季節に向かっているのには違いない時期なのですが… 「そうし…

最近手に入れた本たち

まずは 先日足を運んだ「上野リチ展」の図録。 展示会場では 人が滞留するのを防ぐためか 作品毎のタイトルやキャプションなどが付けられておらず 割り振られた番号を 作品リストと付き合わせて初めて 何であるかがわかる…というスタイルだったので、 じっく…

七草ならぬ五草粥

( 本日は七草。 自宅プランターの若菜を摘んで刻み やさしいお味のお粥を作ろうと思います。 前夜のうちにお米を研ぎ 浸水させた状態で冷蔵庫に入れておきました。 お米1合に対し 水900ccぐらいが基本のようですね。 追加で差し水をするので 最終的にはテキ…

久々に京都へ

閉幕が迫ってきた「上野リチ展」@京都国立近代美術館へ えいやっ!とばかり弾丸ツアーで 行ってまいりました。 ウィーン生まれのLizziさんが 後半生を過ごした京都。 東京への巡回に先駆けて この地・この空気感の中で開催されることに 意義を感じますね。 …