晩秋〜初冬の庭に欠かせない
季節の先取り要素が ヴィオラ。
長谷川徹先生の鉢に
何種類かセレクトしたヴィオラを
コーディネートしてみました。
シックな灰釉には
盆栽的なものはもちろんとして
こんな可愛い花もしっかり受け止める度量が。
これが一番お気に入り!
印花(スタンプで模様をつける技法)の三島手です。
こちらは長谷川先生の指導のもと作った…
というか ほとんど仕上げていただいた(笑)
葉守代表による作品です。
紅葉や黄葉との取り合わせは
季節混在で不思議な様子ではありますが…
まもなく木々の葉が落ちきってしまうと
この鉢たちに
よりスポットライトが当たるようになることでしょう!
さて…
この週末 陶房展が開催されている宝塚へ
少しお邪魔してまいりました。
(会場の様子を撮影するのを
すっかり失念していまして…
雰囲気をお伝えできず 申し訳ありません。)
駅からの行き帰り
ふと目に留まったのは
すみれ模様のマンホールの蓋。
さすがは宝塚です!
汚水もOSUIと表記する
細やかな配慮!
こちらは うすい。
周囲を取り巻くのは
イングリッシュ・ブルーベルに見えてきます。
陰日向に咲くすみれ。
小ぶりヴァージョンは
よりくっきりと可愛らしい!
一旦注目し出すと
すみれ模様以外のも気になって…(笑)
こちらは仕切弁の蓋。
仕切弁とは
「給水装置の制水に使用するバルブのことで、
給水管の配管途中に設置してあります。」
とのことだそうです。
「空気弁は
水道の配管に溜まってしまう空気を排出し、
水の流れを円滑にする役割があります。」
なーんとなく 舞台の緞帳をイメージしてしまうような意匠。
なーんとなく、ですよ。
あら、これもいいデザイン!
「ある1箇所が漏水や破損しても他のルートを通っていつでも水がご家庭に行き届くようにしてあります。そこで、給水ルートを変えたりする時に水を仕切る弁が仕切弁です。」
ふむふむ。
「『消火栓』は
火事が発生したとき、消防隊員が消火活動に使用します。
消火栓にホースを接続して放水することができます。」
このデザインにも 勝手に
緞帳の影響を感じてしまう、
宝塚脳に陥っておりました…!
今回の陶房展で入手させていただいたのは
こちらの三島手の角大皿。
じーっと眺めていても
全然飽きない味わい深さがあります。
と言っても もちろん
「用の美」を兼ね備えた作品であるので、
どんなお料理を盛り付けようかを考えるのもまた楽しいのです。
素敵な作品群と
数々のきめ細やかなお心づかいを
いつも本当にありがとうございます!