二十四節気で言うと
11月7日に始まった「立冬」の
一番最後の時期にあたる今日。
明日からは 次のフェーズに移り
第二十節目の「小雪(しょうせつ)」へと進んでまいります。
自宅のささやかな庭の冬青(そよご)が
かわいい赤い実を
ふんだんにつけています。
昨年は
お客様宅のホプシー剪定枝で作るクリスマスリースに
この赤い実をアクセントに添えてみたのですが…
今年も
惜しげもなく使えそうです!
肉眼ではほぼ気付けませんでしたが
こうして見ると
ちょこちょこ小鳥たちにお味見されているのがわかりますね。
時折 賑やかな偵察の気配があった訳です。
まあ それが冬青の本来の戦略なのだから、
あるがまま なすがまま
お互いの取り分を尊重したいと思います。
今年新調したトレリスフェンスには
最早 以前と遜色ないほどに
ナツヅタが絡んで。
微妙で繊細な
渋い紅葉を見せてくれています。
みんなちがって、みんないい
(by金子みすゞ)
どちらかと言うと奥手な
ブルーベリーも
ようやく見事に色づいてきました。
おませだったジューンベリーが
既に多くが散ってしまい
残り少ない「冬紅葉」の風情なのと好対照。
そうそう、
俳句の世界では
立冬以降の紅葉を
「冬紅葉」と表現するのが正統だそうな。
こちらの冬紅葉は
紅葉した訳ではなく
夏からずっとこの色で頑張ってくれているコリウス。
冷たい空気にさらされて
更に色濃い発色を見せてくれており、
程なく引っこ抜かれる運命を知ってか知らずか
去り際の鮮やかな印象を残していくかのよう。
人もかくありたい気がします…