Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

la fièvre des cerises

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あまりに爽やかなお天気なので

散歩に出かけてみたところ、

たわわに実ったさくらんぼの木に遭遇!

 


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これはすごい…!

まだ 鳥も人も食指を伸ばしていない穴場です!

 

とはいえ、

たまたま通りすがった

人様の敷地内なので

眺めさせていただくのみ。

(あたりまえですね)

 


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思いがけず出会った、

赤い宝石がこんなにひと所に集まっている

ドリーミー過ぎる景色♪

眺めているだけで幸せな気分に…!

 


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さて一方こちらは

先日 知人からいただいた

源吉兆庵のさくらんぼのお菓子。

 

中身もとっても美味しかったのですが

この箱のキュートさにもやられて

とっていた次第です。

 


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以前

村上開進堂と中川政七商店の

素敵な空き缶に収納したスタンプ群でしたが…

 


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このさくらんぼ箱に

すべてのスタンプたちを

この上なくぴったり収納することができ、

なんだか また幸せ〜♪

 

さくらんぼ熱

いまだ冷めやらず、です。

 

 

 

 

 

さくらんぼの色づく頃

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先日のオープンガーデン時には

まだ青い状態だったにも関わらず

さくらんぼの実る頃」として大プッシュしていましたが、

ついに正真正銘 その季節がやって来ました!

 


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これぞcorail(コライユ=珊瑚)!

 

鳥たちも目ざとく見つけるでしょうから

早い者勝ちなのだけれど、

木に散りばめられているこの状態を

しばらく眺めていたい…

 


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アカシデの果穂。

ホップのような形状が美しいです。

 


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ノイバラが旺盛に伸びて、蕾もたっぷり!

にっくきチュウレンジの野郎に

吸い尽くされないよう 祈るばかり…

 


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花ひらいたオルラヤが 

初夏めいた光と風のなかで揺れています。

 


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ジギタリス

あ、いや、ディジタリス?

foxglove(キツネの手袋)という英名には

いつも微笑まされますね。

 

 

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最盛期のキエビネ

カーティス・ボタニカル・マガジンの1ページみたいに見えてきます。

 


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正面顔だとなんだかよくわかりませんが

こんな色のフリージアがひょっこり。

(その昔 先代庭主が植えられたものの復活だと思われます。)

 

これ自体はあまり好みの花ではないのですが

葉守の深ーい懐の中では許せる感じです…(笑)

 

ついに

蚊がちらほら飛び交いだした葉守。

庭でゆっくり過ごせたパラダイス期は

ひとまず終焉かなぁ…

 

季節の恵み

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思いがけず

粋人である仕事仲間が

自ら採取した春の山菜を届けてくださいました…!

 

これは…

今夜は天ぷら一択だな♪

 

 

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タラの芽

ウコギ科タラノキの新芽です。

 

スーパーなどで見かけるのは

棘のない女ダラ(メダラ)の栽培ものがほとんどなのに対し

こちらは 棘のある男ダラ(オダラ)。

 

香りが強く 野趣あふれる風味のはず!

 


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タカノツメ

同じくウコギ科の樹木の新芽。

 

いずれも 下処理まで済ませてくれているのが

泣けるポイントです。

 


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前日に葉守で摘んでいたヤマミツバも

天だねの仲間入りさせましょ…!

 

大ぶりで香り高く

いろいろないただき方で楽しませてくれるのです。

 

元を正せば

このヤマミツバも 今回の粋人から

株をいただいたのでした。

THANK YOU!!

 

 

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(↑この写真はphotoACより拝借しました)

ちょうど叔母から届いていた焼き穴子があったので

動物性蛋白の天だねとして即採用。

 

料理する方にはわかっていただけるかと思いますが

天ぷらを揚げて

熱いうちにサーヴし、

尚且つ 自身も食べる側にまわる…となると 

撮影なんぞしてる暇は全然無い(笑)

 

…という訳で

…ごちそうさまでした!!

 

本当に

ありがとうございました。

 

 

穀雨は名のみの

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本日4月20日は 

二十四節気のひとつ「穀雨」。

 

晩春の雨が田畑を潤し、

穀物の成長のためには

欠かせない恵みとなる季節なのです。

 


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とはいえ 

ここしばらくは

まとまった雨は見込め無さそうな天気予報。

 

朝夕は低めの気温となるものの

日中は25℃越えとなる日も出てくるらしく、

植物たちにとっては

穀雨」の名がうらめしくなるような

乾きに見舞われそうな予感…

 

萎れかけるものもあると思いますので

みなさまには

適宜 水やりの再開をお願いしたいところです。

 


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イレギュラーな気候が続いてはいるものの、

デルフィニュームや丁子草、


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イングリッシュブルーベルなども

元気に花開いている葉守です。

 


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陶芸家の長谷川先生にいただいた

ヤマシャクヤク


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満を持して開花!

この風情は この花にしかありません。

 


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ハイノキの花


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オルラヤ

(ピンボケですみません!)

 


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バラ‘マクミランナース’のつぼみ


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ノイバラのつぼみ

 


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ヤマツツジのこの色が

この位置に咲いてくれるのは

ちょっとした奇跡。

 


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ついでに…実家のツツジ三傑。

例年より少めではありますが

この季節の光と風に なんて似合うのでしょうか。

 

ステレオタイプなものが嫌いだった若い頃は

良さがわからなかったのですが、

しみじみツツジを愛でたい年ごろになりました(笑)

 

 
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ムクロジの足元で薙ぎ倒されている

この草の一群は…


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養分を貯めるために頑張っていた

白い彼岸花の葉。

 

役目をほぼ終えて

だんだん茶色っぽくなってくるので、

毎年GW前後には

地上部を取り去ることにしています。

 


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ジューンベリーが咲き終わった花梗には

実りの兆候がはっきりしてきました。

 

何もかも前倒しの今年、

「メイベリー」となることは間違いなさそうです(笑)

 

 

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この庭には元から居るホタルブクロですが

 


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この数年で 本当にあちこちに広がってきました。

 


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ノイバラやオルラヤの白い花、

ジューンベリーの赤い実とともに

ホタルブクロの薄紫がかったピンクで

庭がそこそこ埋め尽くされそうな勢いです…!

 

JamesとTuckが戻ってきた!!

今年になってから更新がなく

ちょっと心配していたこのコンビ。

 

以前メンタル的に落ち込んでおられた時期もあったJamesさんですから

世界のどん深闇を知って立ち直れなくなっているのでは?…と

余計な心配をしていましたが、

すべては杞憂でした(笑)

 

food  forest seasonがまたスタートしますよ!

ということで

めちゃめちゃワクワクさせてくれます♪

 

2×10材で作るキーホール型のレイズドベッド、

とてもナイスなアイデアですよね。

2×4材で天端をカバーすることで

そこに腰掛けたりもできるという仕様。

 

作業のために十分手が届くのは

奥行き2フィート(≒60cm)までという原理原則があって

長年培った栽培経験から導き出されたデザインには

やはり説得力がすごくあります。

 

既存のお庭のリニューアルをご相談いただいて

ときどき思うのは、

なんでこう構成した?

なんでこの素材を使った?

なんでこの場所にこれ植えた?

施主さまファミリーのどんなシーンを想像した?

…という疑問の数々なのです。

 

使えない、楽しめない庭空間を

適当に拵えて良しとする風潮、

なくはないと思います。

 

まあ施主さまがそれで良ければ何も言うことはありませんが

庭や植物好きの方がご家族におられるなら

プランニング段階までに

ライフスタイルや

夢や希望も洗いざらい伝えて

とことんデザイナーと話し合って計画をすすめることをおすすめします!

 

庭や外構は 最後の最後に回されて

精も魂も(そして予算も⁉︎)尽き果てた状態で検討される場合が多く

とりあえずのやっつけ仕事でお茶を濁したまま

年月が過ぎ去り…

というケースもままある気がします。

 

それはわかるけど…

わかりますけど…

庭の役割、生活にもたらしてくれる素晴らしい恩恵を

見くびっちゃいけませんぜ!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤花の候


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イメージ的には

4月後半〜5月初旬に咲きそうなフジ。

 

すべて前倒しの今年は

既にこの花もあちこちで見頃のようですが

葉守でも あでやかに咲き出しました!

 


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昨年かなり強剪定したのですが、

物置の二壁面に取り付けた格子に

(実は物置の屋根上にも!)

すくすくとまた伸びてきました。



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以前にも少し触れましたが、

その強剪定の折に 

リアル妖精さんがちょっとした秘術を施してくれていたので

花数が飛躍的に増えた気がします!

 

フジの品種としては

「野田藤」と「山藤」に大別されるとのことですが

野田藤の「野田」は大阪の野田のことだそうで…

そう、あの野田阪神の野田!

 

 

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吉野の桜、高雄の紅葉、そして 野田の藤 と

江戸時代には謳われていたとのことで

今も 福島区ではあちこちにフジの名所があるのですって。

https://www.city.osaka.lg.jp/fukushima/page/0000194121.html

 

コロナ騒ぎで

いろいろなイベントは軒並み中止の憂き目に遭っていますが、

それでも フジは咲き誇っています…!

 

時間があれば

見に行かない手はないでしょう。

 

 

 





つつがなく終了いたしました。

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オープンガーデン二日目(にして最終日)。

 

コロナ騒ぎのご時世ゆえ

いろいろ縮小しての開催で

ご案内も不十分だったことと思いますが、

周波数をたまたまキャッチしてくださったみなさまをお迎えして

幸せな時空間を共有させていただきました。

 


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この土日は

本当に爽やかなお天気に終始し、

この庭で過ごすことの至福感が増幅された気がいたします。

 


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大袈裟に言うなら

ちょっと人智を超えた差配が行われたような…

 

なにか見守ってくれている存在を感じると申しますか。

 


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自分たちで言うのも何ですが

この場所のスペシャル感は尋常じゃない…!

 

…というような感覚に

頷いていただけるあなたとは

良いお友達になれそう(笑)

 

 


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みずみずしい新緑の つやつやの照り葉感。

 


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芽吹きのいきいきした勁さ。

 


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蜘蛛の巣にさえ 気づかされる、

生と死がせめぎ合うスパーク!

 


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ヘラオモダカ復活とともに

楊貴妃メダカは活性化して泳ぎまわり。

 

 

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久しぶりに玄関に飾っていた「鉢庭」。

 

この限られた容積の中にも

春の生命感が満ち満ちておりました…!

 


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ロウヤガキの花。

 


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この萼片があるのは雌花ですね。

 

 

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ユキワリソウが今年も咲いてきて…

 


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スプリング・エフェメラルは こう見えて

じつは強く しぶとい存在なのです。

 

 


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今回いちばん驚き 感謝したいのは

ムラサキハナナが

最終日まで踏ん張って咲き続けてくれていたこと。

 

ちょっと低温な日が続いたのは、

われわれの願いを

天が聞き届けてくれたしるしと

勝手に理解しています。

 

 

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真剣な思いは現実化する…

 

口に出した願いには どこからかの助けが舞い込み

(目に見えて助けが来なくとも、流れは確実に変わっていき)

 

叶わざるを得ない…

 

そんな時代に突入したんだなぁと

結構本気で思ったりしております。

 

ありがとうございました!