Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

蝉生る

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長雨が嘘のように上がった午後

少し明るくなった外へ出てみたら

待ちかねたかのように

蝉が羽化を始めているのを発見。

 

クマゼミの雄のようです。

 


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本来なら夕方から脱皮を開始し

夜じゅうかかって羽を伸ばして

朝になる頃 飛び立っていくのですが…

 


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長雨が降り続く間 

ジリジリとこのタイミングを待っていたのでしょう。

 


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もう何十分か早く見つけていたら

オパールのような 

やや乳白色がかったウランガラスのような

ラリックの作品のような

(…しつこい…!

もうええわ!キリがないから!何なんw)

この薄く繊細な翅の

さらに得も言われぬ妙なる美しさに出会えたかと思えば、

少々残念。

 

とはいえ

今回目にした状態でも

十分に美しかった訳ですが。

 

「蝉生る(せみうまる)」という季語は

夏の始まりを告げるこの時期のためにあるのですね。

 

 

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雨風に煽られて倒れ気味になりながらも

オニユリが開花していました!

 


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ちょっと、どこ向いてますかー⁉︎

 


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まあ、倒れていない他のオニユリも 

うつむき過ぎるぐらいうつむいてますけれども。

 


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クロコスミア(モントブレッチア)の存在感は

ますます高まっていますね。

 


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例年 

 水切れで落下してしまうことの多い若栗。

 

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十分過ぎる雨で水分はたっぷりなはずなので

今日落ちていたのは

激しい雨と風の仕業だと思われます。

 

今年は密かに豊作を期待しているのだから

他の子たちは しっかりしがみついててほしいな〜

 


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まだ鮮やかさを宿している、

ほぼ唯一のガクアジサイ

褪せた者たちとの対比が際立ちます。

 

しぶとく続いた長梅雨でしたが

そろそろ梅雨明けの気配も見えてきたような。

 

各地の水害や土砂災害のニュースを聞くと

胸が痛みますが

どうかどうか心安らかな日々が

被災された方々のもとへ

一日も早く訪れますように…

 

 

 

 

 

 

 

「帰ろう」を聴きながら

(以下 歌詞)

 

あなたは夕日に溶けて

わたしは夜明に消えて

もう二度と 交わらないのなら

それが運命だね

 

あなたは灯ともして

わたしは光もとめて

怖くはない 失うものなどない

最初から何も持ってない

 

それじゃ それじゃ またね

少年の瞳は汚れ

5時の鐘は鳴り響けど もう聞こえない

 

それじゃ それじゃ まるで

全部 終わったみたいだね

大間違い 先は長い 忘れないから

 

ああ 全て忘れて帰ろう

ああ 全て流して帰ろう

あの傷は疼けど この渇き癒えねど

もうどうでもいいの 

吹き飛ばそう さわやかな風と帰ろう

やさしく降る雨と帰ろう

憎みあいの果てに何が生まれるの

わたし、わたしが先に 忘れよう

 

あなたは弱音を吐いて

わたしは未練こぼして

最後くらい 神様でいさせて

だって これじゃ人間だ

 

わたしのいない世界を

上から眺めていても

何一つ 変わらず回るから

少し背中が軽くなった

 

それじゃ それじゃ またね

国道沿い前で別れ

続く町の喧騒 後目に一人行く

 

ください ください ばっかで

何も あげられなかったね

生きてきた 意味なんか 分からないまま

 

ああ 全て与えて帰ろう

ああ 何も持たずに帰ろう

与えられるものこそ 与えられたもの

ありがとう、って胸をはろう

待ってるからさ、もう帰ろう

幸せ絶えぬ場所、帰ろう

去り際の時に 何が持っていけるの

一つ一つ 荷物 手放そう

憎み合いの果てに何が生まれるの

わたし、わたしが先に 忘れよう

 

あぁ今日からどう生きてこう

 

(作詞:藤井風   作曲:藤井風)

 

 

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湯布院から取り寄せたジャズ羊羹を

コーヒーのおともにして

まさに至福のひとときです♪

 

風さん

そして ジャズとようかんさん

丁寧に丁寧に拵えてくださって

ありがとうございます!

 

風さんはおそらく

クリスタル・チルドレンの一人だと思われるほど

波動の高さを強く感じます…!

(こちとら凡人なので

正しくは…そう感じる気がする…程度ですが)

 

汚染されきって波動の低過ぎる 

いわゆる「芸能界」なんぞに

擦り寄ったり 擦り寄られたりすることなく、

クリスタル・チルドレンの使命

(←勝手に言うてますけども…)が成就できますやうに…

 

これまで不可能だと思われていたそんなありようも

今なら割と実現できる気がする2020年の岐路に、

あなたもあなたも 

そして もちろん私たちも 立ってるんです。

 

 

 

 

 

'colorless’ garden + α

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梅雨も後期に入り

アジサイが本格的に終盤を迎えてきました。

 


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アナベルは白→ライムグリーンへ

そして

ヒメアジサイは徐々に褪せた色合いへと変化。

 


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まだ白さを残したアナベルも少しありますが

 


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そのほかのものは

両性花が咲き終わって

装飾花の色褪せがすっかり進んでいます。

 

これはこれで

まるでジャンヌ・モローのような

シックな格好良さを感じさせてくれますよね。

 


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言わば、colorlessな魅力。

(よくよく見ると、とても微妙な色残りがある訳ですが)

 

 

 


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成長のゆっくりめなアメリカリョウブもcolorless仲間。

 


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これからの存在であるノリウツギ

今はまだcolorless。

 


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なかなか熟してこないブルーベリーも

ぎりぎりcolorless。

 


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オニユリのつぼみはと言うと、

こちらはまもなくcolorlessを脱するところ。

 


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そんな中で

彩りを添えてくれている貴重な存在が

アカシデの新芽。

赤芽ソロという別名に違わず

オレンジ〜朱色の枝先が

colorlessな庭にあって

ひとり気を吐いているのです。

 

 


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中には 

ほぼ「赤」と言って差し支えないような葉もありますね。

 


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小径の脇では

コマツナギのピンクや

 


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シオヤキソウの青みがかった白が

ほんの小さな花ながら

これも貴重な「差し色」として

計り知れない効果を発揮しているのです。

 

 

遅ればせながら…

各地の豪雨災害により被災された方々に

心よりお見舞い申し上げます。

 

雨水が浸み込むべき土を

アスファルトで悉く覆い固めてしまった罪に

そろそろ誰もが気づいて

後戻りすべきときが既に来ているのではないでしょうか?

 

言の葉の庭


『言の葉の庭』 予告篇 "The Garden of Words" Trailer

2013年の新海誠監督作品「言の葉の庭」。

新宿御苑の木々が正確に描かれていたり、

雨に濡れた街の様子や

空や雲の美しさ、

雨の降りかたそのものの描写が

何とも言えず魅力的だったり

この雨の季節にぴったり過ぎる映画で

何度も見返したくなってしまいます。

 

 


言の葉の庭 ED "Rain" - 大江千里 (秦基博) The Garden of Words

偶然見つけたのですが、

この映画のエンディング曲(秦くんによる大江千里のカバー)をカバーした

この方の演奏がまた素晴らしいです。

その名は、藤井風くん!

 

オリジナル曲でデビューもされているようですね。

YouTube上にたくさんカバー曲をUPされていて 

(全部聴いたわけじゃありませんが)

どれもが心を打ちます…!

 

衣装やかぶり物、小道具

あるいは顔つきなど

それぞれの曲に合わせた趣向が大抵凝らされていて

そこにもセンスを感じずにはいられません。

(まだとても若いのに。

しかも 随分前の少年時代から投稿は始まっていて びっくり!)

 

もう素敵すぎて…

 

大ブレイクしないようなら

きっと世の中がおかしい、と思います。

 

 

 

 

甘やかな雨

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小雨と小止みを繰り返すお天気のなか

お客様宅の植栽リニューアルをさせていただき、

何とか完成後に戻ってきた葉守。

 

雨量がこんなに増えてくる前に

やりおおせられて良かった…

という安堵感と達成感で眺める雨の庭は美しいです♪

 

 

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トレイテーブルに広がる雨の波紋。

この降りじゃ、

もう外作業をきれいに納めるのは難しかったでしょう。

 

 


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白いビストロテーブルのトップには

ムクロジの花が

イレギュラーな黄色いドットのように散りばめられて。

 

ほぼ同じ数だけ実がなる?…と思うと

空恐ろしくなってきます(笑)

 

 


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水面に波紋が重なりあう池の脇に咲く

クロコスミア(モントブレッチア)。

雨景色に明るさをプラスしてくれていますね。

 

 


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そろそろ

アジサイも終盤を迎えてきた模様。

 


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微妙に色褪せてきつつある風情も

 


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なかなかに蠱惑的だったりします。

 

 


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そんな空気を読んで

次なる主役・ノリウツギ'ライムライト'が

ウォーミングアップを始めました…!

 


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里庭では

ルドベキアを背景に従えて

プケッティの雄・ダウカスダーラが咲き誇ってきました。

今年はかなり遅い進行のようで…

(旧ブログの一昨年の記事参照:

http://littleacorns.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-54f5.html  )

 

ジンジャーリリーがぐいぐい成長してくるこの季節、

ダウカスダーラぐらい抜きん出た身長がないと

なかなか脚光を浴びにくいんですよね。

 

 

 

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ヤマモモのジュース(素直に氷水で割った)を

雨の庭を見ながらいただいたりしていると、

疲労感が心地よくほどけていくのを感じます…

 

 

諸事情により

十分に水撒きができていなかった

最近施工したお庭の植物たちにも、

この慈雨は

きっとたっぷり沁み込んでいることでしょう。

 

 

雨は 優しく ありがたく

そして 時に恐ろしい……

 

停滞する梅雨前線に覆われた週末〜週明け

豪雨にはどうぞご警戒くださいませ。

 

 

 

 

 

 

Jamesさんに聞いてみよう。

葉守ホームページ の「this month’s offer」で

ブルーベリーのことをUPしたのち、

いろいろチェックしているうちに

James Prigioniさんによる

おすすめ果樹の楽しい動画を見つけました!

 

ブルーベリー、ラズベリー、ストロベリーが

育てやすい果物の

彼のイチ推し1〜3位とのこと。

(…うむうむ、同意見 同意見。)

 

導入後、早い時期から

割と簡単に収穫が望めて

とても美味しい、というのが理由です。

 

ブルーベリーは

受粉率を上げるために

できれば3種類ぐらい一緒に植えるのかコツだとか。

 

そして

やや酸性土壌に整えるのと 

根が浅いので注意すること。

 

そうそう、

3年ものぐらいの大苗を選ぶと

即戦力となるので推奨したいんだそうです。

 

ラズベリーは暴れすぎないように剪定して整える。

 

ストロベリーも根が浅いので気をつけること。

…etc.

 

…いくつかの留意点はありますが、

ゆったりとした気持ちで育てたら

きっと美味しい実りを

家族やお客さまと分かち合えるほどに

楽しめるんじゃないでしょうか?

 

Jamesさん、

ブラックベリーやカラント、ヘーゼルナッツなども

育てやすくて美味しくて 大好きなんですって。

 

大きな手のひらいっぱいに

色とりどりのベリー類を集めたJamesさんが

一気にお口に放り込む!…というのを

他の動画で拝見したのですが

どんなお味がしたんでしょうね…⁉︎

ぜひやってみたいものです。

 

ただただうらやましい

New Jerseyの気候と

ポジティブで軽やかな

彼と愛犬Tuckの日々なのでした。

 

そして…私たちも単に憧れてるだけじゃなく、

あやかりたいし、あやかります…!!

 

願った未来がたちまち具現化する。

もはやそんな時代なのだから…

 

 

 

ヤマモモのソーダ

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怪しい部分がある実は取り除きつつ

塩水と流水できれいにきれいに洗った後、

キッチンスケールで計量。

なんと1.2kgもありました!

 

ル・クルーゼ(その他琺瑯鍋なら何でも)に投入し、

水とレモン汁半個分と

砂糖(今回は梅仕事で残った氷砂糖を使用)を入れて火にかけます。

今回の砂糖の分量は果実の4分の1≒300gにしてみました。

水は実が浸るぐらいまでの適当な量でよいかと。

 

…と

アクが次から次へと沸き出してくるので

こまめに掬い取り続けます。

 

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手にするだけでも

どこかしらヤニっぽさを感じるヤマモモ。

木になる果実には

多かれ少なかれ何かしらのアクを含んでいると思いますが…

此度のアクは

掬えども掬えども尽きることがないような……

 

とはいえ

いつまでも延々とはやってられないので

そこそこで折り合いをつけることにします。

 

 

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ちょこっと味見をしたりしながら 

20〜30分煮ていきますと、

きれいな赤のシロップ漬けヤマモモが完成!

 

 

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カルピス希釈時ぐらいの分量感覚で

炭酸水で割ってみました。

(実を2〜3個沈めるもよし、別にいただくもよし。)

 

実と炭酸が反応して

ちょっとモコモコしちゃいますが

気にしない気にしない…!

(追記:

冷たいお水で割る方が 

実を口に含もうという機運が高まるかもしれません。)

 

 

 

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こんな夕焼けを見てみたいなぁ…って感じの

とっても美しいスカーレット色です。

 

ほんの短い旬を閉じ込めた甘酸っぱいお味は

何とも言えない美味しさ!

少々面倒くさい手順に割いた時間が

報われる瞬間です。