長雨が嘘のように上がった午後
少し明るくなった外へ出てみたら
待ちかねたかのように
蝉が羽化を始めているのを発見。
クマゼミの雄のようです。
本来なら夕方から脱皮を開始し
夜じゅうかかって羽を伸ばして
朝になる頃 飛び立っていくのですが…
長雨が降り続く間
ジリジリとこのタイミングを待っていたのでしょう。
もう何十分か早く見つけていたら
オパールのような
やや乳白色がかったウランガラスのような
ラリックの作品のような
(…しつこい…!
もうええわ!キリがないから!何なんw)
この薄く繊細な翅の
さらに得も言われぬ妙なる美しさに出会えたかと思えば、
少々残念。
とはいえ
今回目にした状態でも
十分に美しかった訳ですが。
「蝉生る(せみうまる)」という季語は
夏の始まりを告げるこの時期のためにあるのですね。
雨風に煽られて倒れ気味になりながらも
オニユリが開花していました!
ちょっと、どこ向いてますかー⁉︎
まあ、倒れていない他のオニユリも
うつむき過ぎるぐらいうつむいてますけれども。
クロコスミア(モントブレッチア)の存在感は
ますます高まっていますね。
例年
水切れで落下してしまうことの多い若栗。
十分過ぎる雨で水分はたっぷりなはずなので
今日落ちていたのは
激しい雨と風の仕業だと思われます。
今年は密かに豊作を期待しているのだから
他の子たちは しっかりしがみついててほしいな〜
まだ鮮やかさを宿している、
ほぼ唯一のガクアジサイ。
褪せた者たちとの対比が際立ちます。
しぶとく続いた長梅雨でしたが
そろそろ梅雨明けの気配も見えてきたような。
各地の水害や土砂災害のニュースを聞くと
胸が痛みますが
どうかどうか心安らかな日々が
被災された方々のもとへ
一日も早く訪れますように…