Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

彩りチップス

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昨日収穫したじゃがいも各種で

ポテトチップスを作ってみました。

 

皮を剥いてから 

スライサーで薄い輪切りにし

しばらく水で晒したものを並べ、

ペーパータオルで水気を拭き取ります。

 

 

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フレッシュな油で

カラッとなるまで揚げていきます。

カラフルな色が一旦淡くなる気がしましたが、

揚がりきると また色が際立ってまいりますね。

 


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シャドークイーンのみを揚げているところ。

もとの紫より一段明るい、

"スタンプ台によくある紫色"に変わっていくのが見ものです。

そして どういう訳か

一番カラリと水分が抜けて仕上がるのが

この品種だと感じました。

 


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さあ完成…!

アンデスの岩塩を振って、いただいてみました。

(塩は、お好みで何でもOK。)

 

これは美味しいです!

ビールにめちゃくちゃ合います!!

 

こうしてしまうと

品種による違いはもはや関係なく

ほとんど味の差は感じません。

 

上記の工程が多少面倒くさくても、

トライする価値は大あり。

どこにも売ってない、

畑から直行の美味しさなのですから…!

 

 

early summer harvest

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葉守サテライト・ファーム(=実家の菜園)で育ててきたじゃがいもが

そろそろ収穫の時を迎えました。

梅雨入り前に収穫するのがポイントのようです。


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慎重に 畝にスコップを入れて

地下の実りを実感する瞬間!

シャドークイーン’、なかなかの出来です。

 


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暗紫色の外皮をした、この品種。

中は綺麗なパープルなんですよ。

 

 

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ベニアカリも こんな感じの粒ぞろい!

優等生の品種ですね。

 


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'ノーザンルビー

 

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'洞爺' と 'キタアカリ'

 

当初もう一つ植えていた'インカのめざめ‘は

途中で調子が悪くなり、

ここに至るまでにリタイアしました。

(ピンポン球以下のサイズでしたが

お味としては 美味しかったです。)

 

5つの品種合わせて

バケツに山盛り6杯ほどの収穫量となりました!

 

関係者に差し上げる分をたっぷり分配してから

自宅にもなかなかの量を持ち帰り

早速少し味見してみました。

 

小粒のものを半分に割り

たっぷりめのオリーブオイルで揚げ焼きにし、

塩胡椒(うちでは「マキシマム」を愛用)を少々。

 

美味しい…!!

色とりどりなのも楽しい…!

(肝心の写真を撮るのを忘れてしまいました…)

 

保存の利くじゃがいもとはいえ

やはり「鮮度」で違いがあるんですね。

自分で野菜を育てることの

利点のひとつは、そこなんだと思います。

 


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葉守では

レモンの実がとまっているのを発見。

 


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花の数全部という訳にはいきませんが

そこそこ育っています。

うれしい!

 


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アンズの実も色づきが進んで。

これこそアプリコット・カラー、と言える日も

そう遠くはなさそう。

 

 

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先日来 不思議な花をご紹介していた

ルブスに結実が見られました。

さすがにキイチゴっぽい感じですね。

(追記: その後 食べてみたら、

文字通り かなりのキイチゴ感でした!)

 

 


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このところ

栗の花が 頻りに落ちてまいります。

「栗花落(つゆり)」…すなわち「梅雨入り」。

自然の暦や歳時記は 本当に確かですね。

 


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まるで カレハガの幼虫の大群…⁉︎

初めてここへ来た方は

ギョッとすること請け合い。

 

 

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室内には

ジューンベリーからの 緑の照り返し。

岩倉実相院の床紅葉(床青葉)を思い出します。

 


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テーブル上のアクセントに置いたのは

SIMPKINSのキャンディ缶。

オープンガーデン強行の折に

茶菓接待に換えて お配りしようかと思っていた品でございます。

(個包装なのがgood。)

 

バラ、エルダーフラワー、

イチゴ+ブラックペッパーとか

いかにも英国風のフレーバーなんですよ。

 

間もなく訪れる雨の季節。

室内から眺める庭の愉しみや

室内で庭を感じるしつらえについても

今後 お伝えしていきたいです。

 

grow our own

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自宅の2階ベランダは

冬の間荒れたまま放置されていたのですが、

五月初旬に一念発起し

6種類の野菜をプランターに植えてみました。

 

 


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夏野菜は

みるみる元気に育ってくれるのが楽しいですね!

結果が目に見えてわかりやすい、

というのは結構重要なことです。

 


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ミニトマトが赤くなってくるのも もうすぐ。

 

 


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花後に実り始めるチビきゅうりが

 

 

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あれよあれよという間に

一人前の姿に成長していくのが

なんだか眩しい…

 

 

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すっかり大きくなったところで収穫。

早速食してみると

少し甘味すら感じて とっても美味しい!!

鮮度という点ではこれ以上ない、

家庭菜園ならではの醍醐味ですね。

 


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ナスの花。

鑑賞価値も立派にあると思います。

 


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咲き終わりの萼を観察すると

ツヤツヤのナスの幼形が

しっかりできていて、感動!

 


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オクラにも 

鑑賞価値の高いクリーム色の花が咲きました。

萎んでポロッと落ちたところに

それらしき実が形成されていくのですね。

 


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シシトウ、いや ピーマンだったか…?

もう少しで判明します。

 

 

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あともう一種類は リーフレタス。

夏の間 無尽蔵とも言えるぐらい

採っても採っても、再生してきてくれることでしょう。

あぁ、なんて健気…

 

 

今回のコロナ禍の状況下で

家にいる時間が長く、

野菜を育て始めた方もとても多いのではないかと思います。

 

まあ プランターを並べた程度では

収穫高もしれているので

食糧難に備えるというほどのこともないですが。

 

野菜を育てていくうえで 

お天気の行く末を気にしたり

葉や茎のしおれ具合を日々チェックしたり

実りに一喜一憂したり

…そういう行為や気働きによって

精神的な目覚めが

少なからずあるのではないでしょうか。

 

それはそうとして…

ゆくゆくは F1種じゃなく、

固定種・在来種を育てていきたいなぁ。

 

https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/negishi28

「野口のタネ」の野口勲さんのお話を聞くと、

今の世界の事態に愕然としてしまいますが

この狂った状況に気づいて

健やかな 本来あるべき姿の野菜に

少しずつでも立ち帰る動きに加わるべきだと痛感。

 

いや、それしかないでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庭のグルーミング♪

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いろいろなものが繁ってきて

少し暑苦しさを感じるようになってきました。

 

小径も通りづらい…

…っていうか 見えない!!

 

 

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茶色に変色した花がらをつけたホタルブクロや

花が散って種をつけつつあるオルラヤが、

先日までとは打って変わって 

見苦しく思えてしまうように…

手のひら返し、申し訳ない!

 

 

 

 

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見苦しいところやバランスの悪いところに

ハサミを入れて整え始めると…

たちまち積もる、剪定枝や草の山!

 

自然の野原なら何もせずとも良いのですが、

限られた面積のこのような庭では

ガーデナーの美意識に裏打ちされた

適切なトリミングやグルーミングが

やはり必要不可欠なのです。

 

 

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油断すると蚊の猛攻に曝されてしまうので

もはや蚊取り線香は欠かせません!

 

 

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まだライムグリーンのアナベル

淡い色づきのヒメアジサイのブルーや紫。

毎年見ているくせに、常に新鮮な驚き!

 

 

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カーリメリスが今年も咲き始めました。

八重に変わる瞬間を今度こそ見届けたい!

 


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これが オルラヤの種。

葉守では こぼれ種で来年咲かせることを採用せず

実は 毎年新しい苗に更新しております。

 

アジサイの季節にこれが残っていると 

やや艶消しだと思えるので…

ガーデナーのこだわり(もしくはわがまま)です。

 


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ブルーベリーも 着々と

青みを纏ってきていますね。

 


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アメリカリョウブの蕾。

これも生けるとカッコいいので

開花が待ち遠しいです!

 

 

今日は 時間切れで 

半分ぐらいしかできませんでしたが、

手を入れると確実に

景色がみるみる良くなるので

またコツコツと(蚊と戦いながら)

暇を見て続けてまいります!

 

 

Rosaceae(バラ科)の季節

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今年も美しく咲いたセント・エセルバーガ。

2020年のこの状況を

ピーター・ビールスさんなら どう思われただろう…

と考えずにはいられません。

 


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たっぷり蓄えた花弁と芳しい香り。

ケチケチしなさんな、と語りかけているような

豊かさを具現化したような存在感に

ちょっとくたびれかけた心も癒されます。

 


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過日 桜 '一葉'のことを

「サクラ界のピエール・ド・ロンサール」なんて言っておりましたが、

そのすぐ近くにあって 

偶然にも 似た雰囲気を醸し出してくれていますね。

 

 


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こちらは 薔薇の貴公子おすすめの

ジュード・ジ・オブスキュア。

深いカップ咲きの薄アプリコット色が洒落ていて

フルーティな香りも魅惑的な品種。

 

わりと放置気味なので

今年は何輪咲いてくれるかなぁ…

 


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このところ

葉守で過ごす時間があまり取れなかったため、

ジューンベリーのピークは見逃してしまいまして…


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鳥たち(主にスズメ)に かなり献上した次第でございます。

 


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樹高が高くなり過ぎかけていたので

冬の間に 思いきって切り下げたこともあり、

もともと 今季は花も少なく 

よって 実つきも例年の半分以下だったわけで。

 

最終収穫高は これくらい。

(…我唯足るを知る。)

 


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昔ながらのイチゴたちが

草陰で おずおず躊躇いながらも

赤く色づいてまいりました!

 


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ヘビイチゴの陰にイチゴあり!

 


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秋のギンナン探しにも似て、

この辺にあったりして…?

…と探ると たいてい見つけることができるのです。

相当鼻が効く「名人技」の域に達してしまったのかもしれません(笑)

 

 

 

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本気を出せば この倍はいける!

…とも思うけれど

今日はこれぐらいにしといたろ。

(…毎年 同じギャグが口をついて出るお年頃。)

 


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あからさまにダメージのあるのは避けたつもりでも

落ち着いてよく見ると こういうのも。

 

虫は 本当に隅におけませんな〜!

 


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とりあえず洗って、戦果を確認。

「漿果(ベリー)」そのもので

たちまちグズグスになりそうな柔らかさです。

 

 

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帰宅して 

グズグスになりかけたものは

きび砂糖とレモン汁少しずつとともにサッと煮て。

 


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比較的耐えている精鋭たちは そのままで。

 


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ジューンベリーは 

またまたレンジでこの状態に加工。

 

(どうでもいいけど

この器のてんとう虫 可愛いでしょ?↑)

 


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お気に入りのウワスラのボウルに

ヨーグルト+ハーゲンダッツのバニラを入れ、

上記のベリーたちをふんだんにトッピング!

(ここにバラの花びらを散らしたら、

きっともっと完璧になるかも。)

 

この季節だけの ベリー・ベリー・パフェ。

かなり幸せです。

 

 

 

 

 

 

 

le temps des amélanchier

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葉守よりも一足先に

実家のジューンベリーが真っ赤に色づきました!

そう来ると、摘まずにはおれなくて…

 

 

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ほんの少しだけ

プレザーブスタイルのジャムに加工してみました。

 


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何回めかのご紹介となりますが…

実から軸を外しつつ

鳥につつかれた跡のあるものや

虫に齧られたものなどは除去し

きれいに洗ってからザルに上げ

重量をはかります。

 

実の重量によって お砂糖の量を決めます。

トラディショナルなジャムは「 同量」ということになっておりますが

保存が目的じゃない場合 半分とか4分の1でも 十分。

むしろ少なめの方が果実そのものの風味が生きる気がします。

今回は4分の1にしました。

 

レモン汁適量とともに 実にまぶしたら

しばらく放置。

果汁が浸み出してきたら 弱火にかけて

煮ていきます。

 

 

 

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煮汁が真紅に染まってきたら

何となく完成!

 

いろいろ気になる方は 裏漉しなさってもいいかと思いますが

種のプチプチ感も含めて楽しみたいので

わが家ではワイルドにこのままで。

 

ヨーグルトやアイスクリームに添えると

爽やかな初夏の味をお楽しみいただけますよ。

 

 

 



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葉守に戻って 庭を見渡してみると…

アジサイに少しずつ色が出てきていました!

 


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コアジサイ

軸の紫色と 花の淡い淡い藤色の 対比の妙。

 


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セアノサス‘ヘンリー・デス・フォッセ’が

先日よりもたくさん開花!

この場所にようやく慣れてきてくれたのを感じます。

 


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ブローディア

記憶では もう少し紫がかっていた気もしますが…

今年は この色。

 


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コバノズイナも 真価を発揮してきました。

 

ジューンベリーの赤い実の枝とともに

生けるとカッコいいんですよね〜。

そんな夢が叶うのも もうじき…!

 

 

 

 

 

 

オーガニックにしか光明は無い。

Virtual Chelseaのさまざまなコンテンツの中で

一番心を打たれたのがこの動画です。

(←到底 全部の動画は見れておりませんが)

 

本来 この世界は完全無欠な生態系であったのに、

余計な化学肥料を加えたり

化学薬品で虫を殺したり…

ロクなことをしてこなかった人間への

ツケというか 報復というか

とにかく 自明の理だろ!…

という感じの悪しき結果で

ディストピアまっしぐらの今。

 

今回のウィルス騒動、

それにまつわる社会基盤の変化は

ある意味 気づきへの契機なのではなかろうか。

 

…こういう見解は 動画には特に出てきませんが、

勝手に心情を邪推してみました。(笑)

 

Tom Massyさんが

チェルシーで作る庭で使う予定だった数千ポットの大半を病院の庭に寄付したあと、

30種類ほどの植物を 自宅(事務所?)の植栽域に加えて作る

小規模ですが オーガニックなメドウ・ガーデン。

 

街中に ささやかでもwildlife corridorを作るんだ、

という心意気です。

 

考え方が素晴らしいので

当然 出来映えも素晴らしい!!

 

野趣のある植物選びのセンスや

抜け感や揺らぎを感じさせてくれるオーナメンタル・グラスを必ず取り入れる、

というデザインポリシーにも強く共感します。

 

 

サマセットにあるYeo Valley Organic Gardenで

それらの植物は育てられたとのことですが

後半に出てくる その農場と庭もオーナーさんも

本当に涙が出るほど素晴らしいです!

 

虫や鳥、その他多様な生物が居なくて

何の庭か!

何の地球か!

…ってことですよね。

 

よろしければ、ぜひご一覧あれ。