Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

Frutti di bosco

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…「森のフルーツ」をイタリア語でそう呼ぶのだそう。

 

足元に散りばめられている

ヘビイチゴの間隙に目を凝らすと

 


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先代の時代から脈々と受け継がれている

昔懐かしい小粒のイチゴ。

着実に色づきが進んでいます!

 

 


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花が散ったあとのブルーベリー。

 


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少しずつ 少しずつ…

 

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果実っぽく膨らんできました。

アントシアニンが本領発揮し出すのも もうすぐ。

 


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ジューンベリー

たまに虫に目をつけられたりしつつ、

 

 

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こちらも

日に日にベリーらしく育ってきます。

 


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日当たりのよいところでは

薄っすら赤みを帯びているものも!

 

あと一週間もすれば

梢のあちこちに

赤い宝石のような実が目立ってくるはず。

 

 


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そんな季節の楽しみに満ちた森庭では

オルラヤに負けじと ホタルブクロも花盛り!

 


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カラタネオガタマの花が

ひっそりと咲いているのも発見!

覆輪の花弁が とってもおしゃれです。

 

 

アジサイのつぼみも準備が整い、

季節は すっかり

初夏へとシフトチェンジした葉守です。

Chelsea Week 真っ只中。

 

5/18(月)〜23(土)に開催されている

web上のチェルシー・フラワーショーも

折り返し地点を過ぎました。

 

出場経験豊富なガーデンデザイナー

自らの集大成的な(リアルな)庭を紹介している中で

この石原和幸さんは

「決して完成しない庭」という

現在進行形で発展し続ける作品を見せてくださっています。

 

氏が初出場されていた2004年、

たまたまチェルシーで作品を拝見し

その当時はまだ

現地での植物や資材調達に苦労された様子なのに

「情熱の塊」という感じのポジティヴさに

胸を打たれたのを覚えています。

 

われわれよりも ちょっぴりお兄さんだと思いますが

今もすごい熱量を保ってらっしゃいますね!

負けずに頑張らなきゃ。

 

 

 

あらゆるガーデン・グッズの業者さんも妍を競うチェルシー

このScotts of Thrapstonは

素敵なサマーハウスやガゼボなどの会社です。

買う買わないはともかくとして、

夢がありますね〜。

 

庭の構造物の

木部ペイントはグレー系がカッコいいなぁ、

と改めて感じます。

それも

ブリティッシュ的な微妙なニュアンスのグレー…!

庭と引き立て合って、素敵過ぎる〜!!

 

 

YouTubeから見る分には

特にアカウント作成の必要も無いみたいですので

興味がある方は Virtual Chelseaを

今週 まだまだお楽しみくださいまし。

 

 

ムクロジの目覚め

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ほかの高木に遅れること 約ひと月半、

ムクロジに若葉が繁ってまいりました。

 

 


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最終的には各々

長さ10cmほどになる葉っぱですが

幼年期には まだ可愛らしいサイズ。

 

 


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まだ混み合い過ぎていないので

非常に清々しい状態です。

 

さすが、この庭の盟主。

力強い希望を感じさせてくれますね…!

 

 

 


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さて…先日ご紹介した

ルブス‘サンシャイン・スプレッダー’ですが

花びらが散るまでに もう一段階あるようです。

 

巾着の口が少ーしだけ緩んで

蘂がちょいと頭を覗かせる…

ナゾな生態の花ですね〜。

 

雨の葉守(その3)

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低木や下草類が ちょっとワサワサしてきて

通りにくくなってきたところも。

特に 露を含んでいるときは…

 

雨が上がったら

要所要所でトリミングしなくちゃ。

 


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オルラヤは次々と咲いてくるので

まだまだホワイトガーデンは続いていってくれそうですね…!

 


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ギボウシの青みがかった個体の間近に

よく似たブルー味の美しい葉が!

ミヤマオダマキ

こんな魅力を見せてくれるなんて 新発見。

 


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ぽっかり出現した空白地帯は

 


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光合成の大役を果たした白ヒガンバナの葉が

くたびれてきたのを刈り取った跡。

 

毎年 この状態になると 

ここに「ヒガンバナ養生中」とかなんとか

立て札を立てておきたくなる

無聊を感じます。

 

重い腰を上げて 作りますか…!

 

それか、

早く トラディスカンティアのライム葉が

繁ってきて

このあたりを覆いつくしてほしい…

 

 


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コガクウツギ

 


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ヒメアジサイ

 


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コアジサイ

紫色の軸の美しさにハッとさせられます。


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ベビー・アナベルと呼びたくなる、

なんとも可愛らしく 

そして

早くも完成度を予感させてくれる

このありよう!

 

さまざまな品種が

それぞれにスタンバイを着実に進めていて、

アジサイの季節は

もうすぐそこまで来ています…!

 

 

雨の葉守(その2)

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里庭のレモンの花が

これまでで一番たくさん咲きました!

 


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あたり一面に漂う 芳しい香り。

 


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甘夏の方にも

あまり数は多くないものの

花を咲かせた跡が見られます。

 

 


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森庭に戻って またパトロール開始。

 

コバノズイナが まもなく満開となり

一段と白く、まわりを明るく照らしてくれそう。

 

コンパクトな低木ながら、

とてもいい仕事をしてくれる 信頼できるキャストなのです。

 

 


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植えたことを忘れていたユリ ‘ロートホルン’。

ササユリに似た、可憐な風情です。

ユリにしては ちょっと早く咲いたのですね。

 

 


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ベンチまわりのノイバラ。

 


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ホワイトガーデンの準主役として頑張ってくれています。

 

 


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もう少し前が盛りだった様子。

見てあげられてなくて 申し訳ありませなんだ…!

 

 

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淡い淡いブルーが美しい

セアノサス ‘ヘンリー・デス・フォッセ’。

 


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玄関前の狛犬プランター2基の

ルブス ‘サンシャイン・スプレッダー’

(別名 ナワシロイチゴ)。

 

花弁が開ききることはなく、

可愛いピンクのきんとんみたいな

この状態が最高潮なのです。

 

葉や茎に棘があるのはわかっていましたが

よく見ると

花の顎にもチクチクの棘が。

 

過剰防衛気味にも思えるけれど、

やがて成る実を

いけすかない外敵から守るための知恵なのでしょうか。

 

病虫害に強いのも

それに依るところが大きいのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨の葉守(その1)

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久しぶりのまとまった雨。

窓に映る景色は

まさに滴るような緑・緑・緑…!

 

 


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中高木の葉が出揃って

緑量が飛躍的に増したこの庭に、

 

 


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オルラヤの白い花々が

清楚で爽やかな風情を添えてくれています。

 

アカシデの幹が 雨に濡れると

くっきり黒く見えるので、

白花との対比も鮮やか。

 

 


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冒頭の写真の背景は

ジューンベリーの群植エリアなのですが

 


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雨粒を弾く丸い葉のテクスチャーや

色づくまでの期待が高まるベリーの存在感は

まったく見飽きることがないほど

魅力に溢れています!

 

昨年までの記録を振り返ると、

ジューン(六月)を待たずして

大体五月の第3週あたりになると

赤い実が目立ってきていたので

そろそろ熟しのカウントダウンも始まりそうな気配。

 

 

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アプローチで特筆すべきは

ホタルブクロの勢力拡大…!

 


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足元に従えているのは

 


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たくさんのヘビイチゴ

 


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「オペラモーヴ」とでも呼びたいような、

五月の空気に似合う

素敵な色ではありませんか!

 

 


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少し摘んで

玄関に飾ってみることに。

 

 

 


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子供たちが 蛍を中に入れて遊んだという

細長いベル型の花弁。

 

やったことないにも関わらず

郷愁を誘われてしまいます(笑)

 

今を盛りとばかり庭に咲く花を

室内にも生けてみる…

「庭屋一如」実現への

大事な第一歩ではないかと思います。

 

 

Virtual Chelsea!

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軒並み中止となっているイベントの中でも

残念度が極めて高いと思われていたであろう、

チェルシー・フラワーショー。

 

RHS(英国王立園芸協会)からのニュースレターで

ヴァーチャル版が開催されることを知りました。

 

5/18(月)から23(土)までの6日間

最初の日はRHSメンバーズデイなので

非会員の方は19日(火)以降となります。

 

メールを受け取るアカウントの作成をする必要があるようですが、

RHSが この状況のなかで満を持して行うイベントなので

ヴァーチャルとはいえ 

きっとメリットがあり 見応えのあるものになるのではないかと思われます。

 

詳しくは

https://www.rhs.org.uk/shows-events/virtual-chelseaにて

ご確認くださいまし。