Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

ヒメコブシの花

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自宅の 道路側の狭い植栽域にある

紅花ヒメコブシが 咲きすすんできました。

 

学名はMagnolia stellataといい、

その名の通り 星がキラキラ輝いているかのような花!

 


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春の訪れを告げるモクレンの仲間うちでは

モクレンなどとともに 早めに咲くタイプ。

 

柔らかい毛の覆いから

つぼみが姿を覗かせてきました!

 


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開く直前の花弁の

ピンクのグラデーションが

とてもファビュラス!

 


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見る人をワクワクさせずにはおかない

この魅力!

 


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あでやかさと可憐さの

危ういバランス。

 


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一本の木にいろいろな段階の花があることで

美しいピンクの濃淡が一望のもとに!

 

 

 


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おお、これぞ stellata!

開ききると こんなに淡〜い色。

 

 

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別名となっている「シデコブシ」は

神社などで結界を示す「紙垂/四手(シデ)」↑に

この花弁の様子が似ていることから

名づけられたのでしょうね。

(紙垂画像は ハウス・ラボさんのサイトよりお借りしました。)

 


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やけに小さく見える花は

花弁をヒヨドリに齧られたせい。

 

なんか 彼等には

この繊細な花弁の先っちょが

おやつとして美味しいみたいで…

 


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たまに人通りがある道路ぎわなので

これでも被害は少ない方だと思われます。

 

この場所でも

以前は ほとんど齧られなかったことから

この春の 人々の外出が減ったことがうかがえたりして…

 

今年は花つきが良いため、

余裕で ヒヨドリたちにも優しい気持ちでいられます。

 

そうそう

このヒメコブシ、

樹高があまり高くならず

(普通のモクレンが10mぐらいになるとすれば

これは最大でも3m以下にしかなりません)

コンパクトな姿を維持できることから

限られたスペースにもおすすめです。

 

「紙垂」が神聖な結界を張って

魔から守ってくれる気もしないではありませんね。

 

ただし

ヒヨドリたちの来訪に寛大でいられる方に限りますが(笑)

 

 

 

反射と透過と

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うららかな好天。

葉のテクスチャーによって

様々に陽射しを浴びて

キラキラの林床。

 


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彼岸花の群植エリアでも

繁った葉が光を受けてツヤツヤ…!

 

 


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降り注ぐ陽光と

満開のサクランボの花。

花びらの透明感たるや!

 

 


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今年も庭にやってきた、

シロハラ(←渡り鳥です)目線で眺めてみると…

 

↑俯き加減の大盃スイセンと しっかり目が合って。

何という美しい透過性。

 

 


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クリスマスローズの真価を堪能するには

この目線から見るに限ります!

 

(ヘンリーくんとも目が合ってしまった…)

 


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陽光を透かす

深山オダマキの 紫の花びら。

 



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葉も花も

わりと毛羽立ったテクスチャーのツボサンゴ

こちらは

あくまで マットな光の受け止め方ですね。

 

 


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咲き進んで

頭が重たくなり過ぎたヒアシンスは

花茎を切って 花器に生けてみました。

この花の厚ぼっための質感もまた

マットそのもの。

 

 

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エントランスに植えた

ルピナス‘ピクシーデライト’

レシュノルティア

クリスマスローズ

ネモフィラ

アネモネ‘シルベストリス’。

 

西日を透過した色彩が

より鮮やかに語りかけてくる貴重な一瞬…!

 

 

庭の醍醐味は、

刻々と変わりゆく「光」を味わうことにもあるのだと思います。

 

 

 

春の気配 続々。

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葉守の森庭では

あちこちで春が発露してきました。

 

ムラサキケマン

 


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アミガサユリ(バイモ)。

 


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スノーフレーク

 


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ワスレナグサ‘ブルームッツ’。

 


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ドイツスミレ。

 


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何年か前に

水栽培ヒヤシンスを地植えしたもの。

 


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更紗木瓜(サラサボケ)を

3株追加して迎えた初めての春。

 

 

自然はこんなにも真っ当に、

精一杯 命を燃やしているというのに…

 

 

大本営発表やらフェイクニュースやらの盲信だったり

逆に 正常性バイアス真っ盛りだったり

人々の直感力の低下は嘆かわしい限り…

…と

他人事のように言って済ませる場合でもなくなってきました。

 

客観的に見て

最早 人類のこれまでの経験則では

測れない事態に突入しているのは確実。

 

その中で どう生きていくか。

あるいは 次の段階へ進むのか。

 

春の庭で考えるには苛酷過ぎるけれど

気づきのヒントは散りばめられているのかも。

 

 

 

春のやさいたち

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葉守サテライト菜園に植えた野菜の一部が

春の収穫期を迎えました。

 

まずは芽キャベツからチェック。

 


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株の根元の方

葉の付け根に隠れるようにして

コロコロとなっています!

 


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大小あるのも 愛嬌のうち。

 


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市販のものに比べると そりゃ遜色ありますが、

鮮度は抜群。

甘みの中に

ちょっぴりほろ苦さもある感じのお味と予想。

 

 


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そこそこ虫好きのしているこの子は…?

 

 


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予想を超えて

立派に育ったカリフラワー!

 

 


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デカい!

そして

ずっしりとした重み。

 


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お店で見かけるものより

余程りっぱかも。

何のお料理にしようかな。

 

 


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こちらは 春キャベツ。

巻きは甘く かなり小ぶりな出来ですが…

この色彩の素敵なこと!

 

 

 


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何度か収穫していますが

またまたしっかり成長した わさび菜!

ぴりっとした風味は

いろいろ調理に生かせて 重宝。

ちょっと塩もみしてしんなりさせるだけでも

浅漬け風で美味しかったりします。

 

 

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ちょいと収穫タイミングが遅くなってしまった白菜には

花が上がってきていました!

 

さすがはアブラナ科

それらしい花をつけるのですね。

 

慌てて収穫し、

花穂ともども 薄揚げと一緒に煮浸しにでも…

 

 

 


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畝の外の地面では

前の年に彩りとして植えていたムラサキハナナが

こぼれ種から ちっちゃな花を咲かせていました。

 

踏まれにくい とってもおチビな姿なのが

笑えるし、泣かせる…

 

 

さて…

YouTube上に

いつも参考にさせていただいている方のお話があるのですが

「自分の物差しを持つこと」というフレーズに

またもピンと来ました。

 

庭の植物や 菜園の野菜を見ていると

まさにこれが腑に落ちるというか…

 

ご興味ある方のみ 見てみてくださいまし↓

https://youtu.be/0iCA9lwhTXw

 

 

 

 

 

 

 

 

The Secret Garden

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イギリス本国では

今年のイースター期間中(4/10)に上映開始予定の

2020年版 “The  Secret Garden”。

 

 

1911年にフランシス・ホジソン・バーネットによって書かれたこの小説。

1949年、1993年、そして今回と 再三にわたって映画化されたり

BBCがテレビドラマ化したり

舞台にもなったり

と 広く愛されているわけですが、

(制約の多い 舞台での美術装置はいざ知らず)

映像化の際には 英国人の面目躍如とも言えるような

本格的に凝ったお庭を見ることができて

至福のひとときをもたらしてくれる作品となっています。

(ハリーポッターパディントンの映画プロデューサーが携わっているということもあり、

今回の作品も 見る前から太鼓判を押してしまいそう…!)

 

日本での公開に関する情報は

現時点で発表されていないようだし

今の状況では 難しいものがあるのかもしれませんが。

 

なんの憂いもなく こんな美しい映画を楽しんだり

庭での時間をゆったりと過ごしたり

そんな普通の日々のありがたさを痛いほど感じ始めているこの頃、

あらゆることへの無知と無関心と闘う必要を

改めて思います。

 

何が本当に大切なことなのか?…

深い眠りから覚めた気分で

ある意味 清々しくさえあるのです。

 

 

 

夜明けのうた、二つ。

https://youtu.be/FtyECSm-LNo

↑3/4リリース予定の

宮本浩次初のソロアルバム「宮本、独歩。」に収録されていて

2/25先行配信スタートの「夜明けのうた」。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Qj_OGCbqplU&feature=share  

↑かたや こちらは

1964年発売の岸洋子さんによる同名の曲を

椎名林檎が2011年にカバーした作品。

(東京事変名義)

 

宮本がこれを知らずに作ったとは考えにくいので

敢えての、覚悟のスタンスが感じられますね。

 

強く 優しい 真っ直ぐな声が、

今この状況の よるべない不安を

少し慰めてくれます。 感謝!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小刻み過ぎる天候変化…!(追記あり)

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上空の寒気に影響され、また寒さが戻ってきた今日。

 

ほとんど雪雲っぽい雨雲が

空全体を覆ったかと思うと…

 

 


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ほんの1分後には 雲が流れ去って

綺麗な青空が現れたり、

 


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冷たい時雨がサッと降っては 止んだり、

慌ただしい変化を遂げています。

 

 

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雨粒を受けて

この上なくみずみずしい様子のネモフィラ

 

 

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鉢庭の水仙“ tête-à-tête ”たちも

すっかり小雨に洗われて。

 

 


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日本水仙彼岸花の叢も

たっぷり露を含んで

重たげに 一方向へと倒れ気味。

 

 


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クリスマスローズについた水滴が

束の間降り注ぐ陽光にキラキラ輝いています。

 


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デッキ上の ほかのラインナップとは

世界観が違って見えるようになってきたヒアシンスは

栗の木の懐に置いた2脚のチェア・コーナーへと移動。

 

今となっては

ここの方が しっくりきますね。

 


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空も洗い流されたかのように

本来の青を取り戻し…

 

さっきまでの

今にも雪が降ってきそうな

暗い冬空とは打って変わった

綺麗な青空を背景に

十月桜の花の勢いが増しているのを感じます。

 

 

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風も強く 

刻々と移り変わるお天気に翻弄されて

外仕事は一向に捗らない訳ですが…(泣)

 

 

新型コロナウィルスの猛威は

残念ながら 日々強まっているようですね…

 

どうぞみなさま

用心のうえにもご用心を。

 

[追記]

宮本浩次ツアー「宮本、独歩。」

最初の4公演について中止の決定が下されたようで…

非常に残念ですが

悲しみのあとには笑いがあるはずさ♪

…と信じて

事態の終息と振替公演のお知らせを待つしかないでしょうね。

 

その分

アルバムを聴き込む時間が増えるということで…

ポジティブに受け止めたいと思います!