先日来 室内にあしらって
楽しませてもらっているスイセン。
日本スイセンが
里庭のベンチ周辺で
ふんだんに咲き誇り続けていて、
ちょっとやそっと摘み取ったぐらいでは
全く多勢には影響がないみたいです。
オーソドックスな一重あり、
白がちな八重咲き品種あり、
医院時代から植わっていたと思しきコレクションが
どんどん分球して
ちょっとした群落をなしているわけなのです。
ウッドデッキ上に飾った鉢植えの品種は
「テータテート」。
(…と 通常カタカナ表記され 呼び慣わされてていますが、
実のところは “ tête-à-tête ”、
つまり
head-to-headもしくはface-to-face
という名前なのですよね。)
同じ場所に並べているこちらの鉢は
先日まで蕾の状態だったのに
すっかり追いついて
いまや先行グループと妍を競うまでに。
日本スイセンが
やけに背高なせいで
無闇に折れたり 倒れたりしてしまうのに比べ、
なんと賢く コンパクトな この子たち。
身の丈に合った
花-茎-葉のバランスに 安堵します…!
お顔とお顔を寄せ合って
なにやら楽しいおしゃべりが聞こえてきそう…
ナルシストさんたちの集まりとは
あまり感じられず、
献身的に 庭景色を楽しいものにしてくれる
健気なエンターテイナーたちに思えてなりません。
花は
別に 人間のために咲くわけじゃないんだよ
という考えも ごもっともだけれど、
花を見てうれしくなる この想いや波動を
花もまた感じ取ってくれているんじゃないかと…
それは花にとっても光栄なうれしいことだろうし、
みんな そんな うれしうれしの意識で満たされていったなら
確実に流れは変わり
どんなにか この世は楽園に近づくことか。
…と妄想(笑)