歳神様は12月31日の早朝にいらっしゃるらしく、
30日のうちにお正月の飾り付けをしておかなければ
その家は神様を迎える意思なしと判断されてしまって
門前で踵を返されるのだそう。
古来より
一夜飾り(大晦日に飾り付けをする)を良しとしないのは、
そういうことらしいのです。
…ということで
30日のうちに 何とか設えることができた
葉守の玄関まわりでございます。
ドアの両脇には 根引き松の一対。
先日のNHK「趣味の園芸」朝井まかてさんのコーナーにおいても紹介されていましたが
この松飾りはやはり
雰囲気を厳粛に引き締めてくれる
ある種の結界でもあるのだろうと思います。
ドア中央に付けたのは
ヴェロニカさん作のしめ飾り。
梅の古木の寂びた風情に
生き生きとした大王松の常盤緑、
そこにナンテンの鮮やかな紅色がプラスされて
潔くモダンな表情です。
そして
稲わらをあざないし縄の力強さが
日本のDNAとでも言うべき重要なエレメント!
稲作がすべての基本だということを
誰しも心の奥底で忘れてはならないのです。
薩摩焼の甕(骨董)には
サンゴミズキとセンリョウ、
餅花をあしらった柳を合わせてみました。
全体的に ちと
赤が多くなりすぎた気もしないではありませんが、
新たな年を寿ぐめでたさ ということで…😊
みなさま
本年は大変お世話になり ありがとうございました。
お忙しいなか
当ブログもご覧くださいまして
心より感謝申し上げます。
どうぞみなさま お揃いで
良いお年をお迎えくださいませ。
来年も
何卒よろしくお願い申し上げます。