Hamori’s blog

ガーデンアトリエ葉守のひとりごとです。

収穫祭@サテライトファーム

葉守サテライトである

実家の小さな畑に 秋の実りの季節が到来!

 

f:id:Hamori:20191118091334j:image

夏野菜の後 

植えていたのは 落花生2種とサツマイモ2種。

 

放置気味の育て方なので

カラスの狼藉に耐えるのは

地中で育まれるこうした作物なのです。

 


f:id:Hamori:20191118091320j:image

落花生は

地上で咲いた花が 土に潜って実をつけるという

変わったシステムも面白くて。

 

ひと株でこんなに…!!

土寄せなどが丹念にできていたら

きっともっと成果が上がったことでしょう。

 

 

f:id:Hamori:20191118092516j:image

サツマイモもなかなかの出来栄え。

 


f:id:Hamori:20191118091340j:image

中には

大きなカブやカボチャぐらいあるサイズのものも!


f:id:Hamori:20191118091327j:image

サツマイモは

収穫後 しばらく風にあてて保存。

糖度が増して 美味しくなるのだとか。

 

イタチなどの小動物に齧られたりしないよう

日中は外に出していたものを

夕方には倉庫にしまっています。

(正確には、しまっていただいています!)

 


f:id:Hamori:20191118091324j:image

せっかくの収穫。

大地の恵みをみんなで分け合って楽しみたく、

親戚有志を招いてBBQを開催しました。

(またやるか…(笑))

 


f:id:Hamori:20191118091345j:image

サツマイモは

キッチンペーパーにくるんで水に濡らしてから

アルミホイルで包んで

焼き網の下、炭の間近に投入。

 

40分程で ホクホクあるいは ネットリ濃厚な美味しい焼き芋が完成!

さすがに 何度もやってるとコツがつかめて来ますね〜

(焼き芋画像は見飽きたかと思いますので割愛。)

 


f:id:Hamori:20191118091337j:image

↑こちらはデザートとして登場させた

シナモンバター風味を効かせた焼き林檎。

 

美しい赤色と酸味の紅玉が

やはり一番 焼き林檎向きですね♪

 

お天気も気温も最高のコンディションだった昨日。

美味しくて 楽しくて 

みんなで過ごした 幸せな3〜4時間。

 

どんな高級レストランに行くより

こういうひとときに至福を感じます!

 

 

 

 

もみぢ灯る庭

f:id:Hamori:20191114052434j:image

葉守の玄関を入って左手の窓に

外の黄葉のシルエットが明るく灯って、

この季節だけの

ひそかな愉しみとなっています!

 


f:id:Hamori:20191114052431j:image

レトロなすりガラス(というか凹凸ガラス)のこの窓。

左側はいつからか開かなくなって久しいので

右側を開けてみると…

黄葉が美しいジューンベリー

手前には 常緑のテンダイウヤク。

 

すりガラス越しの方がドラマティックだったかな…(笑)

 


f:id:Hamori:20191114052420j:image

外に出て 見上げてみたジューンベリー

青空とのコントラストが秀逸!

 


f:id:Hamori:20191114052410j:image

ナツハゼの紅色は ますます鮮やか。

 


f:id:Hamori:20191114052427j:image

(偽)ドア付近のツタが綺麗だな…

と近寄ってみると


f:id:Hamori:20191114052424j:image

日照バッチリの(偽)屋根上に、

更に美しい紅葉発見!

 


f:id:Hamori:20191114052437j:image

PAW PAW TREEの黄葉は

ひときわ目を惹く存在ですが、

 


f:id:Hamori:20191114052416j:image

葉柄の付け根の離層は既に出来上がっているらしく、

少しの風でもあっけなく散ってしまいがち。

(既に 上の方は無くなってますね。)

 


f:id:Hamori:20191114052413j:image

紅葉・黄葉は

「老化」のメカニズムだと改めて聞かされると

それに魅かれるのも なんか納得…。

(老境に手が届くお年頃に近づきつつある

われわれですから)

 

だとしても

陽の光を透かして 見上げる、

やがて老いて去り行く葉っぱたちの いまわの際。

なんと活力に満ちて 美しく心を打つことでしょうか。

 

 

付記:

この辺りは文教地区・風致地区のため

樹木が大変豊かであり

樹木の与えてくれる恩恵を解する住人がマジョリティを占める訳ですが、

地域によっては 落ち葉が目の敵にされるところも多いようで…

 

落ち葉掃除、

確かにキリがないとは思いますが

人間修養にはとてもいいんですけどね…

 

植物・樹木無くしては

絶対成り立たない地球の環境。

本来なら 降り積もった落ち葉が朽ちて

土地を肥沃に肥やしていくという

完全無欠なサイクルがあるのにも関わらず、

人間の勝手で 地面を舗装したり

そこに降ってくる落ち葉を

勝手な美意識で掃き清めさせてもらったり 

している訳ですよね。

 

この振る舞いのどこに

落ち葉に対して文句を言う正当な資格があろうか!?

…なんて ふと思わずにいられません。

 

 

 

 

「神戸文化祭 」参戦イベント完了。

f:id:Hamori:20191110212905j:image

11/9(土)・10(日)の13:00〜15:30

「神戸文化祭」の一環として実施した

"オープン・ガーデンアトリエ"。

 

ご来場くださったみなさま

お忙しいなか

また 秋を満喫する楽しい行事が目白押しのなか

他でもない葉守へ足をお運びくださいまして

どうもありがとうございました!

 

このフラッグを掲げているだけで

何やら楽しげな気配が伝わったのか、

特にお声がけしていなかったご近所の方々も

ふらっと立ち寄ってくださったりして

予期せぬうれしさがありました。

 


f:id:Hamori:20191110212832j:image

アプローチから奥を眺めるだけでも

いろいろな黄葉・紅葉の気配を感じ

ワクワクしてきます。

 

 

f:id:Hamori:20191110212828j:image

ジューンベリーの葉は

黄色から徐々に濃いオレンジへと変遷を遂げている最中。

 


f:id:Hamori:20191110212850j:image

ムクロジの葉は

相変わらず 散りくるわ…状態。

 


f:id:Hamori:20191110212913j:image

コハウチワカエデ、ウメ(「思いのまま」)、十月桜…

それぞれが それぞれのペースで

秋支度を進めようとしています。

 

 


f:id:Hamori:20191110212836j:image

ムクロジの下付近のテーブルに置いてある

ステンレスのボール型オーナメント。

 

赤瀬川原平の缶詰作品じゃないけれど

すべての外界を内包しているかのよう。

青空・大木・中木etc.が映り込んだ世界は

いつまでも覗き込んでいたくなりますね。

 

 

 


f:id:Hamori:20191110212855j:image

紅が色濃くなって

秋色アジサイは ますます魅惑的に。

 

 


f:id:Hamori:20191110212845j:image

ミツバツツジの緑色の葉のなかに 赤の兆し。

 

 


f:id:Hamori:20191110212900j:image

隣家のアオダモの色づきが 徐々に進んで。

 


f:id:Hamori:20191110212908j:image

道路側(北面)の

「里庭」にあるヤマモミジ。

ちらほら 赤みが目に飛び込んで来るようになりました。

 

f:id:Hamori:20191110223743j:image

いまだ

現役感バリバリのシュウメイギク(ピンクの八重)。

 


f:id:Hamori:20191110223732j:image

その奥へと目を転じると

ん?…ミツバツツジ

おかしな天候続きだった、しわ寄せの狂い咲きですね。

 


f:id:Hamori:20191110223738j:image

わが世の秋を謳歌するツワブキ

 


f:id:Hamori:20191110223726j:image

鮮明さを増したノコンギク

 


f:id:Hamori:20191110223722j:image

カマツカの赤い実。

 


f:id:Hamori:20191110223735j:image

ボリュームを増したキヨスミシラギク。

 


f:id:Hamori:20191110223746j:image

ネリネの白い花も咲いてきました。

 

 

ご来場の方へのおもてなしとしては

今回は WeberのBBQグリルで焼き芋を焼いて

召し上がっていただく趣向を用意。

バターと塩を添えるとグンと風味が引き立ち、

なかなか好評でした!

 

そのあたりの作業中には

写真を撮る余裕も一切なくて…(笑)

どうぞ目をつぶって、想像してみてください。

 

緑に包まれた環境で

みんなと一緒に食べると美味しかったなぁ…と

いらした方の記憶に刻まれていれば

うれしい限りです。

 

ご来場者それぞれ 思い思いに

葉守での時間を過ごしていただいた訳ですが

デッキにアウトドア用マットを敷いて寝そべってみる体験は

特に非日常の楽しさに満ちていたようです。

 

陽の光や風を感じながら

木の梢を真下から見上げる…

そんなちょっとした視点の変化がもたらしてくれる

何か根源的な幸せ。

大袈裟に言うなら 地球との一体感、ってところでしょうか。

 

日常的なあれこれから解放される

こうした時間と空間が

精神活動に与えてくれるエネルギーは

計り知れないと思うのです。

 

そして

「庭」は

そうした場を作り得る

可能性を秘めているメディウムなのだということ。

 

大上段に構えて語りたくはありませんが

日頃の活動を通じて お伝えしたいのは

まあ そのようなことなのです。

 

(巷の

うわべだけ飾られたガーデンデザインを見て

ちょっと残念に思うのは

そんな精神性の欠如から来る「空疎さ」に尽きます。)

 

 

弊社の参加パートは終了しましたが

「神戸文化祭」自体は17日(日)まで 続いていますので

ピンと来るものが見つかったら

ぜひご参加のほどを。

https://kobebunkasai.club/

 

 

アレチヌスビトハギ

マンション1階の専用庭リニューアル工事を

二日間にわたり させていただきました。

 

暑からず 寒からず、

非常に作業が捗る今日この頃。

 

とは言え

日暮れが早くなり

17時過ぎると夕闇が迫って来る感じなので、

かなり必死にならざるを得なかったです。

現場写真を撮る余裕は全然なし。

 

一定期間 放置されて

絵に描いたように草ボウボウだったスペースですから

まずは草取りが一大作業。


f:id:Hamori:20191108093211j:image

帰宅して 玄関の照明のもと自らを顧みると

上衣の袖はもちろんのこと、

ズボンの膝下中心に

アレチヌスビトハギの三角形の種が

相当数付着しててびっくり!


f:id:Hamori:20191108093159j:image

作業中ふと気づくと

手袋には びっしりこれがウロコ状に付いているので、

時折 ひとつひとつ剥がして

(そこかしこをアレチヌスビトハギ畑にしないために)

ゴミ袋にきっちり捨てるようにしているのですが

忙しい中 そればかりもしてられないので

ひどい状態になったら手袋ごと廃棄したり。

 


f:id:Hamori:20191108093202j:image

服は 念入りにチェックしてから洗濯槽へ。

ふう…やれやれ。

とんだ厄介者だぜ、と思いつつ

玄関土間の靴をちらっと見ると…

ゲゲゲ!…

靴紐中心に インナーまでも

「隙あらば攻撃」にやられちゃってます。

 

 

 

f:id:Hamori:20191108093205j:image

花はこんなに綺麗なのに…

 

 

f:id:Hamori:20191108093214j:image

この平べったい鞘状の実が簡単にバラバラになって

ひっつき虫のように

あらゆるものにくっついてくるのです。

(以上の2画像はshuさんの「ボタニックガーデン」https://www.botanic.jp/index.htmよりお借りしました。)

 

 

f:id:Hamori:20191108102218j:image

f:id:Hamori:20191108102223j:image

(画像:Wikipediaより)

アメリカセンダングサも 現場には少しあり

鉤状の突起によって こちらもあらゆるものにくっついてきます。

手袋や服を貫通して刺さってくるので

こちらの方が苦手と言えば苦手。

 

プライドをかなぐり捨てて

あんなものこんなものにくっついて、

遠くへ運ばれようとする

その根性・その戦略には 凄みさえ感じますね〜。

どうやって思いついたのか…

完成度が高過ぎる…!

 

(追記)

なるべくローメンテナンスで維持できるよう

植栽域を田の字型に厳然と区切り、

それ以外は回遊できる通路として

ウッドチップを10cm厚に敷き詰めた

今回のデザイン。

 

おかげさまで

あたりが暗くなる頃に 無事完成いたしました。

 

無策のまま放っておくと

遅かれ早かれ

雑草に庭全体を支配されてしまうのが

よくあるお決まりのコースと言えますが、

安全で人の寛げるスペースを確保し

バランスのとれた空間構成にするために

地面には

草抑えの 何らかの舗装は取り入れておく必要があるでしょう。

 

f:id:Hamori:20191109193655j:image

ウッドチップ舗装は

歩行の際に足に優しく、

見た目も自然なうえに

木の香りに癒されるという利点も。

 

天然の木材なので

長い年月をかけて 徐々に分解されていきますが、

人のライフサイクルや 住宅の耐用年数を考えるならば

フェイド具合はちょうど良い頃合いになってくるかな…という気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天賦の才

f:id:Hamori:20191105080629j:image

グランキューブ大阪

清水ミチコ氏の「ライブ2019〜音楽室〜」を見に行ってきました。

 

間近に

(いや、2階席からなので 間遠かも知れませんが)

天才を見た…!! という思い。

しかも サービス精神旺盛な。

 

人の気を悪くさせないギリギリ寸止めの毒も含みつつ…

そのあたりの塩梅は

つまるところ

その人のセンスが問われるところですね。

 

多分 同世代だと思われる氏ですが

まだまだ攻めてますね〜!

負けずに頑張らなきゃ、と心から思いました。

 

林檎ちゃんの次くらいに 尊敬します!

(一番じゃなくてゴメン。)

 

帰り道

すぐ隣のリーガロイヤルで買い物をして

ホテルのバスで大阪駅まで帰ってやろう…

と思ってたら、

さすが年齢層高めの観客。

似たような考えで大量に流れ込んでいたのには苦笑い。

 

酸いも甘いも噛み分けた推定50代オーバー、

せめてメリッサ(ホテル内フードブティック)で

パンなりとも買ってからにしてくだせえ(笑)

 

 

 

 

 

浪漫と算盤

またも ガーン‼︎と殴られたような衝撃。

そして 魂が救われる感覚…

 

何なの、この見事な世界観は⁈

辛うじて

同時代に生きられて良かったです。

 

 

 

(以下、歌詞↓)

 

主義をもって利益を成した場合は

商いが食い扶持以上の意味を宿す

義務と権利双方重んじつつ

飽く迄

両者割合は有耶無耶にしていたい

 

玄人衆素人衆皆の衆

賛否両論頂戴 

置きに行こうなんぞ野暮

新しい技毎度繰出したいです

 

苦しくとも僕には理解っている

貴方も同じ様に一人生きている

 

宇宙を因数分解したとこで

自由と孤独だけが待っているんでしょう

 

玄人で素人で労働者で生活者の侭

おもしろおかしく居させて

煩わしい役毎度請け負いたいです

 

虚しくとも 貴方を思うたび

僕は許されて行く 夢と現を結わえて

 

きっと、そう 浪漫抱えたら算盤弾いて

両極のど真中狙い撃て

お願い勇気をくれ

 

疑わしい相手なら何時だって

自分ずっと進化したいよね

 

答え合わせ 貴方を知るほど

僕は正されて行く 

捨てたものじゃない

ただ生きようと

 

(歌詞 ここまで/改行は筆者による)

 

 

それにしても

この二人、盟友過ぎる…

互いの存在が 力を与えてくれていることが伝わってまいります。

 

秋を生けてみました。

f:id:Hamori:20191102012434j:image

庭で花盛りとなっているホトトギス

長谷川徹先生の壁掛け花器に

投げ入れてみました。

 

花言葉のひとつは

「永遠の若さ」だとか…

こんなに渋い花なのに 不思議。

花期が長いことからでしょうかね。

 

庭では 膝丈ぐらいの足元で乱れ咲くホトトギス

ちょっと見下ろされるぐらいのシチュエーションに生けてみると

野にありながらも高貴な

この花の気配が

しっかり伝わってまいります。

 

直面(ひためん)の貴公子とでも呼びたい風情…

 

生けた場所がお手洗いで 

ちょっと申し訳ないのですが(笑)